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サイン
今、テレビでやってたやつですが、サッパリ理解できません。 なくなった奥さんが死の間際に暗示めいたことを言ったのが『サイン』という理解でいいのでしょうか。 本当にそんな、底の浅い映画なのですか。 シックスセンスやアンブレイカブルの監督だということで期待してたのですが、 どなたか、解説をお願いできませんか。
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私も番組見ました。映画版は観てない者です。 大学生の私の意見です。 シックスセンスの監督の作品ということで期待して見ましたが、私は今作もいい出来だと思いました。 底は全然浅くありません、考えさせられる映画でした。これは受取り方次第の映画なのかもしれません。 まずシックスセンスは視聴済みということでいいでしょうか?あの作品の出来は映画製作を行っている私も溜息がでるほど素晴らしかったです。結果は自分が死んでいるとう簡単なオチでしたね。それだけを聞くとありきたりな映画だと思われがちです。 しかしそれを思わせない綿密に計算されたカメラワーク、絶妙な強さのふくせん、はりつめた独特の緊張感などはやはりシャマナン監督の味であると思います。 さて今作ですが、サインというタイトル。 奥さんが死ぬ間際にはなった言葉が【サイン】なのは間違いないです。恐らく死亡する寸前に未来が見えたのではないでしょうか?それか神様が乗り移って教えてくれた。家族が誰も死なないように。 この作品のいい所は伏線の張り方だと思います。宇宙人をみんな「アレ」と言ってますよね。誰も明確に宇宙人と言ってません(見た人は)。 そして子供2人の演技が素晴らしいこともあって、子供2人も宇宙人なのかもしれない?という思いに私はなりました。そして、父親が家族の中で一番テンパってましたよね?だから私は父親がおかしくなっていて、その父の夢の話なのか?とも思いました。 そしてわざわざ子供達が生まれたときの説明をし、死んでしまった母親のことを説明したことの意味が最初わかりませんでした。それでその時は、もしかして母親が宇宙人となって家族達に会いにきたのか?と思いました。 そして最後は宇宙人に子供が捕まってしまう。しかし、母親の遺言通りバットを振って倒すことになりました。 アレも僕はうまいと思いました。何故バットなのか?そこらにある棒でいいんじゃないか?宇宙人を倒したときバットがおれてましたよね?つまり宇宙人は体が硬いんです。だからこそ生半可なものじゃ効果が無かった。 そして包丁で刺しても死ななかったでしょう。だからバットを振れ、なんです。読み取るとかなり深い意味ですね。 そして最初の方にきた 湖 という言葉。その通りで水が弱点でしたね。そして宇宙人を倒して、毒を受けた子供を助けるシーン。 ラジオで血を吹き出してしまう、といってましたが障害のために毒をふせぐことができました。 呼吸障害は母親の思いがさせたのかもしれません。 母親が運動しなさい、といったのは彼を助けるためであり、障害によって体が弱ってしまわないようにという母親の優しさだったんでしょう。 そして父親は母親の遺言の意味を知る、という話です。 そして途中で「サインを偶然、ラッキーだと思うか、信じるか(詳しく覚えてなくてすいません)」という台詞がありました。父親がその母親からのサインを逃してしまったらどうなったでしょう? 男の子は運動せずに体が弱り死んでしまったかもしれませんし、バットを振らないで適当に戦いころされてたかもしれません。 この作品はホラーではなく、考えさせるサスペンスだと思いました。日常でも変な前兆が起きたらそれをあなたはどうする?といった答えのでない問題定義をしているのではないでしょうか? 話は変わりますが、子供が地下室で宇宙人に捕まれましたよね。しかしその瞬間CMです。大事な所では無いでしょうか?あそこのシーンで宇宙人が映ってたのかもしれませんね。最後まで見せたく無いから編集したのかもしれません。 最後のシーンも意味不明ですし、気になる人はDVD見るでしょうし、商業的なのでしょうかね。 私の意見は以上です。いかがでしょうか? やはりただのサインだと受け止めてしまうとそれだけの映画になってしまいます。 そこを踏み込んで考えてみるとこの作品の良さがわかると思います。 宇宙人がいつまでたっても最後は襲ってこなかったのは笑ってしまいましたがw
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- typeo
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No.2の者です。 私が言うのも何ですけど、No.4さんの解釈がすごく本質を付いていて素敵だと思いました。 私もまだまだ勉強不足ですね。
