私はこの銘柄について何度も警鐘を鳴らしてきました。
NTTレゾナント(goo)を相手にOEM供給していることもあり、さがにエフェクター細胞研究所までは落ちることはないでしょう。
ただ、再三申し上げてきたとおり、ここの公募PERは異常なんてものではありません。比較comという会社がありましたが、アレ異常にひどいです。ちなみにアレの末路は下記のリンクに↓
ここの不当な割高公募価格だけでなく、何が問題かと言えば・・・
・06年通期EPSがたった800円程度
(しかも05年までの伸びに比べると鈍化している)
・期待できそうな新規事業がない(今更音楽配信?)
ネット企業に高PERが許されるのは、業績が倍倍ゲームのように伸びてゆくからです。今年PER100倍でも、来年PER50倍になるように・・・
ここは昨年よりも成長鈍化している銘柄ですから、ネット企業の高PERは許されるはずがありません。市場は必ずこの部分を織り込むことになるでしょう。
今回、IPO全体を見直すトレンドになっていますので、ここも短期資金によって暫くは買われるはずです。一時的に公募回復の15万円超まで買いが入ってもおかしくはありません。
しかし、その後は余程サプライズ(特に来期以降見通しや数年間の事業計画など)のある決算がなければ、この銘柄の本来の価値とされる株価に収束していくことになると思います。
個人的には、良くても10万円近辺で揉み合い。そうでなければ5-8万円のゾーンまで落ちる可能性すらあると思います。
私はこのサイトが好きなだけに、今回の公募が許せませんでした。利用者or株主の方々も、もっと怒るべきだと思いますよ。