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入稿について:(画像)psdからepsへの正しい置き換え方を教えて下さい
こんにちは。 閲覧していただいて有り難うございます。 紙媒体の入稿の際、画像をpsdからepsへ置き換える作業がありますが 皆さんはどのようなやり方で置き換えてるのでしょうか? 会社で教わったやり方で今までやってきたのですが 今度から新しい職場で作業することになり 果たしてこのやり方が正しいのかと不安に思っています。 少し曖昧な部分もあるので、そちらも合わせてご教授 いただけると幸いです。 ●これまでの作成方法 1)イラストレーターで原稿を作成 2)psd形式で画像を配置 3)画像サイズを情報パネルでチェック 4)リンク画像のオリジナルをフォトショップで編集 5)解像度に3でチェックしたサイズを入力し、eps形式で保存 6)イラストレーターに戻り、置き換える 上記のような方法でこれまで原稿を作成していました。 が、時折サイズがおかしくなったり、画像が荒くなったり することがあります。 また写真の場合、解像度が72だった場合には、 350まであげたりしていますが、 本来ならどうするべきなのでしょうか? 長くなってしまい、すみません。 ご回答宜しくお願い致します。
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>>リサイズの際に解像度の変更に伴って画像寸法が変わるようにして >>(画像の再サンプルのチェックを外して)、 >>それで目的の画像寸法と解像度の両方が数値を満たしていればいいですが >>それが足りないからと言ってどちらか一方を操作するのが良くないです。 >上記の部分についてもう少し詳しく >教えていただけると有り難いです。 >解像度変更の際、再サンプルのチェックを >外すのは今までもやっていたのですが >情けないことに、何のためにしているのかが >分かっていません; 「画像の再サンプル」なんて言うから難しくなるんですね。 早い話が「画像を描き変える」かどうか、を選ぶ事なんです。 「画像の再サンプル」にチェックが入っていなければ 画像そのものは描き変えられずに「解像度」に合わせて「寸法」が変わります。 つまり、解像度の換算単位が変わるだけの事です。 「100dpiで100mm四方の画像は200dpiでは50mm四方になる」という事です。 この方法では画像がいっさい変化(劣化)せずに単位だけがかわりますから 元画像の品質を維持したまま寸法を変える事ができます。 「画像の再サンプル」にチェックが入っていると 解像度を変えても寸法が変わりません。 逆も同じで寸法を変えても解像度は変わりません。 同時に、寸法と解像度をそれぞれ変化させる事もできます。 これはつまり、そこに入力された数値に合わせて元画像を「描き変えて」いるのです。 これを利用すれば100dpiで100mmの画像を350dpiで100mmの画像にする事も出来てしまいます。 ただこれは、100mmの画像が350dpiの品質になったわけではなくて 単に「拡大コピー」しているだけですから これで「必要解像度を満たしている」とは言えません。 見かけの解像度が上がっただけで印刷原稿としては不足です。 ● で、具体的にこの2種類をどのように使い分けるか?ですが 例えばノートリミングの200dpi/100mmの画像を50mmの印刷原稿にしたい場合に 必要数値は「350dpi/50mm」となりますが、 まず最初に「再サンプル」にチェックを入れずに「寸法」を50mmと入力すれば 「解像度」は400dpiに変わります。 これで必要解像度(350dpi)は満たしていますからそのままEPSで使用してもいいのですが 「データを軽く」という観点からは350dpiにする必要が出て来ます。 その際に、上記の作業の後で今度は「再サンプル」をチェックして 「解像度」を350dpiに指定すると、寸法は変わらずに解像度だけが変化して 「350dpi/50mm」の画像になります。 このようにして使い分ければ、適切な解像度の画像を作る事ができます。 この際に画像が描き変えられますから多少画像が劣化しますが 品質に影響するような劣化ではありませんから 無駄に大きなデータを使い回すよりは効率がいいです。 ● 次に、今度は同じ元画像から200mmの原稿画像を作りたい場合には 「再サンプル」のチェックを外して「寸法」を200mmと入力すると 「解像度」は100dpiになってしまいます。 この時に、次に「再サンプル」をチェックして「解像度」を350dpiにすれば 一応「350dpi/200mm」の画像が出来ますが これは100dpiの画像を水増ししているだけに過ぎません。 