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photoshopでのポスター作成

ポスター作成に関して質問です。 通常、ポスターは写真の加工をphotoshopでして、 illustratorで文字入力・配置などを行うのですよね? ところが、現在、手元にphotoshopしかありません。 これまで、簡単なポスター(のようなもの。A4サイズ)を写真を加工し取り込み、文字を入れレイアウトを整えるという最低限の工程のみでphotoshopで作成していました。 1.illustratorを使用するのとしないのとでは、 どう差がでるのでしょうか? 2・今回のような大判のポスターを、 これまでのようにphotoshopで作成する際の注意点などありますか? 3.illustratorだと、「とんぼ」を作れますよね? photoshopにもそういう機能はありますか? (新規作成から、サイズ指定を今回とんぼを入れて指定すべきなのかが分からなくて) 全体サイズ:73cm×103cm 印刷部分:60cm×90cm 4.文字のアウトラインは、photoshopでもできますか?アウトライン自体よく分かっていないのですが、「アウトラインはかけた方がいい」といわれました。 お分かりになるいくつかだけでも、 アドバイス、どうかよろしくお願いします。

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noname#18887
noname#18887
回答No.3

最初に確認しますが、「トンボ」と言う事は商業印刷向けのデータと言う事ですね? その前提で話を進めます。 1.illustratorを使用するのとしないのとでは、どう差がでるのでしょうか? 一般的な場合、Illustratorは「版下」を作るもの、 Photoshopは「画像」を扱うもの、という使い分けをします。 「版下」とは印刷版を作成するのに必要な原寸サイズの版面を作って そこに文字や図版、線画イラストなどをレイアウトに従って置いたものです。 それで印刷版のベース部分を作り、 そこにPhotoshopで作成した画像を配置して「完成データ」とします。 それをPhotoshopのみで作成しようとした場合は 分りやすく言えば「画像」に文字や線画を書き込んでしまい 仕上がり状態の画像をデータ(原稿)として搬入する形になります。 その際に、文字や線画の扱いはIllustratorデータのほうがラクであることから 通常は前述のような使い分けをしてきました。 仕上がりで出る「差」は、小さな文字の解像度だけです。 それでも、350dpiあれば10ポイント程度の文字まで解像できますから チラシのような6ポイント等の小さな文字を使わなければ 文字を画像に埋め込む方法でも充分に実用になります。 ● 2・今回のような大判のポスターを、 これまでのようにphotoshopで作成する際の注意点などありますか? 「画像解像度」と「メモリ」に注意が必要です。 先に書いた「350dpi」は画像の標準的な必要解像度ですが この数値で今回のような大判のデータを作ろうとすると メモリ不足で機械作業が遅くなるばかりか、 場合によっては頻繁にフリーズを起こす危険もあります。 ただ、この350dpiはパンフレット等の「手にして見る」印刷物の場合の数値であって ポスター等の「離れて見る」場合には解像度はもっと低くても構いません (先の回答に詳しく述べられています)。 ですから、一般的なポスター用の画像は100~200dpiで作られます。 が、そこで問題になるのが「文字の解像度」です。 文字を画像に埋め込む場合、文字の解像度は画像解像度に依存しますから 例えば100dpiで作成した場合、判読できる文字のサイズが 36ポイント程度になってしまいます。 同様に細かな線画のイラスト(地図など)も判別できなくなってしまいます。 そうした部分さえなければ100dpiの画像でデータを作成して そこに文字やイラストを埋め込ようにすれば 大きなメモリを必要とせずに済みますから、 レイヤーを活用すればPhotoshopだけで充分レイアウト作業までできます。 ただその場合でも、搭載メモリ、割当てメモリともに多くが必要ですし 同時に「仮想記憶ディスク」も、外付けの高速なHDなどを使用して 作業が停滞しないようにする必要があります。 ● 3.illustratorだと、「とんぼ」を作れますよね? photoshopにもそういう機能はありますか? これが商業印刷向けかプリンタ出力か、で分かれる部分ですが 商業印刷向けなら、仕上がり寸法に周囲3ミリずつを足して実データを作って 印刷側にその事を伝えるだけでもいいです。 つまり「断ち落としの付いた原寸データです」と伝えます。 今回の場合では「733mm×1033mm/100dpi」のデータを作る事になります (100dpiが最適という意味ではありません。求める精度によって変わります)。 「印刷部分」が600mm×900mmしかない場合でも 仕上がりサイズ(全体サイズ)のデータを作る必要があります。 周囲の余白部分はただの真っ白ですが、データ領域として必要です。 で、そうしてデータを作る場合はトンボは必要ありません。 印刷側で付けて作業を進めてくれます。 もちろん努力すればPhotoshopでもトンボは作れますが これを聞いてくる程度の知識の人(失礼)が行うのは危険です。 しないほうがいいです。 もしプリンタ出力なら、最後までトンボは必要ありません。 トンボは大量に印刷してまとめて裁断する場合に必要なだけで 1枚毎のプリンタ出力には意味も必要もありません。 ● 4.文字のアウトラインは、photoshopでもできますか? アウトライン自体よく分かっていないのですが、 「アウトラインはかけた方がいい」といわれました。 全てをPhotoshopdで作業する場合は、最終的にすべてが1枚の画像になりますから 否応無しにアウトラインから画像に変換されてしまいます。 極論で言い換えれば、 Photoshopでベクトルデータ(Illustratorデータ)を保持したまま 製版現場に回す事ができればIllustratorは必要なくなります。 Photoshopdでも編集段階ではその機能(文字レイヤー)がありますが EPSに書き換える際にその情報がなくなりますし、 文字以外の色付きベクトルデータまでは扱えませんから 現在の処では文字も線画も画像に埋め込むしかありません。 つまり「アウトライン云々」は議論する余地がありません。 ● PostScriptプリンタの話が出ていましたが 商業印刷に回す場合は印刷機そのものがPostScriptプリンタみたいなものですから 特別に形式を意識する必要はありません。 が、家庭用のプリンタで出そうとする場合は注意が必要です。

