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マレーシア、リンギットについて。

マレーシアに住む友人に、買い物をお願いし立て替えてもらうことになりました。日本円で40万円程です。どのように、お金を返すか迷っております。ちなみに来月マレーシアに行きます。 1、彼の銀行口座宛に海外送金 2、日本で両替して持って行く 3、日本円を持って行き現地で両替 どの方法が一番よい(得か)と思われるでしょうか?もし、送金だとすると、どの方法が一番よいでしょうか?宜しくお願いいたします。

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  • Umada
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回答No.2

私でしたら円建てトラベラーズチェックでマレーシアに持ち込み、マレーシアでリンギットに両替して支払います。理由は以下の通りです。 各方法の有利不利比較するに当たって、外国為替レートに関する用語を少し説明させてください。(既にご存じでしたら読み飛ばして頂いて構いません) ・銀行間取引レート 外国為替市場においてその名の通り、銀行間の取引きに用いられるレート。ニュースなどで報じられているレートは、特にことわりのない限りこの銀行間取引レート。顧客はこのレートでは取り引きできず、外貨を買う場合も売る場合も必ずいくらかのマージンを払うことになる。 ・公示仲値(TTM) 上記の銀行間取引レートを睨みながら、銀行が一日一回(銀行によっては数回)取引の基準として定めるレート。銀行間取引レートは常に変動しており、窓口での取引に銀行間取引レートを使うと処理が煩雑になるため。公示仲値と銀行間取引レートの数字はほぼ同じとみなせる。 ・対顧客電信売レート(TTS) 顧客が外貨預金をしたりTCを組んだりする際に適用されるレート。公示仲値に一定の幅を上乗せすることで機械的に計算される。上乗せの幅は銀行によって異なる。また当然、通貨によっても変わってくる。 ・クレジットカード会社が定める通貨間換算レート クレジットカード会社も銀行と同様に、外国為替市場での取引きレートを見ながら各通貨間の換算レートを毎日決定する。 銀行間取引レート/公示仲値/クレジットカード会社が定める通貨間換算レートの三つは、実質的に同じ数字になると考えて結構です。両替(送金)の損得は、これらのレートからどれだけ目減りがあるかで評価できます。 (1)日本でマレーシアリンギットに両替 これは避けるべき方法です。両替自体は日本でもTravelexなどの業者が辛うじて扱っているのですが、マレーシアリンギットは国際通貨でないことや需要が少ないこともあってレートはよくありません。さらにリンギットは国外への持ち出し・マレーシア国内への持ち込みが制限されていおり、40万円分のリンギットはマレーシアに持ち込めません(上限は1000リンギット)。 (2)マレーシアでマレーシアリンギットに両替 日本からマレーシアへの渡航者は多く、また日本円は国際通貨として信用があることもありマレーシアでの日本円の両替レートは悪くありません。 例えば[1]はマレーシア最大手のMaybankのレートです。この表でまずCurrency NotesのSelling/Buying、日本円の欄をご覧ください。8月9日のレートですとそれぞれ ・日本円→リンギット(RM) 100円 = 3.110 RM ・リンギット→日本円 3.250 RM = 100円 に設定されています。売買のレート差は100円あたり0.140 RMです。これをTTMで割れば、銀行が売買の差でどれくらいマージンを取っているかが分かります。 とりあえず売りレートと買いレートの平均をTTMとみなして計算します。平均は (3.110+3.250)÷2 = 3.180 です。これで先ほどの0.140を割れば 0.140÷3.180 = 0.0440... となり、これをさらに2で割れば日本円→リンギット片道あたりの目減りとなります。 すなわち日本円の現金を持ち込んで両替した場合、片道で約2.2%が目減りすると分かります。2.2%なら悪くないのでこのレートで両替しても納得はできるでしょう。このほか市中の両替商(大きなショッピングセンターの中に入っていることが多い)ですと、たいてい銀行より少しよいレートを出しています。マレーシアの両替事情については[2]も参考になると思います。 トラベラーズチェック(以下TC)についても触れておきます。 東南アジアでは全般にトラベラーズチェックが冷遇されており、現金よりレートが悪かったりあるいはレートはよくても1回ごとに手数料を徴収されたりということが多いです。このため旅行中の身の回り費用(1~3万円程度)であればTCはお勧めしないところです。 ところが今回は金額が40万円と大きくTCには安全上のメリットがあること、また全体の金額に対してTC換金手数料が無視できるほどに小さくなることから検討対象として浮上してきます。 TCの換金レートですがこれも[1]の表、今度はBuying ODの欄をご覧ください。8月9日の日本円のレートは100円 = 3.138 RMで、現金より1%弱有利なレートです。 もちろん、日本でTCを発行する時に発行手数料と現地での換金時に換金手数料がかかりますから、その分も計算に含めなくてはなりません。TC発行手数料は通常1%です。換金手数料はとりあえず1回10 RMと仮定します。日本で40万円の円建てTCを用意すると支払額は404,000円です。現地では3.138×4000で12552 RMと換算した後、手数料10 RMを差し引かれて手取りは12542 RMです。実質的なレートは12542 RM÷404,000で、100円 = 3.104 RMということになります。現金を直接両替した場合とほぼ同じです。 TCの発行は[3]などの業者を使うと、発行手数料を多少節約できます。 