これも印刷原稿としては不足です。 ですから、最終的に画像の品質が純粋に350dpiを満たしているか?を見るには 上記の手順でリサイズを行なえば確実です。 ●●● >>ただ、画像上で「トリミングツール」でリサイズをする場合は >>画像情報の詳細が掴めませんから >>「画像解像度」からおよその情報を得ておいて >>目的の画像寸法にした場合に「解像度が必要数値を上回るか」を把握しておく事が大事です。 >こちらについても、もう少し詳しく >教えていただけると助かります。 これまではノートリミングでのリサイズでしたが 次に画像上でトリミングツールを使用してトリミングしながらリサイズする場合です。 この場合はPhotoshopのトリミングツールを選択すると 書類上方(Macの場合)に数値を入力できる欄が出て来ますが そこに寸法と解像度の両方を入力(指定)するのが「再サンプル」にチェックしたのと同じです。 つまり、作業者の自由な数値で画像を描き変える事が出来てしまいます。 この方法ではトリミングした画像を 無理矢理、必要な寸法と必要な解像度でトリミングすることが出来ますが これも純粋に必要解像度を満たしている事にはなりません。 この場合は「寸法」のみを指定してトリミングして (これでトリミングした寸法に合わせて解像度が変化します)、 その段階で「画像解像度」欄から現在の画像解像度がいくつになっているかを確認して 必要があれば前述の手順で適正解像度にリサイズするか、あるいは その時点ですでに解像度が足りなければ、それを承知でそのまま使うか、 または別原稿を用意するかを作業者が判断して作業を進めるようにすればいいでしょう。 ●●● >また画像をリサイズする場合、原稿制作のどの時点で >やっておくと効率が良いのでしょうか? 効率か品質かの問題になりますが 私は両方を考えて、デザインレイアウトにはグレーの図形(前述)を使い 最後にデータにまとめてカンプを出す直前にリサイズとEPS保存~配置を行ないます。 効率の点から言えば、作業途中のプリントが画像がないぶん早くできますし 品質の点からも寸法が決まってからのリサイズですから 無駄や劣化は最小にできると思っています。 私なりに長い間の経験からこれが最良と思っています。 もちろんデザイン手法や作業環境が人それぞれですから 誰にでも奨められるものではありませんが ひとつの方法として参考にしてください。 ●●● 私も書いていて良く分からなくなってしまいました(汗) 不明な箇所は何度でも聞いてください。 仕事の合間に書いていますので遅くなりますが できるだけの事はします。
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- chama0322
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私は紙媒体のデザイナーをしています。 やり方は職場によって多少なり違うのでしょうし 印刷に問題なければ方法はやりやすい方でいいと思います。 これは私のやり方ですが、参考になれば。 制作の前の時点でまず画像データを開いてチェックします。 ダミー画像であり、本画像であり基本的にCMYKの350dpiにしてepsのjpeg最高画質保存(ダミーは低くて可) 劣化しますが、普通の印刷物であればわからない程度だと思います。 そのeps画像をイラストレータに配置して制作していきます。今までも会社もそうでしたし、今もそうですが、逆にそれ以外でしている人を見た事ありません。 psdだと画面上綺麗ですが重くないですか…? >時折サイズがおかしくなったり、画像が荒くなったりすることがあります No.1の方が丁寧に説明されていますので、省きますが、画像の再サンプルのチェックをはずすと、上げた解像度に合わせて画像のサイズ自体が小さくなるので、前の画像の状態を維持して置き換えるという意味ですから、サイズが違うものを置き換えるとおかしくなりますよね。 「画像の再サンプル」は画像のピクセル数が多かったり少ない場合に ピクセル数を削ったり、増やしたりする作業を 「画像の再サンプル」といいます。 解像度は印刷の線数によって決まると思いますが、ほぼ350dpiですよね。 最初の時点で350dpiにしてしまって、そのサイズにあったデザインをすれば解像度が足りない事ありませんしね。 このサイズで配置したいのに、解像度を上げるとサイズが足りない。「必要数値を上回るか」というのはその事ではないですかね?違ったらごめんなさい。
お礼
ご回答、ありがとうございます。 >psdだと画面上綺麗ですが重くないですか…? 確かにpsdだと、重たくなります。 重い状態で作業するのも効率が悪いので もっと良い方法がないかと疑問に思っていました。 最初からepsで配置していっても問題なかったのですね; 大変参考になりました。 どうもありがとうございました(*^_^*)
