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中学校と高校での教師の立場の違いは??
今後の進路を考える上でどうしようか困っています。どのような意見でも結構ですので、回答よろしくお願いします。 最初に私が質問するに至った経緯、最後に質問内容を書きます。 ●経緯 私は教員志望の某理系大学 理学部 物理学科 4回生の者です。学部卒業と同時に高校物理の免許を取得出来る予定です。 物理と数学が好きなのですが、大学のカリキュラム上、在学中に数学の教員免許が取れませんでした。そこで、専門的な数学の勉強がしたいという理由と数学の免許が取りたいと言う理由から、大学卒業後にもう2年間大学に通って、数学の勉強をすると共に中学校・高校の数学の教員免許を取ろうと考えております。 その後は中学校の数学 or 高校の物理か数学 の教師になろうと思っています。そこで質問です。 ●質問 中学校と高校の教師の立場の大きな違い、細かな違いはどのような部分なのでしょうか? 中学校は義務教育なので生徒指導を重視、高校は高等教育なので教科指導を重視されるとは思うのですが、他にはどのような違いがあるのでしょうか?また、その違いからどのような問題・指導の違いが生まれるのでしょうか?
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>(1)この情報から判断すれば、私が実習に行った高校は「底辺校」に近い部類に入るのでしょうか? No.5で Ama430さんが言われているように、本当にひどい状況にある学校ではないと思いますね。 多くの場合、学校が荒れるのは、社会が変化していて、価値基準がきちんと決まらずに、社会に多くのごまかしが見られるときだと思います。 自分は、かって、学区の最底辺と言われる学校に赴任したことがありましたが、その意味は、単に、中学での進路指導で、入試が一番簡単だ、最も中学で出来ない生徒でも入れる、と言う評価があっただけのように思います。非常に荒れる生徒もいましたし、大変人格的に優れた生徒もいました。確かに学力は全体的に低い状況でしたが、行動が粗暴だと言う生徒は少なかったですね。思うに、世間の見方が、そして、教員の見方が、生徒をだめにする面もあるように思います。ある生徒が、「制服を着てお店に行くと、店員が、万引きするんじゃないかと言う目で見るんだよな。」と言っていたのが印象に残っています。 いつだったか、英語の民間教育団体の研修会で、「エリート校には、エリート校のいやらしいところがある、大人の世界でも同じいやらしさがある、底辺校にだけゆがみがあるわけではないと、生徒に話していった、」と言う発表があったのを今思い出しました。その結果がどうなったのか、思い出せないのですが、生徒にとっては、新しい目を開くことだったはずです。 >(2)また、「底辺校」へは、公立高校の場合、大体どれぐらいの割合・確率で行く事になるでしょうか? 地域によってかなり違うのではないでしょうか。都市部の学校や、都市部に隣接する地域の学校は、底辺校に分類されてしまうことがあり、結果的に、非常に授業がやりにくいことになる場合が多いでしょう。 県の東部とか西部と言う形で、任地の選択が出来るので、自分で調べてみてもいいかもしれませんね。 >私は生徒指導もきちんと行いたいのですが教科自体もとても好きです。そこで、中学校・高校のどちらを目指せばよいか考えるために、今回の質問をしました。 ある官製の研修会で、「転任制度をきちんと考えてほしい。底辺校で本当に大変だ。進学校ではほとんど生徒指導なんて必要ないのだから、負担の差を考えてほしい。」と、何人もの先生方が懸命に訴えられていたのを覚えています。実際荒れている学校では、夕方5時ぐらいから生徒指導委員会が開かれ、それから職員会議で処分が決まるなんて、日常茶飯事でしたからね。 でも、進学校で楽をするのも、考えものだと感じます。結局生徒の質がよくなると、教員のほうはあまり授業できちんとやらなくなると感じます。「きちんと」と言う意味は、例えば英語である文法事項を導入する際にどういった形がいいのか、その定着の度合いは、発展性はどのくらいあるのか、などの考慮をどんどんしなくなっていくのです。あるALTが言ったことを覚えています。「結局日本の学校は生徒に対し何もしていない。」つまり、いい学校の生徒は勝手に自分で勉強するので、教員は何も教えていないと、彼は言いたかったようでした。 