「本人確認」で写真付きの公的機関発行の証明書の提示。
どこの市町村でも、似たようなパターンの様ですね。
下のレスを読んでいなくてもすぐのわかりました。
印鑑証明ですよね。
gongon009さんのおっしゃられる通りです。
印鑑証明という制度そのものに、法制がありません。
印鑑登録は各市町村の印鑑条例に基づいて業務が行われています。
ですから、その際の「本人確認」の方法も、その条例に基づいて
各自治体がオリジナルの方法を色々と思考しているんです。
とは言ってもお決まりのパターンです。
それがご質問の「写真付きで公的機関の発行する証明書」の提示。
一般的に言えば、運転免許(公安委員会)、パスポート(外務省)が
ほとんどです。というより、それしかないでしょう。
他には、下にもありました障害者手帳、外人登録証明書などが、
次いで多い物でしたね。逆にそれ以外になると、あまりに特殊過ぎて
普通の人では取得できないであろう物も見た事があります。
でもそれよりはむしろ運転免許の方が取りやすいだろうなという印象ですね。
ご本人の顔と身分をその場で即座に確認できる事、
これが印鑑登録を即日に行える「特別」な事例です。
私のところではこう認識しています。
「印鑑登録は特別な場合に限り即日登録が出来る。」
印鑑登録をその日にやってしまおうと言う事自体本来ならば特別なんです。
申し訳ない言い分ですが、登録のご請求を受けて、その方の住民登録を
確認させていただく猶予をいただく事が本来の流れです。
ですから、免許証にしましても、記載されている住所から移転していない事。
また当然ですが特にパスポートなどは期限が切れていないことが前提です。
(その為にうちでは加えて期限付きの物とまで限定しています)
これは、その人が本当にそこに住んでいる人として間違いないのか、
本来ならば役所で確認しなければならない事を他の公的機関の
審査に依存して信用しましょう。という異例の措置なんです。
hamham55さんのお怒りももっともなのですが、
「特別ですよ」と釘をさすのは、あまり頻繁に活用されたくないのでつい…。
という事なんだと思います。だって、今さっき登録したばかりの印鑑で
他の人の印鑑資格を保証しているんですもの。
考え様によってはずいぶんと乱暴な話しだと思いませんか?
加えて言うなら、先に登録した人自身は印鑑を持ちたくなければ、保証人に
なるためだけに登録をして、その後すぐに廃止しても良いって事です。
見る人によってはその印鑑資格自体保証できるかわかんない内に
それで他人を保証するなんて。「全く役所の仕事って」と言われかねません。
(ま、でも結構やるんですけどね。それはそれ。登録人の配偶者として
その人を保証するに充分足る人物と信頼しているからなんです。)
では、免許証もパスポートも持っていない人は登録が出来ないのか?
そんなはずないじゃないですか。必ず方法はあります。
ただ、即日に登録できる特別な事例に該当しないだけです。
本来のやり方でやりましょうと言う事です。
そこで本来のやり方。「何か文書で」というのがそれです。
「文書照会」による方法ですが、ご請求をいた本人に「照会文書」を
発送します。そこに内容を記載して、もう一度それを持ってきてもらいます。
それで登録完了です。
保険証がダメで、どうしてこれが通用するのか。
理由は簡単です。印鑑証明は「そこに住んでいるこういう者の印鑑です。」と
証明する公文書です。
落し物を不正利用する、盗んで使う、そうすれば誰でも証明し得る可能性のある
写真の付いていない保険証ではお受けするわけにはいきません。
で、何故郵送なのかというと、申請書の方にも当然住所を書いてもらいますが、
送る先は必ずそこであるとは限りません。というより、その記載内容が
その人の住民登録地でなければ申請をお受けしかねます。
なんとなく分かりました? 送り先は必ず住民登録地なんです。
その送り先で「照会文書」を受取れる人=そこに住んでいる本人である。
と、判断します。
ちなみに、「いつも住所地にはいないから送り先はこっちにお願い」と
頼んでみたとします。恐らく100%断られることでしょう。
そこにこの文書照会のからくりがあるんです。 ご理解頂けますでしょうか?
お礼
非常に分かりやすい回答有難うございます。 即日登録が特例であるとなれば納得です。 また、文書照会の意味もわかりました。 でも、平日留守がちでマンションのような集合ポストの場合、勝手に登録するのも簡単そうですね。 (勝手に申請して、さらに確認の郵便も盗む) というか、私の所ならやられても分からないかも・・・ と言う事は、自己防衛が必要ですね。