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ドストエフスキーの単純な要約本ってありませんか?
必要があってドストエフスキーの著作を読んでいます。 さしあたり『カラマーゾフの兄弟』から手をつけています。物語と文章の濃密さにびっくりしています。 ただ、実を言えば心の底から興味があるのではなく、必要に迫られて読んでいるところがあります。 ですので、できればもう少し手っ取り早く読んでしまいたい。ちょっとでも斜め読みをすると弾き飛ばされてしまうような濃密さは、ややもどかしいです。 もちろん、きちんと通読するつもりはあります。しかしこのままでは挫折しそうでつらいです。「ズルイ」読み方だと思われるかも知れませんが、前もって粗筋を知っておきたいです。 あまり簡単に、2~3ページくらいに要約されているとかえって使い物にならなさそうな気がするので、できれば子供向けの簡単な翻訳本などご存知の方、おられましたら教えて下さい。
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斎藤 孝『過剰な人』 http://www.amazon.co.jp/gp/product/4104542024/sr=8-1/qid=1155731419/ref=sr_1_1/503-3864829-2739902?ie=UTF8&s=gateway などいかがでしょうか? 大のドストエフスキー好きである明大教授の斎藤教授がドストエフスキーの小説の魅力を語っている本です。『カラマーゾフの兄弟』についての記述も結構ありますよ。要約としてはもちろん、興味がない方でも興味が湧くような本です。 あとは 江川 卓『ドストエフスキー』 http://www.amazon.co.jp/gp/product/4004202868/sr=8-8/qid=1155731613/ref=sr_1_8/503-3864829-2739902?ie=UTF8&s=gateway もいいのではないでしょうか?岩波文庫版『罪と罰』の翻訳者でもある著者によるドストエフスキー解析本です。
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- himiko_1947
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更に突っ込み ドストエフスキーの素晴らしさは、貴方が感じた濃密さや、どろどろとした精神の描写。 どうしようもなく落ちていく情念。 鋭く描写した価値観の崩壊。 これらに尽きると思ってます。 ましてや子供が読む本ではないので、たとえ子供向けの簡単な翻訳書があっても、それは抜け殻か、紹介記事程度のものになるでしょう。 急がば廻れと言います。是非全部読んでください。 「白痴」は素晴らしい。 何の必要性で読まなければならないのか解りませんが、ドストエフスキーを、本来の意味で読まなければならない立場におられての質問文が本音なら、今の立場を諦める方が正解です。 と云う事で貴方のアプローチは、永遠に文学から遠ざかる方向と思われてなりません。
どうしても『カラマーゾフ』から始めないといけないわけでないなら、その前に『白夜』を読んでみてはどうですか? 『カラマーゾフ』と比較すれば恐ろしいほど短く、さらっと読めます。 私は『白夜』から読み始めたのでドストエフスキーを好きになりましたが、『罪と罰』だったら読めないでそのままだったかもしれません。 (罪と罰が未だに読めていない!) フランソワーズ・サガンも他の作家について同じようなことを言っていました、有名な作品からでなく読みやすい作品から入ったら読めるようになった、と。 若い頃の作品で、ドストエフスキー作品としては軽く読めますが、文体やカラーは既に「ドストエフスキー的」です。
お礼
どうもありがとうございます! うちにはちょうどドストエフスキーの本がかなりそろっているので、『白夜』もあるはずです。さっそく読んでみたいと思います。
- himiko_1947
- ベストアンサー率21% (118/549)
後書きを読む
お礼
どうもありがとうございます!
- fuzimori
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かなりずるい手ですが・・・。 編著:小川義男『あらすじで読む世界の名著 (No.1)』に「罪と罰」が載っています。
お礼
どうもありがとうございます! あー、でもこれは実は立ち読みでチェック済みです。確か他の本でカラマーゾフのあらすじも載っていたのですが、やっぱりもうちょっとうまく要約したようなものが読みたいところですね。
- shiremono
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金の星社 ジュニア版世界の文学 17 米川正夫 鎌原正巳 訳(1968) がみつかりました。 小学校高学年向けです。絶版らしいのですが、アマゾンなどでは中古で入手できます。図書館にもあるかもしれません。
お礼
どうもありがとうございます。なるほど、やはりあったんですね。子供向けドストエフスキー。 さっそくamazonと図書館を調べてみようと思います。
お礼
どうもありがとうございます! なんか、後者の『ドストエフスキー』などは、amazonのページを覗いてみたらさらに多くの人の感想や解説があって、図らずもさらに多くの本を紹介して頂くような形になりました。できれば片っぱしから触れてみたいと思います。