体育や音楽なども含めて、教授法は決まっていないのです。もう少し、どの教科でも、一定のレベルまでの見通しをつけて、どういった形の教え方、説明の仕方がいいのか、検討されてもいいのではないかと、いつも思います。 時々、教職員組合で、教科別の発展形式の検討などをやるのですが、ほとんど行政には取り入れられないし、知識の体系化について、官僚も現場の教員たちも、あまり注意を払わないのが、多分、戦後からずっと続いているように思います。 何が言いたかったかと言うと、教育の世界は、ほんとに未分化なのだということです。生徒指導にしても、教科指導にしても、まだまだシステムとしては本当に出来上がっていず、理想状態には程遠い状況にあるということなのです。ただ、それだけ自分がきちんとやろうとすれば、自分が開拓できる分野が広いともいえます。ぜひ、若い人に、挑戦していただきたいですね。
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- tipoAM578
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No.2です。 >(1)この情報から判断すれば、私が実習に行った高校は「底辺校」に近い部類に入るのでしょうか? その程度では「底辺校」ではないですね。 >(2)また、「底辺校」へは、公立高校の場合、大体どれぐらいの割合・確率で行く事になるでしょうか? 新任でバリバリの進学校へ行くケースはほとんどないでしょう。逆に新任教員を「鍛える」ために底辺校や生徒指導が比較的厳しい学校へ行かせる割合の方が多いと思います。 採用試験を小学校で受験して合格したのに、荒れたことがある(注意していないとまた荒れる可能性がある地区の)中学校へ行かされた友人が何人かいます。
お礼
2回目の回答、ありがとうございます。 新任教員の育成のための方法にも、いろいろあるのですね。 恥ずかしながら知りませんでした。 これからも情報を調べてみようと思います。 ありがとうございました。
- Ama430
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教育の難しさは、質がちがうだけで、小中高大どれが簡単ということはありません。 教える内容が基礎だから教えることが楽というわけではないのです。 学校間格差と職員間の仕事格差(質・量とも)は高校のほうが大きいように思います。 中学校のほうが同じ生徒数に対して職員数が少ないので、現在のように行政から課される仕事がハードな時代には、誰も手をぬけないという状況だと思います。 その分、職員間の結束力は高校より中学のほうが高い傾向がありますが。 細かいことを言えば、学級掲示にこだわるのが中学、殺風景でも気にしないのが高校という側面もあります。 底辺校の定義は人によりさまざまと思いますが、生徒指導困難校という意味では、2~3割、学習困難校という意味では3~4割というあたりではないでしょうか。地域格差も大きいはずです。 質問者さんの教育実習先は、学習指導困難校ではあるが、生徒指導困難校とまでは言えないという水準だと思います。
お礼
すいません。返事遅くなりました。 いろいろよく分かりました。ありがとうございました。
- taked4700
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中学は学校間格差が高校よりもない。つまり、高校は進学校と底辺校または職業高校の違いがある。 つまり、転勤による大きな違いがあるのが高校です。 中学は中退がないが、高校は中退または退学がある。 生徒指導で、最終的にやめさせるかどうかが問題になるのが高校です。 やりがいと言う意味から言うと、どちらも同じような魅力があるでしょうね。 中学は、生徒がまだ未熟な面が大きいので、高校よりも、本当は難しいと思います。 ところで、数学も物理も、競争率高いですよ。
お礼
回答ありがとうございました。 >中学は、生徒がまだ未熟な面が大きいので、高校よりも、本当は難しいと思います。 分かりました! ありがとうございました。
- don_kun
- ベストアンサー率50% (2/4)
