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女性の歌手なのに、男性の気持ちに立って歌うのはどう思われますか
日本語を勉強中の中国人です。私はつじあやのさんの歌が好きで、良く聞きます。 前からも不思議に思っているのですが、つじあやのさんの歌では、なぜ「ぼく」と「きみ」のような呼び方をするのでしょうか。女性の歌手なのに、男性の気持ちに立って歌うことに対して抵抗感があるというか、ちょっと慣れません。「ぼく」と「きみ」の入っている曲はもし女性が歌ったら、日本の方にとって男女それぞれどのような感じでしょうか。中国の歌にはこのような現象がめったにないので、興味を持っているところです。 つじあやのさんの歌の歌詞 http://www.utamap.com/searchkasi.php?searchname=artist&sortname=1&word=%82%C2%82%B6%82%A0%82%E2%82%CC&act=search また、「教えて!goo」のおかげで、最近川嶋あいという方も初めて知り気に入りました。歌詞は詩のようでとても素敵だと思います。しかし、玉にきずですが、川嶋あいさんも男性の気持ちに立って歌う歌手のようです。 川嶋あいさんの歌の歌詞 http://www.utamap.com/searchkasi.php?searchname=artist&sortname=1&word=%90%EC%93%88%82%A0%82%A2&act=search 日本では、女性の歌手は男性の気持ちに立って歌うのは多いでしょうか。私は女性なので、女性の歌手に女性の気持ちに立って歌ってほしいのですが、皆さんはどうお考えでしょうか。 また、日本では、男性の歌手は女性の気持ちに立って歌うのもあるのでしょうか。 長くなりまして申し訳ありません。自然な日本語の文章を書きたいと思っていますので、よろしければ質問文の添削もしていただけないでしょうか。よろしくお願い致します。
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いい歳をして彼女の唄が大好きなオヤジです。 数年前の彼女へのインタビュー記事の中で 「曲を作り始めた頃から“私”という表現ができなくて、 それを“君”と“僕”に置き換えてみたら 言いにくかった事がすごく言いやすくなった」 という意味の事を話していた事がありました。 “つじあやの”と“君”と“僕”の三つの存在が 彼女の創作の原点になっているのではないでしょうか。 性別を分ける呼称を持つ国だからこそできる 独特の広がりのある表現だと思います。 私が彼女の唄を聴いて思う事は 「生臭さのないラブソング」だなあ、という事です。 その辺りで好き嫌いの評価が大きく分かれるのでしょうけど。 ● 男性が女性の気持ちに立って唄う歌は、演歌ではよくありますが それは作者(作詞者)が別の場合が多いですから どちらかと言えば「唄わされている」意味が強くて 自ら進んで表現を広げたいという気持ちではないと思います。 しかもこれらは聴く人を意識して作られていますから 普通以上に生臭さが感じられて、好きではありません。 ● 文章の添削などのできる立場ではありませんが ご質問文を読ませていただいた範囲では 「気持ちよく」読める文章だと思います。 ただ、「自然か」と言われれば、 現在の日本では不自然な部類に入りそうな綺麗な文章です(笑)。 私たちが見習わなければいけない部分があって恥ずかしいです。
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- congaga
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こんにちは。 久しぶりに回答に来ました。 日本では。男性が女性の、女性が男性の立場で詩を作り、歌を歌うことは珍しいことではありません。 ベテランの歌手であれば、1曲は逆の性別の立場で歌を歌っているでしょう。 先に回答されている方々が書いているように、世界中で普通のことだと思っていたので、中国ではあまりないというのが逆に驚きでした。 日本と中国、お隣の国なのに不思議ですね。 おまけなのですが、日本の古典文学で教科書に必ずと言っていいほど載っている「土佐日記」というのがあります。 これは、930年位に紀貫之という男性が書いた日記なのですが、女性の立場で書かれています。 中国の国でいうと、唐と宋の間の時代ですね。 この時代は男性しか日記を書かなかったのですが、「男性のする日記という物を女性の私も書いてみよう」というような文章で始まり、わざわざ女性になりすましているところが面白いところです。 さらに、この時代は男性は漢字で、女性はカナ文字で文章を書いていたのですが、この日記もわざわざカナ文字で書いていて、思いっきり女性になりすましています。 ですが、この「土佐日記」がこの後の女流文学の発達に大きな影響を与えて、女性の日記やカナ文字での文章がたくさん書かれるようになりました。 こんなに昔から、日本では逆の性別の立場になることが行われてきたので、あまり抵抗がないのかもしれません。 