なおレートやTCの換金手数料の設定は銀行や両替所によりさまざまですので、最終的には現地で確認の上両替下さいますようお願いします。 またマレーシアに2,500米ドル相当額以上の外貨を持ち込む場合、入国時に申告が必要です(税関申告書に記入)。詳細は[4,5]でご覧下さい。 (3)国際キャッシュカード 海外でもそのまま使えるキャッシュカードが新生銀行、シティバンク銀行、三井住友銀行などから出ています。確かに手軽で便利なのですがレートはよくありません。目減りの目安は新生銀行が4%、シティバンク銀行が3.9%、三井住友銀行が3%+200円(1回あたり)です。 これに対し上述の日本円現金からの両替が2.2%の目減り、TCが2.4%の目減りですので国際キャッシュカードのレートが不利なことがお分かり頂けるかと思います。また国際キャッシュカードは1日あたりの引き出し額が制限されていますので、40万円相当額ですと数日に分けて引き出さなくててはならない点でも面倒です。 国際キャッシュカードではないのですが、それと同様の使い方ができるカードでレートがよいものに、スルガ銀行が発行している「スルガVISAデビットカード」[6]があります。適用されるレートは「VISAインターナショナルが定めるレート」(TTMと同じとみなしてよい)で、手数料は「引き出し額の1.63%と引き出し1回あたり210円」です。手数料がそっくり目減りに戸相当します。 40万円を引出した時の手数料は合計で6,730円ですので1.68%、これなら日本円現金の両替より少なくて済みます。ただしこちらも1回当たりの引出額に限度があるので、何回かに分けて引出すと手数料分がもう少し大きくなります。カードを作る手間を厭わないなら検討してもよいでしょう。 (4)海外送金 海外送金についてはあまり詳しくないのですが、ともかくリンギット建てでは送金できないので、円建てか米ドル建てで送金することになります。円建てなら現地で円→リンギットに、米ドル建てなら米ドル→リンギットにそれぞれ振り替えて受け取ります。受取り時の振替えに適用されるレートは[1]の表ならBuying TTです。 米ドル建てで送金する場合は、送金資金を日本で米ドルに振替える際にも目減りが生じます。その際に適用されるレートはTTS、米ドルのTTSはTTMに1ドルあたり1円上乗せなので、TTMが1ドル=115円00銭ならTTSは116円00銭です。振替えの際にまず0.86%程度の目減りがあることになります。また[1]から分かる通り、現地での米ドル→リンギットの振り替えの際に0.9%ほど目減りがあります。このほか送金手数料として3~5千円程度かかりますので、目減りは合計で3%程度と見積もられます。 次に円建て送金の場合です。送金資金を他の通貨に振替える目減りはありませんが、その代わり「リフティングチャージ」と呼ばれる手数料が送金手数料(3~5千円程度)とは別にかかります。銀行にもよりますがだいたい2~3千円くらいです。これに現地での円→リンギットの振り替えの際の目減りが1.0%程度あります。40万円を送金したとして目減りはやはり3%といったところです。 海外送金の場合、円建てドル建てどちらにしても最後にリンギットに振り替えて受け取るため、受取額が送金時点では確定しないという面倒もあります。ならば直接会って手渡しした方が、ぴったりの金額を渡せて簡単だと思います。 【結論】 (1)日本円現金か円建てトラベラーズチェックで持ち込んで、マレーシアで両替して支払うのが有利。目減りの目安は現金の場合が2.2%、トラベラーズチェックの場合が2.4%。 (2)国際キャッシュカードは4%程度の目減りがあり一般に不利。ただし、スルガ銀行のデビットカードなら有利になり得る。 (3)海外送金することもできるが、目減りは3%程度とそれほど有利ではない。 参考ページ [1] http://www.maybank2u.com.my/business/treasury/foreign_exchange.shtml [2] http://tonyjsp.cool.ne.jp/travel-mony.html [3] 通信販売業者「セシール」 http://www.cecile.co.jp/travelers_cheque/ [4] http://www.pubanzen.mofa.go.jp/manual/malaysia.html [5] http://tonyjsp.cool.ne.jp/travel-img.html [6] スルガVISAデビットカード http://www.surugabank.co.jp/my/debit/index.html

参考URL:
http://www.maybank2u.com.my/business/treasury/foreign_exchange.shtml
kse
質問者

お礼

ご丁寧な回答ありがとうございます。 お礼が遅くなり、申し訳ございません。 とても勉強になります。2-3万円なら、あまり気にすることもなかったのですが、やはり金額がある程度あるので、詳しく%などを教えていただいたのはとても参考になりました。円建てTCかやはり手軽さということでスルガのカードを検討してみたいと思っております。

その他の回答 (1)

回答No.1

現地に行くなら、それよりも大手銀行にある国際キャッシュカードを作り、それで現地のATMでおろすのが一番安全・確実・手軽だと思いますが。 私は3月にマレーシアに行きました。三菱の国際カードですが、KLセントラル駅なら、地下にあるMaybankのATMで使えましたよ。 他のATMで使えずに困っていたら、マレーシア人の青年がそこまで連れて行ってくれました。マレーシア人は親切ですね。

kse
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 お礼が遅くなり、申し訳ございません。 そうでした、キャッシュカードってのがありましたね。 安全面を考えるとお手頃ですね。 検討してみます。

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