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ピックアップの調節と音
ご覧頂ありがとうございます。 ピックアップに関してですがピックアップの調節というのはどのようなことを基準にしてすればいいのでしょうか?弦振動が失われるギリギリまで近づければパワーのある音が出せるのでしょうか。 またピックアップはギターとの相性で劇的に音が 変わるものなんでしょうか。 ちなみに所有しているギターと同じピックアップを 別のギターにのせたのですが全然音が違いました。 歪の度合いもかなり小さく感じました。 こんなことはあるのでしょうか。 宜しくおねがいします。
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ピックアップの高さの設定についてですが、通常は最終フレットを押えた状態での弦とピックアップ上面との距離を基準に調整を行います。 大体の基準として、上記の状態で弦とピックアップの隙間が2~3mm程度になるように合わせるのがセオリーです。 また、弦との距離が一定だとすると、フロントピックアップの方がリアピックアップよりも音量が大きくなる傾向があるので、相対的にリアピックアップ高を、フロントピックアップより弦に接近したセッティングにする(逆にいえば、フロントピックアップをリアピックアップより低く設定する)ことも一般的といえます。 ピックアップと弦の距離については、接近すればその分だけ音量は大きい方に傾き、音質的にも変化があります。 音質の面では、ピックアップと弦が近くなると、中域が相対的に強くなり、高域などが弱まる傾向があると思います。 ただ、ピックアップと弦が近づきすぎると、ピックアップの磁石が弦を引っ張るようになってしまい、弦振動が不自然になったり、サステインが減少したり、チューニングが不安定になったりするという現象が起きます。 あまり接近させてしまうのも、デメリットが多く考え物です。 パワーのある音を作るとしたら、ピックアップの高さはあまり弦に近付け過ぎない方が良いように思います。 音質や音量の変化をよく聴き取りながら、ほど良いポイントを探るのが良いでしょう。 ピックアップとギターとの相性についてですが、案外影響は大きいと思います。 ピックアップは弦振動を電気信号化するものですが、その電気信号を発生させる元になる弦振動は、ギターの木材やナットの材質、ブリッジの材質、テールピースの形式や材質などによって意外に左右されるところがあります。 ですので、同じピックアップでも搭載するギターによって音が変わるということも十分に考えられるでしょう。 ピックアップの質によっては、その変化が劇的なものになる可能性もあります。 あるいは、ギターの配線類、ポットやキャパシターなどの違いによっても、音質は大きく変わります。 もし移植先のギターの配線類をそのままにピックアップだけを交換したのであれば、そのあたりが原因で他のギターとの音の違いが表れる可能性は十分にあるでしょう。 参考になれば。
お礼
お返事遅れてしまいまことに申し訳ありません。 大変勉強になりました。 ありがとうございました。