質問の文章は、相変わらず素晴らしいと思います。 あえて指摘するのであれば、二箇所より自然になるように添削してみます。 (1)「玉にきず」は断定した言い方に感じるので、「川嶋あいさんが男性の気持ちになって歌うこと」を好きな人もいると思うので、この場合には使わない方がいいかもしれません。 私であれば、下のように書きます。 【原文】 しかし、玉にきずですが、川嶋あいさんも男性の気持ちに立って歌う歌手のようです。 【私が書くのであれば】 しかし、川嶋あいさんも男性の気持ちに立って歌うようなので、私には残念に感じてしまいます。 (2)難しい「の」や「は」の使い方ですね。 分法的な指摘はできませんが、添削してみます。 【原文】 日本では、女性の歌手は男性の気持ちに立って歌うのは多いでしょうか。 【私が書くのであれば】 日本では、女性の歌手が男性の気持ちに立って歌うことは多いのでしょうか。 なんだか、回答よりおまけや添削の方が大きくなってしまいました(笑) また、機会があればお会いしたいですね。
お礼
こんにちは。本当にお久しぶりですね♪ ご回答ありがとうございます。「土佐日記」は名前だけ聞いたことがある程度です。面白そうで読んでみたいです。でも、今の私にはとても難しいです……もっと古典の文法をしっかりと勉強しないと。また、質問文への添削に感謝いたします。例文を繰返して繰返して読みます。 本当にありがとうございました。
- itab
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>女性の歌手なのに、男性の気持ちに立って歌うことに対して抵抗感があるというか、ちょっと慣れません・・・ 私も、そんな曲に出会うと少し違和感があります。 でも、素敵な歌であれば、「ここち良い違和感」と表現した方が適当かもしれません。 あくまで私個人の受け止め方ですが、女性が男性の気持ちに立って歌うというのは、自分の気持ちを(女性に)分かって欲しいと思う男性にとって惹かれるものではないでしょうか。 その上で、その女性歌手の歌としてではなくて、情景としてイメージします。歌手が主役ではなく、歌そのものに感情を移入するというか・・。 このあたりで違和感がなくなり、自然に耳に入ってくるようになります。 (今、イルカの「なごり雪」を思い浮かべて回答しています ^^♪) ただ、日本でも40年くらい前までは、男性の気持ちを女性が歌うというのは(その逆も含めて)ほとんど無かったと思います。 今ではごく普通のことになっていますが、おそらく「慣れ」が大きいのでしょうね。 すみません、異国の方を意識したつもりですが、分かりにくい回答になったかもしれません。 でもそれは、質問者さんの文面がとても自然な日本語というせいもあったりして。 (逆の立場を考えれば頭が下がります。がんばってください。)
お礼
ご親切に教えていただき誠にありがとうございます。とても理解しやすいと思います。素敵な歌であれば、私も「ここち良い違和感」と考えています。女性が男性の気持ちに立って歌うというのは、自分の気持ちを(女性に)分かって欲しいと思う男性にとって惹かれるものですね。私は女性なので、男性が女性の気持ちに立って歌う曲に惹かれるかもしれませんね。女性が男性の気持ちに立って歌う曲の歌詞にはちょっと心理的な距離感があるような気がします。とても参考になりました。 励ましていただき本当にありがとうございました。日本語はまだまだです。これからも頑張ります!
日本の歌についてはこれまでにも沢山の例がご回答として挙げられていますが、英語系のポップスやフランス語でのシャンソンなどでも、女性の言葉で書かれた歌詞を男性が歌う、あるいはその逆といった曲は大変多いものです。 例えばかの「テネシーワルツ」だとか「ラストダンスを私に・・・Save The Last Dance For Me」などもそうです。 このふたつの例では、実はどちらも男性用の歌詞 (she・her・herといった使い方で)と女性用の歌詞 (he・his・himといった使い方で)がともに用意されているのですが、それでもなお、異性の立場で歌うことのほうが多いもの、そこにはなにかの魅力があるのでしょう。 その魅力とは・・・・・とかく自分自身や同性が感じている「自分らしさ」よりも、異性のほうがより深くセンシティヴに「らしさ」を感じ取っているのではないか、それゆえ、女性が女性の歌を歌う、あるいは男性が男性として歌う・・・・ということよりも、男性が女性の歌を、女性が男性の歌を歌うならば、なにかそこに、もっと「味わい」といったものが表現できるような気がしています。 少なくとも、わたくしはこうした歌い方がとても気に入っていますので、わざわざ異性の歌詞で歌っていますが、あるいは、ひょっして変身願望といったものがあるのかもしれませんね。
お礼
早速のご回答ありがとうございます。日本だけではなく、欧米諸国の音楽にもこのような曲があるのですね。なぜ中国にはめったにないだろうか、と考えています。もっと「味わい」といったものが表現できるのですね。大変参考になりました。 本当にありがとうございました。
- cherrymoon
