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マイクロフォン関連について教えてください
楽器(主にピアノ)や歌声(合唱)を録音したいいのですが、そのときのおすすめのマイクはどのようなものでしょうか。また、どのような収録方法がよいでしょうか。 それから、マイクのカタログには「出力インピーダンス 300オーム」とか「正面感度 -50dB」などの表記がなされているのですが、これは一体どういうことなのでしょうか。感度が「マイナス」とは一体どういう意味なのですか?また、この数字は音とどのような関係があるのでしょうか? あと、ミキサーの購入も考えているのですが、ここにも「出力レベル -4dB」といった表記を見かけます。意味が分かりません。 最後に、マイク端子から入力する際に抵抗入りのケーブルを使わなければならない理由も教えてください。お願いします。
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マイクにはダイナミック型(正式にはムービングコイル型)、コンデンサー型などがあります。ダイナミック型は電源を必要とせず、扱いやすいマイクです。 コンデンサー型は電源を必要とし、とってもデリケートなマイクです。 電源は、マイクの中に電池を入れるタイプや、ミキサーから電源を送るタイプ(ファンタム電源)などがあります。 コンデンサー型の方がダイナミック型に比べフラットな特性が得られるので、楽器収音には向いています。 しかし、ファンタム電源とか取り扱いがむずかしいので、慣れないうちは電池使用タイプのコンデンサー型かダイナミック型のほうが良いでしょう。 ダイナミック型で一番多いのはカラオケでよく使うような形のマイクです。しかし、このタイプのマイクは楽器や合唱の収音にはあまり向きません。 なぜなら、ヴォーカルでちょうどいい音になるように造られているからです。 口元10cm位離したところで良い特性になるよう造られていますから、楽器や 合唱の収音のように、ちょっと離れる場合の収音では低音が貧弱になります。 ダイナミック型は扱いやすいといいましたが、ほとんどがこのタイプです。 なかには楽器収音用に造られた周波数特性が平坦に近いものもあります。 次に重要なのが指向性。 一般的なのは単一指向性というもので、マイクの正面の音をよく拾います。ほかに、どちらからの音も同じように拾う無指向性や、ビデオ撮影などでよく使う遠くの音をよく拾う超指向性(ガンマイク)などがあります。 合唱などで雰囲気も生かした収音に無指向性を使うこともありますが、一般的には単一指向性が多いです。 マイク1つではモノラルになります。ステレオで収音するには2本のマイクが必要になります。この場合、同じマイクを使用してください。マイクが違うと、音色や音量差が出てしまいます。 一本のマイクでステレオで録音できる簡単なマイクもあることはあります。 合唱の録音におけるマイクのセッティング方法(2本のマイクでステレオで収音する場合 ステージのように横に並んだ場合を想定します。) マイクスタンドにマイクを取り付け、音源に向けます。 二本のマイクの間隔は2~4mで、全体の真ん中になるようにします。 スタンドの高さは身長より高い方がよいでしょう。 マイクは近すぎず遠すぎず、2m位離すと良いでしょう。 (数字はあくまで目安です。合唱の編成人数や収録場所によっても変わってきます。) もう一つの方法は1本のスタンドにステレオアームという物を取り付けて2本のマイクを外側に90~120度開いて設置する方法です。 楽器の収音もやり方はいろいろあるし、マイクの種類によっても違うので、一概にはいえませんが、音源にむけて、ちょっと離して(50cmから1m)収音する方法が失敗が少ないでしょう。ピアノの場合は、高音低音バランスよく、少し後ろ上からねらうといいでしょう。 インピーダンス(300Ωとか)についてはわからなければ、無視していいです。 本来は重要な意味がありますが、問題にはなりません。 感度は多少重要ですがこれもミキサーなどのトリムやボリュームでなんとかなるのであまり気にしなくて大丈夫です。対数表記なので1以下の値はマイナス表記になります。 マイクの信号は微弱です。ミキサーの出力やアンプなどはラインレベルというものです。マイクは-60~-40dB位 ラインレベルは-20~+4dBくらいです。(本来はdBのあとにmやV、μなどがつきます) このラインレベルのものをマイクの入力端子につなぐと音が歪んだり、場合によっては壊れてしまいます。ミキサーのトリム調整も気を付けましょう。 マイクのコネクタはキャノン型とフォーン型(ヘッドホンと同じようなタイプ)があります。ステレオマイクのフォーン型と平衡型などまぎらわしいものもあるので 気を付けましょう。詳しいことは本でも買ってください。
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- tnt