「正しい」というか、定まった方法はありませんので これまでの原稿作成で特に問題がなければそれでいいんだと思います。 もし別の方法があるとしても、それが「正しい」のではなく単に効率の問題でしょう。 つまり「こうすればもっと早くできますよ」みたいな。 そんな前提で、ご質問者の手順と比較して私の手順を書きます。 ●これまでの作成方法 1)イラストレーターで原稿を作成 これは同じです。 2)psd形式で画像を配置 絵柄を見なければ作業が出来ない場合を除いて、 私は角版写真は「グレーの矩形」を、切り抜き写真は「グレーの切り抜きパス」を 絵柄の代わりに置いて作業をしています。 こうすればすべてIllustratorデータですから作業が軽快です。 3)画像サイズを情報パネルでチェック 上記で完成したレイアウトをレーザープリンタで出力して 画像部分のサイズをIllustratorでチェックして記入します。 4)リンク画像のオリジナルをフォトショップで編集 「3」で記入したサイズに合わせてPhotoshop上で元画像を原寸350dpiにリサイズし CMYK変換後にEPS保存します。 5)解像度に3でチェックしたサイズを入力し、eps形式で保存 この作業手順が不要になります。 6)イラストレーターに戻り、置き換える ですので、ここで「置き換え」ではなく最初の「配置」になります。 ● >上記のような方法でこれまで原稿を作成していました。 >が、時折サイズがおかしくなったり、画像が荒くなったり >することがあります。 これは、最初に配置した画像をIllustrator上で拡大縮小をした場合に 「置き換え」されたデータにもその拡大縮小率が適用されてしまうからです。 これはけっこう陥りやすいトラブルです。 それを避けるには「置き換え」ではなく再度「配置」するしかありません。 私はそれを避ける目的もあって、上記の手順で行なっています。 そうすれば「配置」は一回だけですからこの問題は起こりません。 ● >また写真の場合、解像度が72だった場合には、 >350まであげたりしていますが、 >本来ならどうするべきなのでしょうか? 単に数値だけ合わせればいいのではありません。 リサイズの際に解像度の変更に伴って画像寸法が変わるようにして (画像の再サンプルのチェックを外して)、 それで目的の画像寸法と解像度の両方が数値を満たしていればいいですが それが足りないからと言ってどちらか一方を操作するのが良くないです。 ただ、画像上で「トリミングツール」でリサイズをする場合は 画像情報の詳細が掴めませんから 「画像解像度」からおよその情報を得ておいて 目的の画像寸法にした場合に「解像度が必要数値を上回るか」を把握しておく事が大事です。 ● これでまた難しくなってもいけませんので 分からない部分は遠慮なく補足質問してください。
補足
とても丁寧にご回答いただき、有り難うございます。 補足に、何点かお聞きして宜しいでしょうか? >リサイズの際に解像度の変更に伴って画像寸法が変わるようにして >(画像の再サンプルのチェックを外して)、 >それで目的の画像寸法と解像度の両方が数値を満たしていればいいですが >それが足りないからと言ってどちらか一方を操作するのが良くないです。 上記の部分についてもう少し詳しく 教えていただけると有り難いです。 解像度変更の際、再サンプルのチェックを 外すのは今までもやっていたのですが 情けないことに、何のためにしているのかが 分かっていません; >ただ、画像上で「トリミングツール」でリサイズをする場合は >画像情報の詳細が掴めませんから >「画像解像度」からおよその情報を得ておいて >目的の画像寸法にした場合に「解像度が必要数値を上回るか」を把握しておく事が大事です。 こちらについても、もう少し詳しく 教えていただけると助かります。 また画像をリサイズする場合、原稿制作のどの時点で やっておくと効率が良いのでしょうか? 長々と申し訳ありません。 お言葉に甘えてしまいすみません; お時間のある時にご回答をいただけると助かります。
お礼
再度ご回答いただき、ありがとうございます。 大変分かりやすく、そして詳しく解説していただき、 本当に助かりました。 今まで曖昧な部分を曖昧なまま作業してたので 品質的にも効率的にも良くない原稿を作っていたんだなぁと、反省しています(^_^;) お恥かしい限りです。 こうして詳しくお話を聞くことができて、本当に良かったです。 これ以上質問すると、お仕事の邪魔にもなってしまうので あとは自分で調べて、実践してみようかと思います。 とても勉強になりました。 どうもありがとうございました(*^_^*)