柴原はここ2年、本当によくありませんでした。
特に昨年に関しては、成績が右肩下がりもいいところで2軍落ちはやむなしでした。
宮地の台頭もありましたが、柴原自身の不調が最大原因です。(私は柴原ファンで、これを書くのは辛いところですが)
本人の故障もあります。
2004年は、腰痛でかなり長く1軍を離れています。
去年は、パワーをつけようと無理に体重を増やし、その結果が身体が重すぎる…キレがない…打てない…という悪循環に陥ってしまいました。
今年は、体重を10キロも落として開幕に臨みました。
春、柴原を見て、私は驚愕したくらいです。
あまりにスリムになっていたので!
週刊ベースボールにありましたが、井出(井手ではないほう)から「10キロも体重が増えるということは、毎日10キロの重りを抱えているようなものだろう」とアドバイスされたことで、本人も改めて自分に求められているものを気づかされたということですね。
2軍落ちもそうでしたが、柴原はトレード要員としての話がついて回る選手でしたので、実はこっちも相当心配していました。
本人も内心そうだったと思いますし、かなり屈辱もあったと思います。
(パワーアップを目指そうとしたのも、そういうこともあったのかもしれません)
今年の柴原は違いますね。
代打稼業をやらされた1ヶ月、試合に出たいと思いつつも、本当によくやっていました。
代打の神様ぶりを発揮していた頃、柴原は「そう呼ばないでくれ、試合に出たい」と言ってはいたものの、与えられたチャンスで仕事をきっちりやる、という意識の高さを本当に感じました。
そしてご存知のように、スタメンを取り返しました(今年の宮地は大不調に陥ってしまい、それもあるんですが)。
ぜひこのまま、好調を維持してもらいたいものです。
お礼
詳しい説明をいただきありがとうございます。地元を離れて数年経ちますが、柴原ほどの実績のある選手がどうしたんだろうという疑問があり、でも「とべとべホークス」(今もやっているのでしょうか?)みたいな番組を見れなくなったため謎のままでした。代打で出るような選手じゃないと思っていましたが、2軍落ちとか、トレード要員というのはあまりに悲しいです。でも、今はレギュラー取り返しているので、このままがんばって欲しいですね。