バーンスタインに匹敵する今の時代の作曲家
最近、レナード・バーンスタインの「ウエストサイド物語」の音楽のクオリティー(”幅広い”音楽性、完成度、熟成度)の高さ、”本当の意味での”独自性を、個人的に再認識し始めています。
”音楽の専門家でない人々”が聴いても好きと感じる作風で、
しかも”音楽の専門家達”をも唸らせる、
両方を網羅できている次元に達している点が、特に素晴らしいと思っています。
自分がバーンスタインの「ウエストサイド物語」の音楽をすごい!感じる主な理由:
・音楽性に”圧倒的なポピュラリティー”がある
(=音楽の専門家でない人々が、たまたま耳にしても、好ましく感じ、口ずさむことが出来る性質のメロディーラインを持っており、ハーモニーも凝っているのに親しみ易い)
・クラシックジャンルに位置付けられている、彼以前の大家の曲と比較しても、重厚感を感じさせる、しっかりとした構成、完成度の高い曲に仕上がっている
・”20世紀”の”米国”に生きた人ならではの要素を、ふんだんに盛り込んだ幅広い音楽性
(=彼以前の作曲家はまだ用いていなかった種類の多彩なリズム、ハーモニーの在り方の起用)
・「米国英語の自然な流れと呼吸」を損なうことないメロディーとリズムを実現できており、歌詞のある音楽としての無理、不自然さを全く感じさせない
・ポジティブ、前向き、開放的なエネルギーを感じさせる音楽性
質問:
レナード・バーンスタイン以降の時代の作曲家で、彼同様に”ポピュラリティーのある作風を持った”、彼に匹敵する完成度の到達している OR 超えている音楽を実現できている(クラシック音楽ジャンルに位置付けされている)作曲家では、どんな人がいるでしょうか?
*ここであげている作曲家名は、たまたまミュージカル系統で主に活躍している人々になってしまっていますが、ミュージカルに限っているつもりはありません。
(こういう傾向の作曲家を探すとなると、今の時代ではどうしても映画やミュージカルで活躍している人々が多くなってしまうようですが。)
*できれば存命者だと良いのですが、バーンスタイン以降の時代の人であれば、故人でも構いません。
色々な人の作品を聴いてみていますが、(あくまでも)自分の感覚では、
今のところ、前述の要素を網羅できている次元に到達している作曲家としては、
アンドルー・ロイド・ウェバーぐらいしか思い当たりません。
ウェバーも天才的な音楽性の作曲家だと自分は感じていますし、彼の音楽は大好きなのですが、バーンスタインの「ウエストサイド物語」ほどの”普遍的な、安定感のある完成度”を感じないのです。(まだこれからも、どんどん活躍される方だと思ってますので、今後の作品に大いに期待していますが。)
情報が入手できれば、もっともっと聴いて、探究してみたいのです。
具体的な作曲家名は勿論、
この手の事項を探せるデータベース、ウエブサイト情報(情報掲載言語の種類は問いません)も有難いです。
よろしくお願いいたします。
お礼
へえ、びっくりしました。音楽畑にバーンスタインが二人いて、兄弟でもない、縁もゆかりもない、トータル・ストレンジャーとは驚きました。これで何十年も抱いていた疑問が一気に氷解しました。ありがとう!!