- ベストアンサー
メモリ使用率について
いつも参考にさせて頂いております。 Macを長時間使用してるとアクティビティモニタのシステムメモリの所を見ると 「現在非使用中」(青)が増え続け「空き」(緑)がどんどん少なくなりますね。 この「現在非使用中」と「空き」の違いは何なのでしょう? また「空き」が何MB以下になったら再起動した方が良いのでしょうか? Appleは「最近のMacは消費電力が低いのでシステム終了する必要無く、スリーブだけで十分」というコメントを雑誌で読みましたが、上記の件が気になって「空き」が少なくなると頻繁に再起動している次第です。 マシンはMac mini(PPC)でメモリは1GBです
- みんなの回答 (3)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
コンピュータはMacintoshだけでなくすべてにおいて、メモリの領域を計算用、計算した結果の記憶用など、用途に応じて区切っておく必要があります。計算した結果が予想以上に大きいデータサイズになったので、メモリ領域を増やそうとしても、それはできないことになっています。 コンピュータは予想以外の事態が生じると、エラーを起こして処理を停止してしまうので、メモリの確保(バッファリングといいます)はかなり余裕を持って行います。この余裕が、「現在非使用中」の部分です。 「空き」のほうは、アプリケーションやシステムがバッファリングしていない領域のことです。 > また「空き」が何MB以下になったら再起動した方が良いのでしょうか? アプリケーションやシステムの「タスク」は、仕事が終わると確保していたメモリ領域を開放して、ほかのタスクが使用できるようにします。「空き」は減り続けて元に戻ることはない、ということにはなりません。 また、Mac OS Xには仮想メモリという機能があります。 Mac OS Xは複数のタスクを同時に進行させることができます。となると、メモリ領域の確保(バッファリング)とその開放が頻繁かつ複雑に繰り返されることになり、実メモリにいくら余裕があっても追いつかないことになってしまいます。そこでバッファリングされた領域を強制的に再配置するという、強力なことをMac OS Xは行います。再配置する領域を紛失しないように、ハードディスク上にバッファリングされたデータを書き写します。つまりハードディスクの一部をメモリの代わりに使用しており、これを仮想メモリといいます。 仮想メモリの大きさも、アクティビティモニタで調べることができます。 仮想メモリのおかげで、メモリの「空き」が枯渇することはありません。 つまりいかに長時間使用しても、システム再起動しなければならない事態にはなりません。Mac OS XはUNIXベースのOSであり、UNIXは、ホストコンピュータとして、24時間3年間無停止でも稼働できるという、かなりタフな要求に応えられるように設計されたOSです。 「余計なひと言」をあえていわせていただくなら、旧Mac OSの亡霊のことは、もうお忘れになっていただきたいのです。 初代Macintoshは1984年に生まれ、Mac OSもそのときに誕生しました。初代Macintoshのスペックは、いま普及している携帯電話のスペックと比較しても、モニタ表示領域以外では、CPUの能力にしろ、メモリの搭載量にしろ格段に低いものでした。そのような貧弱なハードウェアで、画像処理ができるようになったコンピュータを作ったのですから、ある意味驚異のコンピュータということができます。しかし、ハードウェアの能力以上の力を発揮させるために、本来コンピュータとして必要な機能を犠牲にしてもいたのです。 最初にバッファリングの話をしましたが、いちどバッファリングした領域は、タスクがそれを開放して終了するまで、ほかのタスクが使用することを禁止しなければいけません。とくにシステムが使用している領域は、アプリケーション個々からはっきり隔離しておかないと、システム全体の安定を確保できません。しかしMac OSはシステムが使用している領域と、アプリケーションが使用している領域の区別をしなかったのです。区別できるほどメモリに余裕がなかったからです。このMac OSの基本設計のおかげで、のちのちまで、なにかあるとすぐにシステムがクラッシュする状態から、脱却することができなくなってしまいました。 Mac OSはバージョン9.2.2で終焉を迎えますが、Mac OS 9.2.2は、さながら子供用の三輪車に、3000ccのターボエンジンを搭載したような、代物になっていたのです。 Mac OS Xは、旧Mac OSと別系統のOSなので、よりバランスのとれた、現在のハードウェアのスペックを効率よく発揮させられるようになりました。メモリのことは完全に忘れてもいいようになりました。だいたいプログラマですら、バッファリングがどうのとか気にしなくても、プログラムできるようになっているのですから。
その他の回答 (2)
- yunitan
- ベストアンサー率30% (45/146)
「空き」は全く使用されていない部分です。「現在非使用中」はシステムが過去の動作状況から 必要であろうと予測して確保している部分で予約はされているが、使っていない領域です。 OS-Xになってからユーザーはメモリーの事を考えなくても良い様に設計されています。実際重いアプリを複数立ち上げた場合、メモリーの空きが10Mb位になりますが、でも安定して動作しています。SWAPは頻繁に発生しますが・・・ 実際、再起動すればメモリーは解放されますが、数時間で元に戻ります。メモリーの空きが少ないと言うのはハラハラしますが気にする事はありません。ずっとOSが動作している状態にしておけば自動的にメモリーの解放が行われます。たぶん、深夜のメンテの影響?でしょうが。
- axio
- ベストアンサー率33% (32/95)
非使用中は空きと考えてよいというような記事をどこかで読んだ記憶があります。きっと再起動の必要はないと思いますよ。 実際、重たい作業しているときは非使用中が減るので上に書いた通りなんじゃないかと思っているのですが。 自分は、今PMG5 2.3Dual Coreで2Gメモリ積んでますけど非使用中が1.1G空きは30Mです(起動後7.5時間)。
お礼
早急なるご回答ありがとうございます。 なるほどあまり気にする事は無いのですね。
お礼
大変詳しいご説明ありがとうございます。 メモリの構造がよくわかりました。 またOSXのすばらしさを再認識致しました。