私立高校で教員をしているものです。 中学と高校比べたときに 中1と中3で生徒の様子はまったく違いますし、逆に中3と高1では、それほど違いはありません。 生徒指導も教科指導もどちらもそれほど変わらないと思います。制度上中高2つに分断していますが、生徒は連続的につながっています。 他の方も書かれていますが、地域や学校により大きく異なるというのが現状です。 ただ、やはり教員である以上、教える教科の専門性が大事です。 ・より基本的基礎的な事を扱うのが好きなのか ・あらかじめベースが出来た上で発展的な内容を扱うのが得意なのか で、おのずと校種が決まってくると思います。
お礼
回答ありがとうございました。 >・より基本的基礎的な事を扱うのが好きなのか >・あらかじめベースが出来た上で発展的な内容を扱うのが得意なのか 教科内容に関して主に私が好きな事は、 ・基本的な事を数式で定義し、それから発展的な内容を式で考えていく事。 ・式を見る事、自分で式を考えて書く事。 ・基本的な式の意味を考える事。 です。don_kun様が言われた事を良く考えながら、校種を考えていこうと思います。ありがとうございました。
- tipoAM578
- ベストアンサー率37% (110/291)
当然のことながら中学生の方が、まだ子どもですから、(生活)指導に手が掛かります。 また、(運動)クラブの顧問で、平日も朝練があったり土日も練習で休めない、などの状況は高校より中学の方が多かったりします。 しかし、高校は中学より楽かと言うとそうでもなく、通学区域が小学区制でなく、中学区制・大学区制の都道府県の高校は、成績による輪切りになりますから、いわゆる「底辺校」の生徒指導は中学の比ではありません。 質問から察するに、質問者様はまだ教育実習をされていないかと思われますが(違っていたらごめんなさい)、教育実習はどうしても教科指導に偏りがちではありますが、それ以外のところもよく見て勉強されるとよいでしょう。 >高校は高等教育なので 高校も「中等教育」です(大学から高等教育)
補足
すいません。返事が遅くなりました。回答ありがとうございます。 よろしければ、補助質問への回答もよろしくお願いします。 ●補助質問の前に 教育実習にはすでに行きました(笑) 実習は平均偏差値45ぐらいの高校に行きました。授業開始のチャイムが鳴ってもほぼ全員が着席しておらず、着席後に授業を始めてもクラスの3分の1の生徒が喋るなり、寝るなりする高校でした。しかし、授業も中盤になると割りと静かになりました。 また、数回、職員室で怒られている生徒、怒っている先生を見ました。熱心に指導されている先生を見て、少し感動しました。 もっと多くの生徒指導を見たかったですが、教科の指導案に追われ、ほとんど見る機会はありませんでした。 ●そこで補助質問です。 (1)この情報から判断すれば、私が実習に行った高校は「底辺校」に近い部類に入るのでしょうか? (2)また、「底辺校」へは、公立高校の場合、大体どれぐらいの割合・確率で行く事になるでしょうか? 私は生徒指導もきちんと行いたいのですが教科自体もとても好きです。そこで、中学校・高校のどちらを目指せばよいか考えるために、今回の質問をしました。 長くなりましたが、回答よろしくお願いします。
- manchanf
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よくわかりませんが、中学校の先生が読まれたらおしかりを受けるかもしれませんが、あえて書くと、公立の中学・高校だと勤務時間などは変わらないと思います。が、明らかに、中学校の方が、学校にいる時間は長いと思います。近所の中学校もなぜこんな時間まで職員室の電気がついてるのとおもうことしばしばです。すべての先生がおられるわけではないのでしょうが・・。同じ年齢で入っても、中学と高校では給料が違うかもしれません。 何よりも、学校にもよりますが生徒指導のしんどさが違うのではと思います。高校は、何かあれば(喫煙や器物破損・暴力等)謹慎などの処分?がありそれがある程度の抑止力になっていますが、中学校ではよほどのことがない限り、それはできないと思います。あとは校区が限られているので、顔見知りが多くなる。(保護者との関係) と言う話を以前聞いたことがあります。
お礼
すいません。返事遅くなりました。 >あとは校区が限られているので、顔見知りが多くなる。(保護者との関係) なるほど!こう言う事も考えられますね! ありがとうございました。
お礼
申し訳ありません。返事が遅くなりました。 多くの素晴らしい情報ありがとうございます。 どのような高校にも高校に応じた問題がある事、教員という職業は自分でどれだけ開拓していくかで自分のとりまく状況が大きく変わる事が分かりました。 ありがとうございました。