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ガルバーニ電流とは?
どなたかお教えください。 ガルバーニ電流についての書き込みを前に読み疑問に思いました。 これは異種の金属が歯科治療で使われると発生するとのことでしたが、例えば、金のかぶせ物とインプラント(チタン)や、差し歯のポスト(金属)などの組みあわせでも起きるのでしょうか? ガルバーニ電流は常に金属の味がしているのでしょうか? よろしくお願いいたします。
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ポストに使われる金属には、銀-インジウム合金、銀-パラジウム-金合金、金-白金合金等が有ります。 このうち銀-インジウム(やスズ)はイオン化しやすい金属でガルバニックの原因になることが良くあります。しかし、ポストとして利用する場合は歯根と冠とで完全に埋抱されてしまうので大きな問題にはならないと思います。 セラミックの冠(メタルボンド)の裏打ちの金属は、金-白金合金、金-パラジウム合金、(古くはニッケル-クロム合金も使われましたが)等です。特例としてチタンを使う場合も有ります。 金合金の冠は金-白金合金や金を主体として銀銅などが加わった金属です。 メタルボンドの金属、金冠の金属、そしてチタンの組み合わせでどの様に電流が起こるかと言うことになると思います。 金属同士が直接接触したり離れたりはしないので、ショックや痛みが起こる可能性は少ないように思いますが実際のところは何とも分かりません。 (1)(2) メタルボンドと、金冠の金属はたいていの場合異なる物を使用します。 しかし組成やイオン化傾向は似ているように思いますのでほとんど心配は無い様に思います。(思います、です) (3) チタンのインプラントの上にメタルボンド等が被り、金冠とかみ合う。 3種類の金属が混在しますので電流が流れる可能性は有ります。 参考URLにチタンと他の金属のイオン化傾向に冠する発表文献がありますので、ご覧になってください。
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(1)上の歯(金属の裏打ちがあるセラミック差し歯と金属のポスト)+下の歯(同じもの) 電流は流れない。 (2)上の歯(金属の裏打ちがあるセラミック差し歯と金属のポスト)+下の歯(金合金のクラウン) 上の歯と下の歯が同じ合金であれば電流は流れないと思います(自信なし) (3)上の歯(チタンインプラント)+下の歯(金合金クラウン) 電流は流れます。
お礼
ご回答ありがとうございます。 (3)は電流が流れるますか・・・ 補綴物を決める前に教えていただけまして、非常にたすかりました。 ありがとうございました。
- katatumuriojisan
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電解液(唾液)がある口腔内の環境で、異種金属が混在するとその間に電位差が生じます。 この状態では金属イオンが溶出し片方の金属が腐食したり着色したりする現象が起こり金属味を感じる場合も有ります。 2つの金属が接触すると電流が流れ痛みやショックを感じることがあります。 違った金属で作った冠がかみ合った場合や入れ歯のバネが金属冠に触れたときなどに起こります。 歯科で主に使われる金属、金-白金合金、金合金、銀-パラジウム合金、コバルト-クロム合金、銀-インジウム合金、チタン等どの金属の組み合わせでも起こる可能性は有りますが、個人差も大きいようです。
補足
ご回答ありがとうございます。 すいません。冠の表面が金属でない組みあわせの場合はどうなるのでしょうか?いまいち理解できてないのでもう一度質問させてくださいませ。 「2つの金属が接触すると電流が流れ」とありますが、例えば以下の組み合わせは電流発生の可能性があるのでしょうか? (1)上の歯(金属の裏打ちがあるセラミック差し歯と金属のポスト)+下の歯(同じもの) (2)上の歯(金属の裏打ちがあるセラミック差し歯と金属のポスト)+下の歯(金合金のクラウン) (3)上の歯(チタンインプラント)+下の歯(金合金クラウン) よろしくお願いいたします。
お礼
詳しいご回答をありがとうございました。 (3)は電流の可能性がありますか・・・ あっちこっち歯がだめになってきているので、今歯医者さんに行っていますが、そのかみ合う歯の方も将来もたないのでは、といわれ、数年後をみこして補綴物を選択しなければいけないと思いました。 助かりました。ありがとうございました。