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江戸時代の女性の髪型について

はじめまして。現在あるデザイン作業に携わっている者なのですが、どうしても調べきれない点が出てしまい、皆様のお力添えを求めました次第です。 下の画像にあるような、江戸時代の女性の髪形なのですが http://metro2.tokyo.opac.jp/tml/tpic/imagedata/toritsu/ukiyoe/C/5714-C149(02).jpg この、女性が前髪を結わえているリボン?のようなものの 1.名称 2.どのような身分の方が身に付けるものなのか 3.髪にどのように装着するか の三点を教えていただけるととても助かります。リボンのようなものだとは思うのですが、資料などがなく困っています。 どなたか知識のある方、どうぞよろしくお願いいたします!

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回答No.2

1.髷の根に飾りとしてかける布を手絡といいますが、前髪にかける布の場合は単純に赤い布という意味の紅裂(べにぎれ)で良いと思います。 2.身分というよりは、若い娘に限った扮装です。吉原でも、禿や新造とよばれる花魁見習いの若い者は前髪に紅裂をかけますが、一人前の女である花魁は前髪に布をかけません。 3.単純に、前髪をキュッと束ねます。参考に上げていただいた役者絵では、結び方は片輪結びのようです。 浮世絵質問どころ 黒猫の究美(黒究) http://blogs.yahoo.co.jp/mishima_doo/folder/494325.html

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回答No.1

左上に「お七」と書かれています。 これは「八百屋お七」、またはその脚色芝居の主人公です。 つまり、裕福な商人の娘である街娘です。 髪型は「つぶし島田」だと思います。この後ろの「タボ」が低いのが粋なのです。 お七は江戸、振袖火事の元凶となった娘ですから江戸初期のひとですが、歌舞伎や浮世絵の登場人物にそういう意味での時代考証は必要ないので、これはこの絵が描かれた当時のファッションをあらわわしています。 というか、左の画工さん等の名前や「助高屋高助」(これは歌舞伎の役者さんに歴史上の有名の扮装をさせた、いわゆる「見立て絵」だと思います。5枚組みのはずです(余談))の名前からして、明治に入ってからの作品です。 てことは風俗的には江戸末期のものです。だからますます風俗的にはてきとうだと思います。 本題 前髪の上のリボン(笑)ですが、うしろの「髷(まげ)」をぐるりと結んで、前に結び目をたらしたものです。 用途は、飾りです。 島田の「髷」はふた山なのですが、 岩波文庫「近世風俗誌」によると江戸では「髷」の前と後ろにある膨らみの間、またはうしろで結ぶのが主流だったらしく、これは京阪風のおしゃれらしいので、「お七」の髪型としては実はこれは変かもしれません。 名前は「まげかけ」です。これは緋縮緬を使っています。 「縮緬」はゼイタク品なので、江戸時代、ちょっとした家の使用人などもけっこういい服を着ていましたが、「縮緬」は使わせてもらえませんでした。 だから髪に「縮緬」が描いてあれば、それは「お嬢様」だと思っていいかと思います。 襦袢が「緋縮緬」の場合、お嬢様かもしれませんが、遊女かもしれません(笑)。 「島田」は武家のお嬢さまでも結いますが、お上品に櫛を刺したりすることが多いと思うので、 こういう派手な縮緬や花かんざしは、街娘っぽい雰囲気です。 いい絵ですね。残り4枚もお持ちなら拝見したいです。

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