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手術方式?「オンビート」という言葉
「医龍」というバチスタ手術を題材にしたドラマの中で、心臓を動かしたまま手術するという時に 「オンビートで行う」(脈打つの意のbeatですよね?)と言ってたんですが、これって本当に現実の医療の中で使用されている言葉なんでしょうか? それとも漫画が原作だけに、架空の表現なのかな… 動かしたままの手術ってのも本当にできるのか知りたいです。 気になった言葉だったので、ご存知の方いらっしゃいましたら教えてください。
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施設や人によって表現はいくつかあるかもしれませんがオンビートやビーティングといった言葉は使われています。さらに正確にはオンビートとオフポンプは違います。オンポンプビーティングというのがあります。人工心肺につないで(オンポンプ)心臓を動かしたまま(オンビート、ビーティング)心臓の手術をします。人工心肺につないだだけでは心臓は止まりません。冠動脈バイパス手術だけではありません。バチスタでも行われています。現実です。 心臓を止めるということは心臓に血液が流れないということ、すなわち心臓にとっては良くないことです。バチスタを必要とする心臓はもともとかなり弱ってますので出来るだけ心臓に良くないことはしたくない、というのがオンビートでする理由の一つでしょう。
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- gaugaugau
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tach5150さんのおっしゃっているように冠動脈バイパス手術で人工心肺を使わずに手術することもよくあります。オンポンプ、オフポンプと言い方もします。(オフポンプは人工心肺を使わずにという意味) 人工心肺を使うことは、心臓が止まっているので手術操作がやりやすいという利点があります。しかし、心臓をとめることにより、血栓ができやすくなる(血栓が脳へ飛べば脳塞栓となります)ことや、心筋に対して若干ダメージがあるということなどの欠点もあります。ですから、手術のしやすそうな方に対してはオフポンプで行うこともあります。
お礼
ありがとうございます。 「オフポンプ」という言葉は初めて知りました。 どちらの方法を取るか、も医師の方の力量ですね。
- tach5150
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医師が実際に「オンビート」という言葉を使っているかどうかはわかりませんが心拍動下手術というのは 確かに現在の日本ではスタビライザーという器具を使って行われています。 ただしドラマのようなバチスタ手術ではなく冠状動脈バイパス手術に限られているようですが。 実際の手術は人工心肺を使って心臓を停止してから行っているようです。 まあドラマでは天才外科医という設定ですからね。 バチスタについては下記のページをどうぞ。 ちなみに今回のドラマでは下記のページにでて来る須磨医師に指導を受けて、ティッシュぺーパーを縫い合わせるなど、実際の医師が行う訓練もさせたそうです。 http://kk.kyodo.co.jp/iryo/news/0405shinkinsho.html 冠動脈バイパス手術(スタビライザー) http://www.cvc-ohno.or.jp/web/cardio/ihd/h-ihd0604.html http://www.cvc-ohno.or.jp/web/cardio/ihd/h-ihd0604.html
お礼
ありがとうございます。 URLもとても参考になりました。 知れば知るほど、すごい技術なのだと感じました。
お礼
解りやすい回答、ありがとうございます! 専門家の方のご意見を頂けてとても嬉しいです。 スッキリしました。 今後、医療関係の作品を見る目が少しかわりそうです。 すごいですね、医療の世界は…