applemintia
質問者

お礼

若干文字に関する不安は残りますが、 200dpiで作成することにしました。 非常に細かくご親切に説明していただいて、 どうもありがとうございました。 またなにかありましたら、ぜひアドバイスいただけると幸いです。

その他の回答 (2)

  • mekosuji
  • ベストアンサー率40% (124/303)
回答No.2

1.Illustratorを使うのは文字や図形の調整が細かく出来るのが 一番の利点です。 二番目の利点は、文字のジャギーを軽減出来る事です。文字をジャギー(ギザギザ)が見えにくくプリントするためには作品の解像度が300dpiは必要です。photoshopで作成すると60cm×90cmのサイズですと約300MBの容量になってしまい結構重たいです。ただし、大判作品の写真等の解像度はもっと低くても大丈夫なのです!大判のポスターの場合は手にとって見る訳では無いですから、解像度はA4サイズの作品などと違い、解像度は150~200dpi位多少低めでも大丈夫です。(間違っても600dpiなどの高い解像度で作成することは しないでください。50cmも離れれば視力2.0以上の人で無ければ 150dpiも600dpiも見分けはつきません。)ただし、解像度を低くすると文字から始めにジャギーが目立って来ます。じゃーどうするかということでIllustratorの出番です。写真は多少低い解像度で用意してIllustratorで文字を入れてPostScript対応のプリンターでプリントするとIllustratorで作成した文字・図形に関してはそのプリンターの最高の解像度でプリントされますのでジャギーが無くなります。総合的にファイル容量を軽く出来て文字はきれいにプリントされます。また、ファイル容量が大きいと作成するときも画面の書き換え等で結構時間がとられます。Illustratorを使用するとプレビューを切るなどして作業がサクサクに出来ます。 3.トンボに関しては依頼する業者によって異なります。基本的にはトンボは付けずに作品を裁ち落としのサイズよりも大きく作成すれば良いのですが、裁ち落とす余白を上下左右均等にしておく必要があります。 4.photoshopの場合文字はレイヤーを統合して1つのレイヤーにすればOKです。 文字のアウトラインとは文字を図形に変換することを言います。作成したコンピュータに入っている同じフォントがプリントする コンピュータにも入っているとは限りません。当然同じフォントが入っていなければ書体が変わったり文字化けしてしまいます。そういうことを避けるための作業です。 ※注 なんでもかんでもIllustratorで作成すれば良いわけではありません。Illustratorから正しく印刷するためにはプリンターがPostScript対応で無ければいけません。もちろん標準の家庭用のインクジェットプリンターなどでPostScript対応プリンターは皆無です。photoshop ではPostScript対応プリンターでなくても大丈夫です。

applemintia
質問者

お礼

データの重さに困っていたので、解像度が300dpiでなくてもいいときいてとりあえず安心しました。 200dpiで作成することにします。 今のところはphotoshopで作成しようと思っているのですが、 文字のシャギーが少し心配です。 とりあえず作成しながら様子をみてみます。 またなにかありましたら、ぜひアドバイスいただけると幸いです。 どうもありがとうございました!

noname#113190
noname#113190
回答No.1

Photoshopでのアウトラインは、イラストレーターで言うところのラスタライズになると思います。 つまり文字レイヤーを統合すればそうなります。 トンボはイラレのように自動で付けるのではなく、新規レイヤーを作って、書いていきます。 やり方はPhotoshopには決まりが無いので、人によりさまざまで、幾つかの印刷会社が入稿見本として公開してますから、参考にしてください。 http://sygnas.tv/diary/dtp/tonbo/index.htm http://www.nakacho.net/rule.htm Photoshopかイラレかというと、Photoshopの場合、大判印刷のデータが重くなり、速度が落ちる(たまに印刷機が止まる)ので嫌がるということや作るときに線の太さなどが変えにくいなどがあって、併用が望ましいですが、あなた自身が不便と思わなければPhotoshopでもかまわないのではないでしょうか。

applemintia
質問者

お礼

教えていただいたURL、非常に参考になりました。 どうもありがとうございました! またなにかあったときには、ぜひよろしくお願いします。

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