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知床の世界遺産とうろくんいついて

反対意見賛成意見を教えてください。 また、屋久島、知床などが世界遺産登録されてどのような利益が出たか。登録によって観光客が増加し環境への被害はどれくらいあったか。登録してほんとに良かったといえるのであろうか。現地の状況は?? 具体的なURLなど載せていただいたらさらにうれしいです。 よろしくおねがいします。。

みんなの回答

回答No.2

知床へ日帰り圏内で行ける場所に住んでいます。 基本的には登録賛成派なんですが、問題なのは観光客が「世界遺産」とはどういうものかというのをちっとも理解していないところにあると思います。 世界遺産条約(仮訳) 第4条 締約国は、第1条及び第2条に規定する文化遺産及び自然遺産で自国の領域内に存在するものを認定し、保護し、保存し、整備し及び将来の世代へ伝えることを確保することが第一義的には自国に課された義務であることを認識する。このため、締約国は、自国の有するすべての能力を用いて並びに適当な場合には取得し得る国際的な援助及び協力、特に、財政上、芸術上、学術上及び技術上の援助及び協力を得て、最善を尽くすものとする。 第5条 締約国は、自国の領域内に存在する文化遺産及び自然遺産の保護、保存及び整備のための効果的かつ積極的な措置がとられることを確保するため、可能な範囲内で、かつ、自国にとって適当な場合には、次のことを行うよう努める。 a.文化遺産及び自然遺産に対し社会生活における役割を与え並びにこれらの遺産の保護を総合的な計画の中に組み入れるための一般的な政策をとること。 b.文化遺産及び自然遺産の保護、保存及び整備のための機関が存在しない場合には、適当な職員を有し、かつ、任務の遂行に必要な手段を有する一又は二以上の機関を自国の領域内に設置すること。 c.学術的及び技術的な研究及び調査を発展させること並びに自国の文化遺産又は自然遺産を脅かす危険に対処することを可能にする実施方法を開発すること。 d.文化遺産及び自然遺産の認定、保護、保存、整備及び活用のために必要な立法上、学術上、技術上、行政上及び財政上の適当な措置をとること。 e.文化遺産及び自然遺産の保護、保存及び整備の分野における全国的又は地域的な研修センターの設置又は発展を促進し、並びにこれらの分野における学術的調査を奨励すること。 第6条 1.締約国は、第1条及び第2条に規定する文化遺産及び自然遺産が世界の遺産であること並びにこれらの遺産の保護について協力することが国際社会全体の義務であることを認識する。この場合において、これらの遺産が領域内に存在する国の主権は、これを十分に尊重するものとし、また、国内法令に定める財産権は、これを害するものではない。 2.締約国は、この条約に従い、第11条の2及び4に規定する文化遺産及び自然遺産の認定、保護、保存及び整備につき、当該遺産が領域内に存在する国の要請に応じて援助を与えることを約束する。 3.締約国は、第1条及び第2条に規定する文化遺産及び自然遺産で他の締約国の領域内に存在するものを直接又は間接に損傷することを意図した措置をとらないことを約束する。 第7条 この条約において、世界の文化遺産及び自然遺産の国際的保護とは、締約国がその文化遺産及び自然遺産を保存し及び認定するために努力することを支援するための国際的な協力及び援助の体制を確立することであると了解される。 参考:社団法人日本ユネスコ協会連盟 世界遺産活動 http://www.unesco.jp/contents/isan/about.html このように、世界遺産に登録されるというのは観光地としてのお墨付きを与えるものではなく、何をおいても将来に向けての保護を第一優先するという意味において、必ずしも観光にプラスになるわけではないのです。 知床の場合は、日本で初めて海を含んだ領域が認定されました。 そのため、遺産推薦に一番難色を示したのは、漁業規制を受けるかもしれないと考えた漁業者でした。特に、羅臼町は人口の6割が漁業関係者と言われる漁師の街で、漁業資源の枯渇は自分の生活にとっても受け入れられないものなのですから、これまでもずっと自主規制をしながら漁を続けてきたわけです。最近スケトウダラなどの漁獲量がかなり落ちていますが、ロシアのトロール船を何とかしなければ知床だけを規制しても意味がありません。 知床ルール(仮)作りも、環境省と林野庁の思惑がずれていてちっともまとまらず、あやふやな「お願い」という形で示していますが不十分です。 オーバーユースの問題は、すでに去年から顕在化しました。 下記URLのH17第1回中央作業部会(12/6開催、PDF)をご覧ください。 http://www.sizenken.biodic.go.jp/park/higashihokkaido/topics/21/ レンタカー利用者や、わざわざ本州からフェリーに乗って自家用車を持ってくる人も多く、駐車場が全く足りていません。一度行けば誰もがわかることなんですけど、知床は平野部が圧倒的に少なく、これ以上の駐車場の増設はほとんど無理です。今年はウトロのホテル全体で無料送迎バスサービスをはじめましたので、観光客はホテルの駐車場に車を置いて、バスで観光してください。レンタカー会社とも連携して、エコカーを薦めるような活動も必要なのではないかと考えます(が、実際は札幌や室蘭ナンバーのレンタカーも多い)。 否定的な話ばかりが続きましたので、登録による肯定的なお話も少し。 ・クルーザー観光業者が「カモメにかっぱえびせん」の悪しき伝統をやめました ・羅臼町の子どもの6割が「知床の世界自然遺産登録を誇りに思う」と答えました 大事なのは、教育です。 そして、知床は教育素材の宝庫です。 将来の子どもたちのために、この貴重な財産を遺していくことが、今の大人の責務だと考えます。

参考URL:
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9F%A5%E5%BA%8A_%28%E4%B8%96%E7%95%8C%E9%81%BA%E7%94%A3%29
yunna45
質問者

お礼

非常に解りやすく、役にたつ意見を有難うございます♪♪ また、知床の付近に住んでるなんですね、かなり説得力もあります☆ 観光客が増え環境破壊に繋がってしまうという悪影響しか頭になかったのでとても勉強になりました☆ 本当に有難うございました☆

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  • fishowl
  • ベストアンサー率26% (7/26)
回答No.1

登録のメリットは表面上は良いかもしれないが、実際に登録されるとにわかガイドが現れ今まで踏み込まれなかった地域まで人が入ったり、岬への上陸頻度もゴミ拾いと称して明らかに増えている。 野生動物に餌を与える馬鹿も増えている。 知床横断道の途中に現れた熊にも何か食べ物を与えているのを目撃したこともある。こういう行動の先に食べ物をねだって道路に出てきて車に撥ねられるキツネ冬は観光客が減る為に餓死する個体も多い。 熊においては射殺です。 今時期は登山経験の無い輩が知床登山に訪れ、知床スミレの盗掘ゴミ捨てなど決して登録前は無かった行為や風景が現在の知床。 世界中の自然遺産のビジターセンターの中でも唯一タバコ臭いビジターセンターがあるのも知床。(展示室は禁煙)事務所内では女性スタッフがくわえタバコで仕事している。必見 ガイド業にとっては金儲けの場にお墨付きを与えられ・・・と人にとってのメリットは大きいが対自然に対しては大きな疑問。

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