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一青窈さんというアーティストも歌でよく「ぼく」を使います。 彼女が以前テレビ番組で「『わたし』『あたし』という言葉は強すぎて、逆に『ぼく』という言葉は優しく響く」みたいなことを言われています。 音の響きから「ぼく」を使うこともあるそうです。 つじあやのさんや川嶋あいさんの歌詞を見てみると、「ぼく」であっても性別は感じさせないものが多いです。 多分、語感からも選んでいると思います。 私は女性だから女性の歌、男性だから男性の歌、とは思いません。 反対の性だから表現できるものがあるからです。 特に男性が女性の歌を歌うと、女性では表現できない色気を感じます。 #4様も書いている島津ゆたかさんの「ホテル」や堀江淳さんの「メモリーグラス」は男性だから不倫や失恋での女性の苦しみを表現できたと思います。 この2曲はぜひとも聴いてもらいたい曲ですね。 小さい頃、昔の歌の特集で聴いたときから大好きです。 ご自身で国籍を明かさなければ気づかなくらいに文章がお上手ですね。 私の同級生だった留学生と同じ国籍の人とは思えません。 寧ろ私たち日本人の方がきちんと文章を学ばなければならない気がします。 これからも勉強を頑張ってください。
お礼
ご丁寧に教えていただき誠にありがとうございます。「ぼく」という言葉は優しく響くのですね。一青窈さんの情報、ありがとうございます。つじあやのさんや川嶋あいさんの歌詞の「ぼく」であっても性別は感じさせないものが多いのですね。私は「ぼく」と「きみ」が入る曲は、明らかに男性の気持ちの曲だと判断してしまいました。堀江淳さんの「メモリーグラス」は本当に切ない曲ですね。島津ゆたかさんの「ホテル」は残念ながら、ネットで歌詞が見つかりませんでした。ご意見、大変参考になりました。 励ましていただき本当にありがとうございました。日本語はまだ下手です。これからも頑張ります!
- yumgyumg
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男が歌う女の歌、日本にはたくさんありますよ。 少し古めのものが多くなりますが、今、思いつくものを挙げると・・・ 島津 ゆたか 「ホテル」 堀江 淳 「メモリーグラス」 伊勢 正三 「22才の別れ」 谷村 新司 「22歳」 来生 たかお 「はぐれそうな天使」・・・ちなみにこれは、女性歌手の岡村孝子さんがカバーしています。 ポルノグラフィティ 「サウダージ」「ジョバイロ」 上に挙げた歌は、いずれも、底抜けにHAPPY!な印象の歌詞や曲調ではありません。 「ホテル」などは不倫を歌ったものですし、「はぐれそうな天使」以外は、どれも失恋の歌です。 恋に破れた女が街外れの客もまばらな薄暗いバーのカウンターでひとりで呑んでいる。 そのバーの片隅では、売れないシンガーソングライターがギターを抱えてひっそりと歌っている。 その男が歌う曲は、まるでその女の気持ちを知っているかのように、切ない別れの曲。 女は「わかったようなこと歌わないでよ・・・」と思いながらも、その歌声に慰められ、 幸せだった頃の甘い思い出を噛み締める・・・。 「メモリーグラス」を聞くと、このような情景が私の心には浮かびます。 (かなり古臭いイメージですが、この曲が出たのが1981年と、かなり前なので・・・) このとき、歌っているのは、女ではなく、男の方がしっくりきませんか? そして、女が書いた歌詞ではなく、男が書いた歌詞であることもポイント。 というのも、女が歌う(作る)失恋の歌は、「がんばれ女の子!」といった 「エール」を送るものが多いように思います。 「もっと素敵な女になって、もっと素敵な恋をしようよ!」みたいな感じ。 ですが、失恋した直後は、楽しかった思い出にまだもう少し浸っていたい、 もう少し泣いて、かわいそうな自分を慰めてやりたい、というちょっと甘ったるい 切なさを引きずっていたい期間もあると思うんです。 そんな時は、やはり男が歌う女の歌、の方が重過ぎず、カラ元気を出す必要もなく、 心地よい切なさを演出してくれるのではないか、と思います。 あくまでも私論ですが・・・。 逆に、女が男の気持ちを・・・、という曲が特に多いのは、イルカさん。 彼女が歌う、「なごり雪」、「雨の物語」、「あの頃のぼくは」などは、どれも「僕」です。 いずれも、上に名前が挙がっている伊勢正三さんの作詞ですので、 必然的に「僕」となるわけですが、彼女の場合は「僕」で歌っても、まったく違和感がありません。。 とても素敵な歌手&曲ですので、よろしければ一度、聴いてみてください。 ※どの曲も、ネットで検索すれば、歌詞を見ることが出来ますので、一度見てみてください。 ここにURLを貼るのは、著作権侵害の幇助になる可能性があるので、やめておきます。 日本語、今でも大変素晴らしいと思います。これからも頑張ってください。
お礼
ご親切に教えていただき誠にありがとうございます。お挙げになった歌詞はほとんど拝見しました。「ホテル」と「あの頃のぼくは」の歌詞だけネットで見つかりませんでした。こういう特徴の歌は失恋を内容にするのは多いのですね。「メモリーグラス」の情景はとても想像できます。大変参考になりました。 励ましていただき本当にありがとうございました。日本語の勉強、頑張ります!
