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長距離送信での減衰対策
私たちは学校の体育祭の放送を担当します。運動場でマイクから出た音は、ミキサーを通して、レピーターBOXに入ります(ここまでが運動場の設備です)。そこから、校舎内の放送室にあるアンプまでを、50~60mの線でつないでいます。放送室からでた信号は、また長い線を伝って運動場のスピーカーに行き着きます。ところが、スピーカーから出る音の音量がやや不足気味なのです。ミキサーのボリュームを最大にしても、小さめの音量しかえられません。業者の話では、運動場と放送室との間には、レピーターをもう1台入れてあるとのことですが、でもスピーカーからでる音量は不足気味です。この音量を満足のいく大きさに増やすには、どういう方法があるのでしょうか。長距離の電線を伝わる間の信号の減衰を回復させるような対策をこうじれば良いのでしょうが、具体的な方法を教えていただければ、ありがたいです。ミキサーアンプをアンプとレピーターの間に入れたらよいのだろうか、とか、素人考えで対策を考えるのですが……。お分かりの方がおられましたら、教えてください。お願いします。
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1)100mのケーブルで、解るほどの減衰があれば異常です。間違いありません。 2)これぐらいの距離になると600Ω平衡型の伝送回路を使用します。 実験2の場合MDデッキの出力レベルが問題です。 ミキサーと呼ばれるものの出力と演奏機器単体の出力とでは、10dB~20dBぐらいの出力差があります。 (ミキサーの方が高い) 次にミキサーにMDを接続される場合は、AUX等に接続されるでしょうから、ミキサー自体に増幅度があるので、音量を更に上げる事が可能です。 ミキサーが変わると出力レベルだけの問題ではなくて、入力回路の感度も絡んできます。 又、出力レベルも、最大なのか、標準(フェーダーの0の位置)なのかでも変わります。 次に当初の質問の音量の件ですが、 常識的にはレピーターはデスクアンプの、ミキサーという所に接続します。 どうしても音量が小さくて、なおかつ音が割れていないのであれば、ご使用のデスクアンプには内部に半固定ボリュームが付いている様に仕様書に書かれているので、調整してみてはどうでしょうか。 多分デスクアンプの手前の手を置く所の内部にあると思われます。 中を開けてレピータのケーブルが接続されている端子を確認してみてください。(違う端子に接続されてはいない様な気がします) 開け方は忘れました。 (多分、ボリュームが付いているパネルを上にあげて、しかる後手前のパネルをはずした様な記憶が…)
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- PMN
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それらのシステムを設計/施工するときに、実際にテストしているはずです。最終的な出力が足りないようであれば、どこかのアンプを調整することで目的の出力を得ることができるはずです。 マイクからミキサーへの接続が間違ってませんか。ミキサーの入力は「マイク」端子と「AUX」端子があります。または、これをスイッチで切り替えるようになってます。マイクは出力が小さいのでミキサー内部で一段アンプが入っているためです。マイクの出力をAUX端子に繋いだ場合、これら内部のアンプを経由しないので音が小さくなってしまいます。 ミキサーの出力が最大であるということでしたら、その次のレピーター、放送室のアンプなどの出力をあげるようなボリュームを上げてはどうでしょうか。アンプ(レピーター)内部にボリュームが別に隠されている場合もあります。 放送室から十分な音量で放送できるのであれば、放送室からスピーカーまでは問題がないと思われます。それを確認した上で、運動場からの出力をワイヤレスに切り替えるという方法もあります。ミキサーの出力をワイヤレス送信機に加え、その電波を放送室で受信するというものです。おそらく、その手の設備が付いているはずです。(場合によってはワイヤレスマイクしかないということもあります)
お礼
親切丁寧な解説をいただきまして、ありがとうございます。 感謝します。
補足
>「マイクからミキサーへの接続が間違ってませんか。」 その点は大丈夫です。 >「レピーター、放送室のアンプなどの出力をあげるようなボリュームを上げてはどうでしょうか。」 レピーターのボリュームというものを私は見たことがありません。業者に聞いてみます。放送室のアンプ(デスクアンプです)は、グランドから遠隔操作で電源スイッチを入れる方式になっており、そのボリュームつまみは付いていませんが、デスクアンプの蓋を開ければあるのかもしれません。これも調べてみます。 >「運動場からの出力をワイヤレスに切り替えるという方法もあります。」 運動場と放送室の間にはコンクリ・ビルの校舎が立ちはだかっているので、電波の通りは良くないと思いますが、この方法も非常に参考になります。
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お礼
再度のご教示、ありがとうございます。 本日私はデスクアンプを徹底的に調べてみました。また業者にも電話で事情を尋ねてみました。その結果は上のANo4さんへの回答への補足を読んでください。それらのことを踏まえて判断すると、私はあなたのご指摘はすべて正しいと思います。 正しいご指摘をいただきまして、本当にありがとうございました。
補足
>「ミキサーが変わると出力レベルだけの問題ではなくて、入力回路の感度も絡んできます。」 [ローランド製]規定入力レベル:-60dBm~-10dBm 入力インピーダンス:42kΩ 規定出力レベル:+4dBm 出力インピーダンス:2kΩ 推奨負荷インピーダンス:20kΩ以上 [ヤマハ製] 入力インピーダンス:2.5kΩ ノミナルインピーダンス:50~600Ωマイク 入力の感度:-80dB~-34dB (ゲイン最大~ゲイン最小に対して。) 入力のノミナルレベル:-60dB~-14dB (ゲイン最大~ゲイン最小に対して。) 入力の最大ノンクリップレベル:-40dB~+6dB (ゲイン最大~ゲイン最小に対して。) 出力インピーダンス:75kΩ ノミナルインピーダンス:600Ω Lines 出力レベル:ノミナルレベルは+4dB 出力レベル:最大ノンクリップレベルは+20dB これらのデータから2つのミキサーの違いが何かわかりますでしょうか? 本日18日に、ANo4さんへの回答への補足に書いた設定で実験をしてみました。ミキサー端子の半固定ボリュームを最大にし、かつデスクアンプの主音量を80%にすると、やっとそれなりの音量が運動場のスピーカーから出てきました。あなたのおっしょるように、運動場のスピーカーの個数が十分でないのかもしれません。 ここで一つ質問をさせてください。あなたは「2)これぐらいの距離になると600Ω平衡型の伝送回路を使用します。」と書いておられます。運動場でのミキサーの出力は不平衡型です。放送室までの電線は平衡型で、放送室の受け側(デスクアンプのミキサー端子)も平衡型です。このままの状態で放送しても、雑音は気になりません。広い運動場で聞くので、雑音が含まれていても、気がつかないのかもしれませんが… 。運動場でのミキサーの出力は、平衡型に変換してから、電線で放送室まで送る方が、やはり良いのでしょうか。それとも、この場合なら、平衡型に変換しても、結果はそんなに変わらないのでしょうか。