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「テンプルちゃんの小公女」の日本語版は今はないのでしょうか?
「テンプルちゃんの小公女」は、私が小学校の時、初めて「小公女」に出会った映画でした。 その時見たものは、確かに日本語で、今も忘れられないセリフがいくつかあります。 それを見たくて仕方がないのですが、どうしても字幕のものしか見つかりません。 あのとき見たものをもう一度見ることは無理なのでしょうか? ご存じの方がいらっしゃいましたら、教えてください。
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- たなか ともゆき(@pote-nyan)
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こんにちは。 調べてみると確かにこの映画の公開時には日本語吹き替え版での上映だったようです。↓解説欄。 http://www.walkerplus.com/movie/kinejun/index.cgi?ctl=each&id=6158 別のデータ・ベースを見ると、これまでに映像ソフトはビデオ版もあったようですが、これの詳細は判りません。アイ・ヴィー・シー発売によるDVD版はすべて字幕です。アイ・ヴィー・シーが発売する以前に、フィルム版の配給元だったIP(インターナショナル・プロモーション。この会社に関してはこちらの回答で簡単に触れています http://odn.okwave.jp/kotaeru.php3?q=2360038 )が出していればその可能性はあります。ですが、アイ・ヴィー・シーからもビデオ版が出されていたとあります。 http://www.pia.co.jp/cinemaclub/syosai.jsp?movie_cd=6100364 それと思い出せば、IPは自社配給作品のビデオ化にはほとんど取り組んでいなかったような気がします。水野さんは劇場での公開を第一として、ビデオ等の映像ソフトの販売権までは買い取らなかった可能性があります。この辺はIPの配給作をある程度調べれば自ずと明らかになるでしょうが、今は時間がありませんのでここまでにします。 その後この件は検索を新たにしたところ、「若のひとりごと」と題されたページの2005年12月12日の項に、 > 「テンプルちゃんの小公女(’39)」とか「ダニーケイの検察官閣下(’49)」なんかは、まだビデオソフトが1本2万円弱くらいの時代から廉価版として出ていたお馴染みのネタです という記述がありました。元のページのURLは著作権の関係からここで紹介することが出来ません(それをやるとこの回答自体が削除されます)。 現在ソフトを出しているアイ・ヴィー・シーという会社は、著作権切れの作品を廉価で出すところとして有名です。上記の言葉から考えると、ビデオ版も当初からこの会社が出していたと想われます。 とにかく吹き替え版の著作権を持っているのはIPなのですが、既にこの会社は解散しているようです。水野さんのサイトを見ても言及はありません。 http://www.mizunoharuo.com/f_set.html またウェブを検索しても全く該当がありませんので、なんとも手の打ちようが無さそうです(以前会社が確実に存在していた時の連絡先は判りますが、今回こちらの確認はしないでおきます)。 水野さんであるならフィルムなどを廃棄してしまうことはないとは思いますが、上映権の問題が絡んできますから、これを劇場などで観ることは出来ません。ごく内輪で非商業の試写会のような催しや、或いはごく短期間だけ上映権を契約しなおしての限定的上映が絶対に無いとは言えませんが、これは期待するのは無理でしょう。 ところで調べていて気が付いたのですが、日本公開版は元のプリントから切られている部分があります。これまでに挙げたページとアメリカのデータ・ベースの上映時間の数字を比べると、 日本での劇場公開版・・・80分 本国版及びDVDまたはビデオ・・・91分 http://us.imdb.com/title/tt0031580/ となっていて、リール1巻分ほど、おそらく或るエピソードがばっさりと切られてしまったのではないかと推測できます。 どうしてこんなことになったのか、水野さんらしくないとも言えますが、真相は判りません。家族向けまたは子ども向けとして売っていたようですので、その辺りに理由があったのでしょうか。 長くなりましたが、結論としては、国内にそのプリント(上映用のフィルム)は存在しているだろうが、観ることはほとんど不可能、でしょう。
お礼
いろいろ調べて頂き、ありがとうございました。 私は、あまり映画に詳しくないので、何をどうやって調べたらよいものか、全くわかっておりませんでした。 何となくではありますが、状態が少しわかったような気がします。 でも・・・見るのはほぼ不可能・・・なんですね。ものすごく懐かしくて、英語で見ましたが、日本語のものも見たくて・・・。残念です。 ありがとうございました。