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職業用ミシンでの糸調子
シュプールSP25を使い、主にバッグ等を作っています。 表地が固めの厚手素材・茶色(キャンバスまで厚くないけれど、目の詰まった固い生地)で、裏地を綿ブロード・白にし、生地に合せて上糸を茶色、下糸を白糸にしたところ、裏側(白糸の方)は綺麗なのですが、表の方の針穴の部分に下糸の白がポチポチと出てくる状態で困っています。 糸調節の上糸を緩めにし、ボビンケースの緩みも確認しましたが、改善されません。 針はシュプール購入時についてきた、普通のやつ(すみません、種類がわかりません)のを使っています。 このような場合、どうすれば改善できるか教えていただけませんか?
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- momas
- ベストアンサー率41% (133/319)
縫製の原理をご存知でしょうか 縫製は生地と糸との摩擦力によって可能となります 生地にささった針が引き上げられるときに生地と針糸(上糸)との摩擦力により、ループ状のたわみができます このループを下糸の入っている釜の剣先がすくうことによって縫い目を形成することができます 皮革縫製やキャンバス生地、合皮、エナメル、などは摩擦力が大きいために上下の糸調節だけでは縫い目がきれいにできない場合が多いです 対策としては、摩擦力を低減させることです 糸の通るところにロウを置く(ロウソクのろうでかまいません) 糸がロウをこすりながら縫うようにします (簡易版蝋引き糸ですね) これでもだめなら、下糸ボビンにミシン油をたっぷりとふりかけます。 ボビンがびしょびしょになるまで油をかけます これでもだめなら、上糸もコットンやフェルトに油を染み込ませて、上糸がここを通るようにします ここまでやると、皮革や合皮でも糸調子がよくなります ただし、生地の素材や色によっては油しみになる場合がありますので、ためし縫いを行ってから実施してください 縫製用シリコンオイルというものもありますが、手芸店では入手不可能でしょう 効果が大きく、無色で後から変色しないシリコン系の縫製用油です 縫製工場で量産時に大量にオイルを使ったことがありますが、オイルが飛散して霧状になり、作業者が吸い込むという問題が発生したことがあります 無害と書いてはありますが、大量に吸い込んだ場合の健康被害については不明な点が多く、換気ダクトの設置と共に 極力無害なオイルをということで、食品添加物の油を使用したことがあります (製パン工場でパンを焼くときに使う油だそうです。縫製結果が良かったのと、加硫釜で蒸し焼き状態にしても変色がなかったので採用しました) さらに・・・これはミシンの構造に精通していないとできませんが、送りと針のタイミング、(送り位相)を変える方法です。 (メーカー保証の対象外となりますので回答は控えさせていただきます) ひとつ、気になるのは購入時についていた針とのことですので、#14~#11くらいのものではないでしょうか この番手の針は40~60番くらいの糸用ですね バッグですと30~20番くらいの糸を使うと思います 針は#19~#21を使ってください 針も工業用のDB針を使ってください(使えるなら) 工業用のDB針は硬い生地を縫っても曲がりにくく縫い目が安定します ただし、折れるときは砕けたように折れますので注意が必要です 家庭用のHA針はボタンやファスナーなどに針がぶつかっても、針が折れるというよりも針が曲がるという感じで、折れても粉々にくだけるようなことはないので、家庭用としては安全性は高いと思いますが、厚い生地や硬い生地には向きません
- yuta8130
- ベストアンサー率60% (3/5)
使用している糸はスパン糸でしょうか?糸のタイプや糸番手にもよりますが、生地がしっかりしているので糸調子を緩めるのではなく逆に強めにするのも考え方ひとつですが・・・
- rnrn
- ベストアンサー率41% (33/79)
表生地と裏生地の種類が違うから、糸調子の調整が必要なんだと思います。 単純に、上糸がきついなら、徐々に上糸調子を緩めに、下糸調子をきつめにしながら、試し縫いをしていかれたらいかがでしょうか? これでダメなら、生地に合わせて、色だけでなく、糸の番手も変えてみた方がいいかもしれませんね。 当たり前のことしか言えなくてゴメンなさい;