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マイクの出力は-30dB~-50dBmぐらいです。 って、書いてもわかりにくいですね。 -30dBというのは、0dBの1/1000の事です. 普通にゼロを並べると間違えやすいので、10を底とする対数をとって それを10倍する(電力)、20倍する(電圧、電流)事が行われていて これがdBです。 で、その基準が1mW ですから、-30dBmは1μWを意味します。 大体、マイクロフォンはこのぐらいです。 だから、普通のライン出力(ほぼ0dBu)の1/1000の弱い信号を 受けるように、マイク入力端子は作られています。 だから、抵抗入りコードが必要です。 マイクをマイク端子に接続するときは、抵抗の無い普通のコードをつかいます。 面倒なら、普通の信号(ラインイン、アウト)と、弱い信号(マイク)があるって 覚えて置いてください. で、普通の信号を弱い信号用の回路に入れるときには 抵抗入りコードが必要になる というわけです。 (逆にやるときにはマイクアンプ(か、ミキサー)が必要になります)
- tnt
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まず、出力インピーダンスから。 これは、マイクロフォン自身を交流発電機とみなした時に得られる 電圧と電流の比率です。 これよりも低いインピーダンスの機器を接続すると、 音が大きく変わってしまいます。 最大感度となるのは、同じインピーダンスの機器を接続したときですが、 普通は、これよりもはるかに高いインピーダンス(10kΩとか 50Ω)の機器を接続しています。 ミキサーはたいていこうなっているはずです。 感度は落ちますが、音はこの方が良くなります。 オーディオ関係では、インピーダンスを合わせる必要はありません。 次に、感度ですが、基準となるレベルに対して対数で表示するので マイナスになります。 -50dB(m)は基準音を基準距離離れて収録した時に 0.00001mWの出力が出ることを意味します。-40なら0.0001です。 ミキサーは感度不足になる事は稀ですから、無視して大丈夫です。 ミキサーの出力レベルですが、 これは、dBの後に何かがついているはずです。 普通は、+4dBmで、これは、0dB(1mW)に対して+4dB, いいかえれば、2.5mWの出力を標準としていることになります。 もしも、+4dBs,dBuなら、電圧換算されています。 約1Vの出力が出ます。 まあ、これもあまり意味を持ちません。というのは、 10万円程度までのミキサーであれば、基準値は0.7V~1Vの 間にあるからで、事実上誤差の範囲内となるからです。 最後に、マイク端子から入力する場合ですが、 たとえば、マイクの出力は-50dB(0.00001mW)、 ミキサーの出力が0dB(1mW)だとしたら、 マイク入力端子にミキサー出力をつないだら、100000倍(電力比) レベル過多となってしまいます。 このレベルを落とす為に、抵抗入りケーブルが用意されています。
- ymmasayan
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部分的な回答になりますが。 「出力インピーダンス300オーム」・・・荒っぽく言うとマイクの電気抵抗が300オームと言う事です。マイクの出力を効率よくアンプに伝えるには、アンプの入力インピーダンスが300オームに近いほどいいのです。このようにインピーダンスを合わせる事をインピーダンス・マッチングと言います。音のよさとはあまり関係有りません。 「感度がマイナス」・・・単位がデシベルと言う事にご注意ください。-50dBとは電力で言うと10^(-5)つまり基準電力の10万分の1の出力を出すマイクと言う事です。出力がマイナスではありません。 ミキサーの「-4dB」ですがアンプ内臓でないミキサーを通すと若干の電力ロスが発生します。「-4dB」は電力で言うと(計算省略)、出力が入力の約0.4倍に減衰する事を意味します。 マイク端子にライン入力やスピーカ出力を接続する場合、マイク端子の入力インピーダンスに比べて、出力インピーダンスが低く、インピーダンスマッチングが取れません。このため、音が割れたり、音量調整が難しいなどの弊害が出ます。そのため、抵抗を入れてインピーダンスマッチングを図るのです。
お礼
とても親切にありがとうございます。数学や物理が弱く敬遠していた私が今ここで対数やオームに出会ったりするとは思いませんでした。やはり、学業は大事ですね。 ちなみに、説明はとてもよくわかりました。ありがとうございます
お礼
ありがとうございます。 ところで、ライン端子からの出力は何dBなのでしょうか。それから、マイクロフォン用のケーブルには抵抗はいっているのですか?過去に+4dBmと書かれたミキサーの出力端子からマイク用のケーブルでMDのマイク入力端子に接続したら音が割れていて聞けたものではありませんでした。マイク入力端子には何dBで入力すればいいのですか? あまりにも初心者なものでトンチンカンな質問かもしれませんがよろしくお願いします。それから、こんな私にも理解できるような書籍は何かないでしょうか。