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アメリカはなぜテロの標的となったのか?

どうして、アメリカはテロの標的とされているのでしょうか。 テロ対策をばんばんしているということは、 テロの恐怖があるからだと思うんですが、 どうしてアメリカはテロに狙われているのでしょうか? やっぱり、悪いことをしたからでしょうか? イスラム教に対してだったら、 イスラム教の大切な本を粗末に扱って、 イスラム教を馬鹿にしたとか。

質問者が選んだベストアンサー

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  • cse_ri2
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回答No.5

中東のイスラム過激派のアメリカに対するテロ攻撃については、質問者の方が考えるような単純な内容ではないということを、まず述べておきます。 中東におけるイスラム過激派のテロ問題については、  ○アルカイダを中心とするイスラム過激派によるアメリカへのテロ  ○イスラエルvsパレスチナの延長上で、イスラエルの肩をもつアメリカへの非難 と大きく二つに分かれますが、とりあえず前者についてだけ説明します。 まずは、アルカイダの創始者であるウサマ・ビンラディンの話から始めます。 彼はサウジアラビアの大富豪の息子ですが、いろいろあって当時アフガニスタンに侵攻していたソ連軍と戦うため、現地のゲリラ勢力に身を投じていました。 その頃は、ソ連という共通の敵がいたため、アメリカとイスラム過激派の関係は良好であり、アフガニスタンで戦う彼らのために、アメリカが武器弾薬を援助するような関係でした。 その後、ソ連がアフガニスタンから撤退し、さらに冷戦終結後、ソ連が崩壊します。 ウサマ・ビンラディンも、アフガニスタンから祖国のサウジアラビアに戻りました。 ところがその後、イラクのフセインがクウェートを占領するなど、中東において軍事力で他国を圧倒する姿勢を見せました。 中東一の金持ち国であっても、軍事力で劣るサウジアラビアは、自国の防衛のため、イラクとの国境線にアメリカ軍の基地を作ってアメリカ軍を駐留させる政策をとります。 これに激怒したのが、ウサマ・ビンラディンでした。 なぜ彼が怒ったかというと、サウジアラビアにはイスラム教の最大の聖地メッカがあるからです。 今でもそうですが、メッカにはイスラム教徒以外の人が立ち入れません。 そのメッカがあるサウジアラビアに、異教徒(キリスト教徒)のアメリカの軍隊を置くなどもっての他だということです。 しかし彼の意見は、サウジアラビア政府に受け入れられず、かえって国からを追い出される結果となります。 その頃、既にアルカイダの組織を結成していた彼はスーダンに移りますが、アメリカの圧力でスーダンも追われてアフガニスタンへと拠点を移します。 その間に、アメリカへのテロ攻撃も行っていました。 そしてアフガニスタンで本格的な軍事拠点を構えた彼は、アメリカへの最大の攻撃を計画します。 それが9.11事件であったわけです。 今までのアメリカのやり方に全く問題がないわけではありませんが、彼らが執拗にテロ攻撃を行う背景には、歴史的事情があることも加味しなくてはいけないでしょう。

wishi
質問者

お礼

よくわかりました。 ほかの回答者さんとは違って、 アメリカは翻弄されていたみたいな感じがします。 ありがとうございます。

その他の回答 (5)

  • yuhkoh
  • ベストアンサー率48% (350/723)
回答No.6

 イスラーム原理主義者にとってみて「アメリカ」という国が、彼らが忌み嫌う「近代化」「世俗主義」の象徴ともいえる存在だからでしょう。  つまり彼らの価値観と異なる価値観を有する存在は排除するという考えがある限り、現在は排除の対象がアメリカというだけであって、イギリスでも、ドイツでも、中国でも、それこそ日本でも標的にされるでしょう。  また中東の気候風土により村のそとは荒地が広がり、さらに諸民族が入り乱れているところから、「自分たち以外は赤の他人」という民族気質が形成されているのも一因かもしれません。イスラームの元、民族国家を超えて団結しようというのが、ムハンマドの布教の目的でもあったのですが、実際は思うようにはいきませんでしたから… 以下のHPの気になるキーワードを参照されればよろしいでしょう。 『軍事板常見問題』より http://mltr.e-city.tv/index02.html 「テロリズムFAQ」から http://mltr.e-city.tv/faq10.html ◆イスラーム過激原理主義関連 http://mltr.e-city.tv/faq10.html#muatassive 及び同HPより 「中近東FAQ」 http://mltr.e-city.tv/faq02.html 「USA FAQ」 http://mltr.e-city.tv/faq14.html  ただし、イスラーム過激原理主義者は「原理主義」と歌いながらも、「自分たちに都合の良い『コーラン』やイスラームの解釈・教義」を掲げているのも事実であるため、大半のムスリムは彼らを支持していない点は留意された方がいいでしょう。  まあ、身内に問題があったときに何か大きな敵を作って団結し、その敵に責任をすべてなすりつけるのは楽ですからね(苦笑)

参考URL:
http://mltr.e-city.tv/index02.html
wishi
質問者

お礼

単純にアメリカが自分の正義を押し付けているわけでないようですね。 イスラム原理主義も自分の価値観と違ったら、それを排除してしまうのですか。 アメリカも同じようなことをしているようですが。 >身内に問題があったときに何か大きな敵を作って団結し、その敵に責任をすべてなすりつけるのは楽です 今の韓国みたいなかんじですね。 ありがとうございました。

