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審判の名前
何年か前に日本のプロ野球でも米国の審判を 公式戦で採用していたと記憶してます。 日本の野球に合わなく誤審が多いとレッテルを 貼られて辞めて行ったような記憶があります。 誰でしたっけ? それと、その審判にまつわる話があれば教えてください。
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1997年、当時の吉國セリーグ会長が、審判の技能向上のために、現役メジャークラスの審判を招聘したいと考え、日本にやってきたのがディミュロ氏でした。 アメリカというより国際的にありがちな、外角に広く内角に厳しいストライクゾーンの徹底など、オープン戦の時点から各球団の監督、選手からは「日本人には合わない」と異論が噴出していましたが、ついに6月5日の中日-横浜戦(確か長良川球場)、事件が起こりました。外角の球を見逃した中日・大豊に対して三振のコールをしたディミュロ氏に対し、大豊は不満の意を表し大声で抗議。するとディミュロ氏はすぐさま退場にしました。 公認野球規則ではストライク・ボールのジャッジは球審の専権的かつ最終的な決定であり、異議の申し立てはできないものとされているため、ディミュロ氏の行為は非難されるものではありません。アメリカでも、ストライク・ボールの抗議は主に監督がベンチを飛び出して行うものであり、選手はすぐに引っ込みます(また監督の抗議は審判に対するものというよりは、観客に対するパフォーマンスや、自軍に対する喝を入れる行為という意味合いが強くあり、審判に対しては最大の敬意が払われています)。ところが大豊の抗議は続き、なおかつ中日ベンチから星野監督ほか数人のコーチが球審を取り囲んで抗議するという、日本ではよく見る光景ではあってもアメリカ球界においてはまず見られない光景に当事者として直面したディミュロ氏は「審判人生でかつてない恐怖を感じた」として翌日セリーグに辞表を提出、すぐに帰国しました。 その後セリーグは(パリーグも含めて)審判の技術向上のために何か方策を講じたかというとそうでもなく、相変わらず毎年のように誤審騒ぎが起きていますね。 質問の中に「誤審が多いとレッテルを貼られ」とありますが、おそらくストライクゾーンの違いや、アンパイアのフォーメーション(フライが上がったときの審判の動き方。現在では日米ともにボールに一番近い審判が打球を追いかけ、空いたベースには時計回りで審判がカバーしていく「クロックワイズ・フォーメーション」が採用されていますが、当時は日米でまちまちでした)が異なるといったところで、日本には合わないのではないか、という声が開幕前からあったのは事実です。ただ、明確な誤審となるとおそらく球史に残るようなものはなかったのではないかと思います。
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- baykin
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No,2の回答者ですが、訂正します。 失礼しました、97年当時のセリーグ会長は川島廣守氏(今年の殿堂入り表彰者)でした。吉國氏は当時のコミッショナー(第9代)でした。訂正します。
マイケル・ディミュロ氏のことですね。 http://www.ne.jp/asahi/box/kuro/report/sinpan.htm