私はジブリ作品はナウシカ・ラピュタ・そしてもののけ姫しかまったく見てません。全部TV放映された時ですが(^^;)別の作品(トトロとか)も結構頻繁に放送されているようですがまったく、です。以上3作品以外は時間を割いてでも観ようという気にはなれません。
他の方もずいぶん書かれていますが、私もナウシカともののけ姫に関してはやはり環境と、そこに生きる人の在り方が描かれているんだと思います。ラピュタはどちらかというと環境云々より人の生命の大切さ、みたいなものだと思ってますが。
ナウシカに関しては未来の話ですが、もののけ姫に関しては日本の過去、です。過去を取り扱った、しかも各地に語り継がれた伝説をもとにされたのは結構難しかったのではと思われます。違うように書いてしまったら、その地域の人から大ブーイング、ですから。
でいたらぼっちが出てくる、というか環境云々に関してはでいたらぼっちの話が中心??のようですが、私が知っている限りでは浜名湖と私が住んでいる神奈川県相模原市にでいたらぼっちの伝説の話が残されています。浜名湖の方は日帰り旅行で湖横断の船に乗った時に話を聞き、またうちの地域の話は地を深く掘り下げてつくった日帰り天然温泉施設に書かれてました。「沼」やら「台」やら「淵」がつく地名がやたら多いんですが、これはでいたらぼっちに由来しているそうです。もちろん(??)その地域には自然が多く残されてます。大野台に関しては原生林の公園でかなり土地要してるくらいですから。
…というように、同じ自然環境を扱ったナウシカでは、見る人にとってはSFアニメに留まってしまいますが、もののけ姫に関しては実在の日本の過去ですから、宮崎監督も結構慎重に臨まれたのでは…と、これは私の予測ですが。
あと私的に両方とも、自然の描かれ方が素晴らしいと思いました。ナウシカも、彼女が誰にも内緒でつくっていたという腐界の部屋(??)、あれなんか特に。
最後に声優陣もハマってたんじゃないでしょうか、鉄鋼の町の気風の良いお姉さん(ていう表現は合ってるか??)が、ナウシカでナウシカ役だった島本須美だった以外、目立った登場人物は全員本業俳優でしたが、私はまったく違和感ありませんでした。同僚の勧めで今度、ハウルを観てみようかなと思ってますが、彼女曰く「美輪明弘以外はダメ」だそうです。
自然と人間の生存は既に書かれているので、私はそれに合わせた既存の伝説の大切さ、を追加したいと思います。