ネガプリントの場合、薄い金属製の2枚の板の間にフィルムを挟み込んで、機械(プリンター)でプリントします。
この時にフィルム位置がずれないように先の金属(キャリアといいますが)に溝やガイドがあってその位置からずれないように装填します。
最近はほぼ自動で装填されますので一度設定すれば、ピントがずれてしまう事はあまり無いのですが、人間のやることですからどこかに間違いはあります、この位置合わせの時にガイドや溝にフィルムの一部が掛かってフィルムが傾いて装着されることで、プリント面でのピンボケが発生する時もあります。
またフィルムの厚さから逆(裏表)に装填した場合もピンボケプリントが出来あがる場合があります。
なぜこのような事が起こるか?ですが、物理的な原因は色々ありますが、最終的にフィルムを見る、仕上がりのプリントを見るという最低限の行為を怠っているからです。
作業者として熟練さえすれば、ネガフィルムの状態を見てプリントの仕上がりが想像できますし、プリントした物に対して機械的なピンボケなのかネガその物がピンボケなのかが判りますので、間違いがあればすぐに気がつきます。
しかしながら小さな店舗など、一連の作業を一人もしくは少数の人間でやっている所であれば、作業と仕上がりの両方を確認することができますが
大きな現像所になると、プリントの作業と仕上がったプリントを見比べて確認というのが出来ませんので、気がつくのが遅れてお客様からの指摘が無い限り気がつかない物なのです。
大きな現像所であれば1日に数回、小さな店であれば1日1回(週に1回なんて所もありますが)テスト用のフィルムを現像して、テストプリントを作って作業毎の変化が無いよう勤めていますが、どうしても見落としがあるのです。
トラブルがあったようですが、再プリントを申し出るのは可能です、プリントに対してお金を払っているのですから、納得が行くまで何度でもプリントしなおすように伝えてください、素人だからと言いくるめられる場合がありますので、他社でのプリントを見本に付けてこのようにピントがあった良好なプリントが得られるのだから、あなたの所もできるはずだ、と指摘してください。
今後は、下手な所には出さないことですね。一度あることは2度3度またありますから(^^;
お礼
ご回答ありがとうございます。 フイルムの需要がめっきり少なくなったせいでしょうか、現像・プリントで失望することが多くなりました。 夕景を撮ったコマなのに、極端にマイナス補正をして、暗部がザラザラになるまで色補正されてプリントされることも珍しくありません。下手に補正せず、無補正でプリントすれば良いと思うのですが。こちらとしてはカメラ、レンズ、フィルム等に気を配り、そして最終的に現像・プリントを依頼している訳ですが、その最終段階でチョンボされると、かなり凹んでしまいます・・・。 よくレンズの発色や解像度の話が話題に上りますが、いくら発色の良いレンズを使って、解像度の高いレンズを使っても、プリントの際にカラーバランスを崩されて、ピントを外されたら、レンズに拘る意味が無くなるのでは?と思います。