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ドラムの前輪側と後輪側の錆び方の相違
愛用車は軽スズキアルトHA11Sで10年以上経過しました.タイヤ交換の際ボルト固定する側のドラムを観察しましたら前輪ドラムは全体が茶褐色に錆びていました.他方後輪をみましたら,ドラムは黒色でまったく正常にみえます.この相違はどこにあるのでしょうか.前輪はデイスクブレーキ,後輪は多分ドラムブレーキ方式になっているので,これが原因なのでしょうか.また錆びは放置しておいてよろしいでしょうか. 車愛好家の皆様よろしくご教示下さい.
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●この相違はどこにあるのでしょうか →塗装がしてあるかどうか、です。 前輪のディスクブレーキのホイール当り面には塗装がされておらず(簡素な錆止め表面加工のみ)、新車でも数ヶ月で錆びます。 一方、後輪のドラムブレーキにはブラック(錆止剤入)塗装がされているので、錆び難いのです。 ●No,3 さんの、”乗用車のブレーキは前輪の効きが後輪より強力なため”は間違っています。 円盤形のディスクを摩擦材で挟み込み、ブレーキを利かせる構造のディスクブレーキに対し、ドラムブレーキは平べったい円柱形の筒の内面に、半円形の摩擦材を外側に押し広げて摩擦させる事によりブレーキを利かせる構造の為、摩擦材が回転するドラムに食い込み(自己倍力作用とい言います)、強力なブレーキ力を発生します。 より強力なブレーキ力を必要とする中型トラック以上の超重量級の車には、ほとんど前輪後輪ともドラムブレーキが採用されています。 乗用車の後輪にドラムブレーキが採用されているのも、サイドブレーキが後輪を使用する為です。 ●錆びは放置しておいてよろしいでしょうか? →全く問題有りません。
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- egaetoteage
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ブレーキを掛けると荷重が前輪に多く掛かり、乗用車のブレーキは前輪の効きが後輪より強力なため発熱量が大きく、焼けやすく錆がでやすいのでしょう。 4輪ディスクの車でもブレーキパッドの減りは前輪が激しくそれに伴ってブレーキパッドの削りカスによる汚れも前輪が酷いです。 発熱の対策として前輪だけベンチレーテッドディスクにした車もあります。 前輪だけディスクブレーキになっているのもディスクブレーキの方が放熱性が良くペーパーロックやフェードを起こし難いからです。 ブレーキフルードの交換など定期点検整備を確りしていれば問題は無いと思います。
お礼
ご回答有り難うございます.前輪後輪ともデイスクブレーキを採用している車種のことは存じませんでした.後継車選定の際は留意したいと思います.
- shouhisha
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基本は#1の方の回答の通りです。 それと、もう一つは、ドラムは塗装されているが、ローターは塗装されていない、又は塗装が薄いのが実情です。 ※ドラムでも塗装されていない物や塗装が薄い物はまっ茶っ茶ですよ。
お礼
早速のご回答有り難うございます.塗装されていないドラムがあることは知りませんでした.次の車種選定の際は参考にさせて頂きます.
- nwms10
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ご質問にある通り主にブレーキの形式によるもので、前輪側の錆はディスクブレーキの鉄粉(制動時にディスクが削れる)が原因です。恐らく、土台?の金属自体は錆びていないと思いますが。 鉄道で、駅の近く(=ブレーキを使用する)ではバラスト(砂利)が茶色くなっていますが、あれと同じです。決して石が錆びた訳ではありませんよね。 この錆(鉄粉)は、同じ使い方をしても材質次第で沢山発生したりしにくかったりということがある訳ですが、メーカー側で必要な制動性能など諸条件を考慮して決めていると思われます。車種毎に自重の差異もあり、個々に発生の多い・少ないの差があります。通常は放置しておいて問題ありません。
お礼
ご回答有り難うございます.鉄道との類似性のご指摘なるほどとよく分かりました.
お礼
大変詳細なご回答頂き感謝致します.これで車に関する知識を広めることが出来て,改めて御礼申し上げます.