アクセルワイヤーのとり回しほど、難しいものはないですね。
メーカーも悩みまくって、ワイヤー2本(強制開閉式といいます)にしたりしています。あきらかに開閉が重くなるのは間違いないですが、ルートの選定にはかなり自由度があがりますし、第一ひっかからないし安全ですね。
アマル式キャブレターはバタフライ開閉式のSUやCVの戻しねじりばねが露出させて使っているのと違い、良質なコイルスプリングを、閉鎖された空間である円筒形のスロットルバルブの中にぴったり収めることができますので、スロットルの戻し力はひたすらこのばねに頼っています。小さい排気量のバイクは全てこの形式です。 で。 やっとここから回答になりますが、まずワイヤーはハンドルを右に切ろうが左に切ろうが曲率がかわらないような配置を考えます。それができないときは、ケーブルの長さの変更まで検討する必要があります。これは大事なことです。バイクが制御できないようではハンドルを変えて操縦性をあげようとしたことが意味をなしませんし、ご質問にあるようなこともおこります。
二つ目はワイヤーの摺動抵抗を潤滑材でさげることですが、基本的なところが解決していないのでこの方法では解決が難しいとおもいます。
一番簡単な方法はハンドルをもとにもどすか。逆にワイヤーを充分余裕のある長さにして曲率半径を可能な限り大きくとることです。
アメリカン(チョッパー)のようにスペース的に稼げるものとか、スロットルのシビアさを優先するプライベートレーサーなんかの取り回しを参考にしてみてください。
市販品のバイクのあの長さはプロがどれだけ悩んだかがよくわかります。繰り返しになってしまいましたが、それと同じレベルにもってくるには長さをいじる以外には不可能に近いとおもいます。