  • pyon1956
  • ベストアンサー率35% (484/1350)
回答No.4

最近出版された佐藤賢一氏の小説の一節に「アメリカは成功したオウム真理教」だというのがありました。 アメリカは「キリスト教国家」ですが、はっきりいってアメリカのキリスト教、というのはキリスト教の歴史から見ても相等にアメリカ的なもの、特殊なものであり、いわば「アメリカキリスト教」です。そういうわけでイスラム原理主義、というのが言われますけど、もともと原理主義、というものそのものがアメリカのキリスト教の一派につけられた名称です。 また、テロ、という点でもアメリカは世界各国でスパイ活動し、元首の暗殺(未遂を含む)に関与し、またキューバの旅客機乗っ取り犯をかくまい(テロ支援)などしていますし、またテロリズムというのが本来の意味(恐怖政治)ということなら、まさにアメリカの「民主化」は軍事力でアメリカの意思を押し付ける恐怖政治以外の何物でもないわけで・・・ その上あまりに自己中というかアメリカのやりかたが唯一正しい、と考えているのか、他国や他民族、あるいは異なる宗教などの習慣や感情を学ぶ気が無いのですね。(フジヤマ・ゲイシャ・ニンジャ?) あなたならバチカン宮殿にいって立ち小便しますか? アメリカ人の目の前でアメリカ国旗を焼きますか? ユダヤ人の前で「ハイル・ヒトラー」って叫んでみます? そういうことをやるなら、少なくとも挑発行為かあるいは相手に対する抗議行動なんです。喧嘩を売っているわけです。それもかなり嫌なやり口で。 で、彼らの国はアメリカより軍事力も経済力も落ちますから、抗議してもアメリカは無視できる、と感じたら・・・・ 自滅覚悟の自爆攻撃ということになるでしょう。テロといいますけど、彼らにとっては戦争行為。太平洋戦争中の日本軍の特攻と同じ意識です。正規軍で戦っても勝てないからゲリラや暗殺などを行うもので、歴史的には全く珍しいことではありません(是認する気にはなれませんが)。

wishi
質問者

お礼

元首の暗殺って、その元首の国の人の立場に建てば、 テロ行為じゃないですか。 それもきわめて悪質な。 テロ支援をしていたのなら、 北朝鮮をテロ支援国家と言う資格なんて、ないですね。 ありがとうございました。

  • Willyt
  • ベストアンサー率25% (2858/11131)
回答No.3

多分にオサマ・ビン・ラディンの偏狭な思想の影響を受けた過激派がアメリカを目の敵にしていることが影響していますが、これはアメリカという国の未熟さが遠因になっていると思われます。  アメリカは自由のために独立したという独立の理念から自由と平等を世界に広めるのが使命だと考え、歴代の大統領はこれを『誠実』に実行して来ました。ところがこれを有難迷惑と思う国や、とんでもないと思う国が出て来るのですが、アメリカは自分の尺度が正しいと信じ、間違っているのは常に相手方ということで反対する者を武力を使ってでもはね飛ばして来たのです。日本もそれでやられたわけです。  そのような行為は相手国の国民の反感を買うことになるのを全く気付いておらず、また気付いてもそれはよこしまな感情であってそんなことに配慮する必要はないという態度に出てしまうのです。この辺りがヨーロッパの海千山千の国々と違うところなのですが、それが裏目に出ているのです。建国たった200年あまりの国が超大国に上り詰めてしまい、挫折を知らないで来たこおとがそういう青い行為に走らせるのでしょうが、ベトナムで傷つき、アフガニスタンで傷つき、更にはイラクでも痛い目に遭ってだんだんアメリカの国民もその愚かさに気付き始めているようです。  しかしそれに気付いてヨーロッパの海千山千国家の仲間入りするということは世界が第一次大戦以前のマキャベリズムの世界へ舞い戻ることになり、決して好ましいことでもないのです。青いながらも自由と平等を本気で広めようとしているアメリカがその努力を続けてくれることの方がずっと人類のためにはいいことだと私は信じています。その暴走を引止める役目を果さなければならないのがイギリスであり日本であると思います。ヨーロッパ各国は自分の国さえよければということが第一目的なのです。

wishi
質問者

お礼

なるほど。 自分勝手な思想で武力行使してきたんだから、 そのつけが回ってきた、 みたいなものですか。 ありがとうございました。

  • green1957
  • ベストアンサー率32% (68/209)
回答No.2

原因を正確に書き出そうとすると、とてもじゃないけど800文字では 足りない問題だと思うので、お勧めのサイトを紹介します。 「ハシムの世界史への旅」というHPです。 トップページの「世界史ノート」の項目をクリックしてみてください。 とても参考になります。

参考URL:
http://homepage2.nifty.com/hashim/index.htm
wishi
質問者

お礼

参考になりました。 ありがとうございます。

  • wangwinf
  • ベストアンサー率21% (14/64)
回答No.1

>やっぱり、悪いことをしたからでしょうか? そんな単純なものじゃないと思いますが、 テロ起る→アメリカ、報復戦争する→過激派怒ってもっとテロ起こす→アメリカ、もっと報復する… まあ、どっちが悪いというものじゃないと思います。 悪いことはもちろんやってますけどね。 例えば、イスラム教の聖地エルサレムからイスラム教徒を 勝手に追い出してイスラム教に対立するユダヤ人を強制的に入れたり。 でも、アメリカがテロに狙われる一番の原因は、 「世界一有名で世界一傲慢で世界一軍事力が強い国が攻撃されるとスカッとする」 というある意味ひがみ根性だと思います。

wishi
質問者

お礼

やっぱり宗教的なことでしたか。 イスラム教の人からすれば、聖地から追い出されて、 そこに誰かを住まわされると、 やっぱり怒りますよね。 ありがとうございました。

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