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新エネルギーについて

私は風力発電に興味があります 最近、小さな町に風車が続々と立てられていますが、 風力発電を町に建設することによって、どれほどの経済効果があるのでしょうか。 風力発電で名所になり、町にはどれほどの恩恵があるのでしょうか 経済効果、意識レベルでの効果、何でもかまいませんので 教えてください

みんなの回答

  • kenchin
  • ベストアンサー率56% (398/700)
回答No.2

風力発電に相当関心をお持ちのようですね。 その姿勢に敬意を表しつつ、特に気合いを入れて.....。 □ >風力発電を町に建設することによって、どれほどの >経済効果があるのでしょうか。 これは発電施設規模によって千差万別です。 (当然ですが....(^^;)) この点について、比較的運用実績が長くて、結果公開にも 積極的な岩手県盛岡市葛巻町の場合、電力に関わる部分で 約1億円の経済効果が出てると広報していますね。 (数字はH12実績とのこと) その他の効果 ○観光資源 ○地域住民の意識レベル向上   省エネ意識、児童等への教育効果等々 ○地域雇用創出効果 ○非利用土地への付加価値 ○(一部の)地域環境向上 ○国・企業の地域投資効果 □ ここからは色々見てきた事を踏まえつつも個人的見解。 観光資源効果ってのは、ハマれば結構あるでしょうが 不安定な要素が大きすぎますね。 元々、観光ってのは需要と供給の関係で価値が決まる わけでして、日本国中でそこにしかないなら、観光や 視察による訪問者増と、彼らが地元に落とす金の効果 も期待できます。 ところが、これだけ色々なところで 導入しちゃうと観光客の食い合いで効果は相当落ちる でしょう。 おまけに、過疎に悩む地域の一部町村が 観光資源を狙って導入する例が多く、当然ながら先行の 効果がある内は、その地域への訪問者のかなりの割合を 独り占め!って事もあり得ますが....。 過疎に悩む地域ってのは、一つは交通アクセスの問題や 観光資源のうち、特に「家族向け・独身向け」の資源が 全くない(or壊滅状態)ってところが多いわけでして..。 じゃ、そこに風力を作っても、訪問者は総支出のかなり の部分を交通費に取られて、地域では財布の紐が堅いなん て事があったり、家族・独身者(カップルでもOK)が 来ないと、地域に落とす一人当たりの金額も少ない、 おまけに、付帯するインフラ整備(とその費用)は、家族 であっても視察団の議員さん達であっても余り変わらない ってことから、現地に入る金は思ったより伸びない懸念は 非常に大きいです。 まして、周辺市町村が「問題解決の決め手!」として 導入することは確実ですしね.....。 実際、私が見てきた導入者で観光効果について成功して いる例は、風力に加えて、より魅力ある観光資源も開発 しています。 ただし、それだけに「風力単体での観光資源効果」が ハッキリと解らないのも現状。 (その地方の大学生が論文出してたりするんですが、  この部分の為に、余り進められない数字が多いです) □ 地域雇用創出。 風力のメンテナンスってことに専任or兼任で人を貼付け 給料を払っている場合、これは創出効果があります。 風力は買電も視野に入れるのが基本だし、そうなると 電気事業法で1000kW以上の出力だと主任技術者を専任 しなくちゃならなくて、この免状所持者は相当レァな ことを考えると、これは確実な雇用創出分。 (給与レベルで言うと、500万前後でしょう。) メンテナンス等については、市町村の職員の兼業とか 外部委託で地域外の「設備販売者」がメンテする場合が 多くて、「地域定住者を増やす」って意味での雇用創出 は、これまた期待薄ってのが見てきた範囲での現状 □ 意識向上。 実はこれがメインじゃないか?って思えるほど、住民の 意識は上がっています。 といっても、「風力以外の観光施設」の従業員さん達や 役場の人たちについては、相当に(自然エネルギーや省 エネ)意識が上がっていたりするんですが、その他の 住民の方(農家のおじさんとか)や高齢者の方は、あま り意識は向上はしてない様子。(でっかいのが出来たな ~って程度) 子供については、これは先生の教育効果で純粋な反応 (綺麗な電気できるんだよ~)はあり。 今後、成長 したときに期待ってことですね。 (でも、過疎地域から出ちゃうんだろうな~(^^;)) そして、これまた集団としての省エネ効果等は未知数。 □ 地域環境向上。 これはまだ期待ベースだけども、従来はディーゼル発電 で地域内の電力を賄っていた場合(離島など)、風力に 切り替えることで、化石燃料相当分のNOxだとかSOXの 排出が地域から消えます。(その代わり、その設備運転 分の地域定住者も消えるけど....) □ 土地の付加価値と国・企業の地域投資。 その施設を置いた場所までの道路が整備されたり、各種 変電関係インフラの整備で、施設周辺が「居住適地」と なった例もあります。 □ で、効果の対極にあるもの。 例えば、観光資源化を狙いすぎて、ちょっと疑問を感じる 施策をしているところが存在するのも事実。 過疎地域が観光客の利便を考えて、村道や施設までの道路 などを必要以上に拡張しちゃってる(地域の森等破壊) 場合や、ゴミ回収の施策を採らずに観光客誘致を図ろう としている場合(問題は、現段階では顕在化していない) 屎尿・生活排水への対策が不十分、鳥への被害を十分に見 ていない。(風力の羽根に鳥が当たって死ぬ"バードストラ イク")等々....。 これらの経済的影響は、個人の手に余るので私はやって いません。これからの導入者の報告に期待してください。 □ で、全てを総括した個人的見解。 風力は、風力の発電効果自体に期待して導入すべき。 特に、無理に地域経済への波及効果を狙わないべきとい うか、それをやっちゃ、新しい環境破壊に繋がる例が 大半でしょう。 で、現状の風力発電所建設時環境アセスは、やられていな い地域が多いし、やっていても設備設置者が出したものを 鵜呑みにしている(環境面から非難する第三者の存在も 無し)、その評価も「環境への影響は少ない」とかいう レベルで、デメリットを経済的に評価している例は皆無 でした。(実は存在して、私に見せてくれなかっただけ かもしれませんが(^^;)) でも、発電本体の効果で導入するなら、地域住民の一部 に(特に若年層に行けば行くほど)意識の向上の効果は (限られた聞き取りの範囲では)確実に見られる訳でして これは新たな環境破壊を伴いませんから、諸手をあげて 賛成できますね。 風力発電、色々な不安定さを抱えながらも、非常に良い ものですから、これからも興味を持ってくださいね。(^^)

kitakazep
質問者

お礼

お返事ありがとうございます とても参考になりました 岩手県の例も調べてみます 質問を出したのは初めてなのですが、 皆さんご親切で。 本当にありがとうございました

  • hiromuy
  • ベストアンサー率27% (103/370)
回答No.1

こんばんは。 そうですね。最近は国からもお金が降り、クリーンな風力発電は話題になりつつあります。 経済効果についてですが、一般的に、買電などで元を取るには十数年掛かると言われています。観光地化できれば、もっと早いと思いますが。 名所とするには、やはり風車1基くらいではインパクトがありませんので、複数基建てる必要がある(当然初期投資・維持費も大きくなります)と思いますし、それだけの土地・風量も必要ですし、PR活動にも力を入れる必要があります。 ただ、1基だけでも小さな町であれば、町のシンボル的な 存在になるでしょう。 いずれにしても、長い目で見る必要があると思います。

kitakazep
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます 参考にさせていただきます イメージが先行している気がして、 実態はどうなの?と思いまして… ありがとうございました!