- Trick--o--
- ベストアンサー率20% (413/2034)
「きみ」を好きな「ぼく」でも、男性の気持ちとは限りません。 つじあやのさんの歌は女性的な歌だと思いますよ。 日本語の一人称は、男女どちらでも使う場合があります。 「おれ」「ぼく」などは男性一人称としてよく使われますが、女性でも使う人は居ますし、 「あたし」などは女性が主に使いますが、男性でも使います。 「私」は男女ともによく使われます。 勿論、男性の立場で女性が歌うことや、女性の立場で男性が歌うこともありますし、 男性が歌っていた歌を女性が、女性が歌っていた歌を男性がカバーすることも多いです。
お礼
ご丁寧に教えていただき誠にありがとうございます。「きみ」を好きな「ぼく」は男性の気持ちとは限らないのでしたね。ちょっと驚きました。とても参考になりました。 本当にありがとうございました。
- bougainvillea
- ベストアンサー率21% (185/853)
女性の歌手でも自分の中で少年ぽいところを出したりしたいときは「ぼく」を使います。
お礼
早速のご回答ありがとうございます。自分の中での少年ぽいところなのですね。大変参考になりました。 本当にありがとうございました。
- otonazamurai
- ベストアンサー率18% (3/16)
どうもはじめまして。女です。 私はつじあやのさんも川嶋あいさんも特に聞いたことある訳じゃありませんが 女性が「僕」という一人称を使う歌詞は他の方の詞でもたまに見かけます。 浜崎あゆみさんも、たまに「僕」って歌詞で言ってた気がします。 私自身の意見ですが・・・ 彼女達が「僕」と歌詞で言っているのに、別に男性の目線で歌詞を書いてるわけでは無いと思います。 もしかしたら歌詞の中には「男の人ならこういう気持ちだろう」と思って歌詞を書いている場合もあるとは思いますが 「僕」という言葉を歌詞のアクセントとして使っているのではないでしょうか。 ちなみに、男性歌手も普段は「俺」といってる人が歌詞では「僕」という一人称を使ってたりします。 「ぼく」というと、日本では、幼い男の子や気弱な男の子が使う自分の呼び名というイメージがあります(多分) 何となく性別を感じさせない中性的なところがある言葉なんです。 そういう可愛らしさのある「ぼく」という一人称を、漠然と、あえて彼女達は使ってるのではないでしょうか。 うーん、まとまってない意見ですみません。 あと、だいぶ日本語が上手ですね!!すごい尊敬します。 あえて指摘するなら「玉にきず」の使い方がちょっと不自然かもしれませんね。(それにしてもすごいです) これからも日本語の勉強頑張ってくださいヽ( ゜ 3゜)ノ
お礼
ご親切に教えていただき誠にありがとうございます。「男の人ならこういう気持ちだろう」と思って歌詞を書いている場合もあるのですね。とても参考になりました。 質問文への心のこもったご指導にも感謝いたします。「玉にきず」の使い方を調べてみます。今後気をつけます。 励ましていただき本当にありがとうございました。日本語はまだまだです。これからも頑張ります!
お礼
ご親切に教えていただき誠にありがとうございます。つじあやのさんの歌が大好きな方にご意見をいただき大変嬉しいです。インタビュー記事の情報はとても助かりました! 「つじあやの」と「君」と「僕」の三つの存在が彼女の創作の原点になっているのですね。彼女の音楽が流されると、いつも不思議に男の子が女の子を自転車の荷台に乗せ、緑の散歩道で風を切り幸せそうに走る、なんと純粋な素敵なシーンが目の前に浮かぶのも納得できました。大変参考になりました! つじあやのさんの歌は私にとっては「春風」のような存在です。自然なもの、特に風、空、春、鳥、夕日などの温かい物が多くて、シンプルで心が和みます。 励ましていただき本当にありがとうございました。日本語はまだ下手です。日本語の勉強、頑張ります!