◆Naka◆
終盤で駒得ですか??
確かに、「思いっきり終盤」でもなければ、駒の損得は無視できませんね。
自分も相手も、常に最善手を指すわけではありませんし、駒次第ではちょっとした劣勢でも逆転したり、逆に優勢をひっくり返されたりすることもありますからね。
また、大量の駒のバックがあれば、少々ムリな手筋からでも物量作戦で押しつぶすこともできますよね?? そういう経験ありませんか?
損得の目安としてはいろいろあります。
例えば、金と銀の交換はイーブンであると判断します。
確かに金の方が一ヶ所余分に行けるところがありますが、斜め後ろという非常に融通の効く位置に移動できるのは銀です。金なんか、中盤などでひょいひょい前に出ていこうものなら、すぐに身動きが取れなくなってしまいますよね。
逆に金は1段目、2段目で守りとして使う分には非常に強力な駒です。
そう考えてみると、例えば自分が攻めているときには銀が欲しいですし、相手は金を手に入れたがっていますから、同格といって良いでしょう。
大駒(飛角)は、金銀2枚と交換なら、金銀の方が得とされています。終盤では金銀の1枚+桂か香でもイーブンと判断されます。俗に言う「2枚替え」ですね。
ただ、飛と角ですが、序盤では角の威力は相当なものです。まだ盤上に駒も多く、あまり動いていないときには、角の方がはるかに動ける位置が多いからです。
しかし、終盤においては攻撃側の飛車は強力無比です。龍などになっていれば、小駒(金銀桂香)3枚の価値があるとされます。逆に馬は守りに用いれば、やはり小駒3枚分の働きをするでしょう。
まあ、しかしそれらはあくまで目安であって、やはりケースバイケースということになるでしょう。
場合によっては、龍を切っても一枚の桂が欲しいときだってありますし、金銀2枚や3枚と替えられても、飛車を渡せない場面もあります。
特に終盤において駒得を意識するのは、情勢が混沌としてどちらにころぶかわからないような場面でしょう。
「ここで大量の駒があれば、一気に攻めきれる」というときや、「金銀を手に入れれば、自陣は安泰である」というようなシチュエーションでしょうね。
あと、ご質問とは関係ないですが、本当に強い人は「受け」が強いですよ~。
「受け」からの強い反撃をたくさん練習すれば、勝率はぐんぐん上がるはずです。頑張ってください。
とりあえず、私からはこんなところです。
お礼
nakaさん、こんにちわ。(^o^) 本を再確認したところ 終盤では駒の損得より速度とのことでした。 たぶん私の知識に少し誤解があったようです。 受けを強くすることはあまり意識していなかったのですが、 忘れないようにしたいと思います。