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次世代DVD
次世代DVDのブルーレイディスクとHD DVDの違い及び、それぞれの長所、短所を教えて下さい。それと詳しい人からみて今後の行方を予想してみて下さい。
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違いについてはあなたの1つ前でまったく同じ質問が出ていて回答がついているのでそちらをどうぞ。 一応、HD-DVDは1層15G、2層30G、ブルーレイは1層25G、2層50Gなのでブルーレイの方が容量は大きい事になっていますが、ブルーレイは1層でも製造にかなり苦労しているようなので、まともな2層が普及価格でいつ出てくるのかよく判りません。 映画業界では大きければ大きいほど色々なコンテンツが詰め込めるという意見と、30Gもあれば十分で、詰め込むコンテンツにコストと時間をかけるのは無駄で、旧作の場合、そもそも詰め込むコンテンツがない、という意見もあります。ディスク製造の工程的にはHD-DVDはDVDのラインを流用できる部分があり、より安価で安定した製造がしやすく、それができないブルーレイの方が不利、ということになっています。また音声フォーマット的には、ブルーレイにはオプション扱いの規格がいくつかあり、どのプレーヤーでも同じように再生できないという可能性大です。 予想ですが、VHS対ベータマックス戦争を引き合いに出し、支持企業の多いブルーレイ有利とする意見も多いですが、同様に支持企業が圧倒的に多く、カートリッジ式で取扱が簡単だったはずのVHDが、実質的にパイオニア1社だけで傷が付きやすいむき出しディスクだったレーザディスクに敗れた例もあります。レーザディスクが勝ったのは画質面の優位性ではなく業務用カラオケのおかげだったという説もあるくらいなので、キラーコンテンツやプロダクト1つで勝負が決する可能性もあります。 例えば、もしハイビジョン番組の録画需要が高まった時に、HD-DVDレコーダーは30Gなのに,ブルーレイレコーダーが25Gのままとどまっていたりすると、その時点ではHD-DVDの方が容量が大きい、ということになってしまいますし、ブルーレイのディスクに製造上の不安定さがあったりすると評判ガタ落ちでしょう。 ブルーレイが頼みの綱とするのはPS3、HD-DVDが頼みの綱とするのはインテルーマイクロソフトの支持です。PS3は高過ぎてとてもゲーム機と呼べるものではありませんから、単純に牽引役として期待できるかどうか疑問ですし、HD-DVDドライブがPCに大量に採用されるようならHD-DVDの圧勝になる可能性もあります。個人的にはプレーヤーではなくてレコーダー勝負の様な気がします。 ただし、どちらもダメという可能性もあります。 日常的に1テラ、2テラといったHDDが使えるのなら、わざわざディスクに焼かなくてもいいや、という事になるかも知れませんし、ビデオ・オン・デマンドが普及して、いつでも見られるなら何年もつか判らないディスクに焼いて手元に残す必要もないか、という事になるかも知れません。また例えば、残したい番組を預かってくれるサーバー業者による新しいサービスが出て来たら、ということも考えられます。ですから今後数年の放送と通信(ネット)の融合がどう進むかによっては、「次世代DVD? ああ、そんなのがあったけどダメだったね」という可能性もあるわけです。 VHSがかさばるからDVDに焼き直したい、という人はたくさんいますが、実際に焼いてみたDVDを棚に並べると、あの薄い背に小さい字でタイトルを書くといかに探しづらくなるかという現実に直面することになります。だったら、テレビやPCの画面上で一覧表を出したり検索してパっと再生が始まった方が楽、ということになりますね。要するに画質や技術力や容量ではなくて、利便性が全てを決めるかも知れません。
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- mackid
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書き忘れましたが、15G、30GというのはHD-DVD-Rと-ROMの規格で、-RWは1層20G、2層40Gです。ですからレコーダーレベルで見るとブルーレイの2層50Gとの差が小さくなります。
お礼
すいません。質問する前に似たような質問が無いか確認するべきでした。今後の行方はmackidさんの説明を見ると、ややHD-DVDの方が有利なのかなと思いました。でも、どちらも無くなる可能性もあるのですね。大変、勉強になりました。ありがとうございます。