- ucok
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「信ずるものは救われる」でもいいんですけど、私はむしろ、監督が「裏をかく話」が好きなだけだと思いますよ。 でも、あの映画は、テロの蔓延によって不必要に恐怖に駆られ、物事の上っ面だけを見ては悲観に暮れる人々で米国がいっぱいになった時代に作られたわけで、監督としては、そんな「底の浅いアメリカ」に一石を投じたかったんじゃないかと思いました。 「私の不幸は、もはや全く救いようがない」そんな気持ちを抱えたまま、アメリカの劇場に足を運んだ人は少なくなかったはずです。その気持ちが、妻の死を救いがたい不幸としてとらえる主人公、その死を招いたことで重い罪の意識を背負う(監督扮する)隣人、宇宙人の姿をテレビで見ただけでパニックに陥る弟に投影され、最後に「いや、あなたが不幸のどん底だと思い込んでいたものは、実は、幸福と愛の極みだったんだ」と言っているわけです。 主人公が聖職に復帰したのも、キリスト教的描写というよりは、「幸せに気付いて前へ進もう」というメッセージなんだと思います。ついでに言うと、『シックスセンス』後のインタビューでインド系シャマランの仏教的背景に触れる質問が多かったのを受けて、主人公をクリスチャンにしたのかもしれないけど。 いずれにしても、上っ面ばっかり見てないで、深く考えれば、幸せなんていくらでも転がってるじゃないか、って話なんだと思いながら、私は日本の劇場で見ました。 ただですね、たまたま巧くできちゃっただけなのかもしれませんが、シャマラン監督の作品で『シックスセンス』に敵うものはありませんよ。まあ、『シックスセンス』が殆ど、監督のそれまでの生涯で人々に言い足りなかったものの集大成だったのに対して、作品が多くなるほど、その時代その時代だけを汲み取ったものになりがちなので、ある部分、仕方がないかもしれませんが。 どちらかというと、『アンブレイカブル』以降のシャマラン作品は、「見る人のタイミングが合うとハマる」というものばかりだと思います。私なんて、『アンブレイカブル』よりは『サイン』が好きだったし、『ビレッジ』に至っては配役と、自分の過去の作品のパロディぶりが、かなり好感触ですから。 あ、ちなみに、シャマランは、もともとSF好きだったので、どこかで宇宙人を作りたかったのだと思います。
- Dr_unibo0
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No.2の方と同意見です。 あの映画、私は「信じるものは救われる」だと感じました。 最後のシーンで父親が妙な格好をしてましたが、あれはキリスト教の牧師さんの格好なのです。この辺は日本人にはパッと分かり辛いと思います。 父親は牧師を辞め、危機に瀕した時に様々な偶然によって助かったのを神の思し召しだと思い込んだのです。なので牧師に戻ったのでしょう。 サインというのは恐らく『啓示』の意味なんでしょうね。 ……因みに、私はあの映画、公開後にビデオレンタルがリリースされた時にスグに観たのですが、かなりガッカリした覚えがあります。 底が浅いとまでは思いませんでしたが。 問題は同じくM・ナイト・シャマラン監督で、サインの後(2004年公開)の「ヴィレッジ」がツマラナイ事です(苦笑)。 「シックス・センス」「アンブレイカブル」ときて、「サイン」→「ヴィレッジ」とM・ナイト・シャマラン監督はだんだん衰えてきているような気がします(苦笑)。
お礼
ヴィレッジはこの監督らしく、よくできてたと思いましたが・・・ この映画だけ、なんかピンとこないのです。
- typeo
- ベストアンサー率22% (54/243)
これはキリスト教についての映画です。 キリスト教徒でないとちょっとピンとこないかもしれませんね。 平たく言えば、妻を亡くした事によって神の存在を否定し、信仰心を無くした元牧師の主人公が、数々の啓示を受けて最後には信仰心を取り戻し、牧師に戻るという映画です。 妻の遺言も、現実的に考えれば、死の間際に記憶が混乱して弟の野球の試合の事を口走っていただけでしょう。 しかし主人公は最終的に、それを啓示として受け取り、結果的に息子の命が助かりました。 それに相まって、潔癖な娘によって至る所に水入りのコップが置かれていた事、息子の喘息によって毒ガスから免れた事など、それらが全て神による思し召しだったのだと主人公は感じ、最後には信仰心を取り戻したというわけです。 というわけでこの映画のテーマは 「信ずる者は救われる」 だと思います。
お礼
なるほど、なるほど。 ありがとうございました。
お礼
なるほど。ありがとうございました。