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直営店とライセンス経営について
直営店とは、たとえばアメリカのブランドなら、その店の同じものが日本のお店に輸入、販売されていて、ライセンスとは、ブランド名やデザイン、その他を使用することをそのブランドから許可して経営しているということであってますか?
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気持ち的にはだいたい合っているのですが 正確には間違ってます。 直営店とライセンス経営は厳密な意味で対比しません。 だって、店と経営ですから。 さらに、ライセンス経営とはあまりいいません。 ライセンスでつくられた商品は「ライセンス商品」 それで商売をしていくことは「ライセンスビジネス」と言います。 普通、直営店というときは、「メーカー直営店」を略して言っています。 (輸入ブランドの場合は「輸入代理店の直営店」もしくは「日本法人の直営店」) 例えば原宿に「バーバリー・ブルーレーベル原宿ハウス」という バーバリーブルーの大型専門店があります。 これはメーカーである三陽商会がやっている「直営店」です。 でも、バーバリーブルーそのものが、英国バーバリー社の許可に基づいて 三陽商会が企画・製造している「ライセンス商品」ですから バーバリー・ブルーレーベル原宿ハウスはライセンスの直営店です。 表参道~原宿界隈には他にも「バーバリーブラックレーベル」と 「バーバリー」の直営店があります。 バーバリーブラックレーベルもライセンス商品です。 一方「バーバリー表参道店」ではインポートとライセンスの両方が売られています。 バーバリーの一番高いラインは「バーバリー・プローサム」と言って これはインポートのみの商品です。 バーバリー・プローサムはバーバリー専門店(直営店)だけでなく ユナイテッド・アローズなどのセレクトショップにも卸しています。 (むしろセレクトショップの方が商品が充実していたりする・・・) なんだか話がややこしいですが、分かります??? ライセンスとは日本語で「許可」の意味。 何を許可するか?というと「著作権や商標権の使用」を許可するのです。 著作権や商標権を所有し商品化を許可する側を「ランセンサー」といい ライセンサーが所有する著作や商標を使用して商品化する許可を受けた側を「ライセンシー」といいます。 直営店においてある輸入商品でも、ライセンス商品であることがあります。 例えば洋服のブランドが出すメガネとか香水とか あるいはセカンドラインは、輸入品でもライセンス商品であることが多い。 メガネをつくれる服飾メーカーはほとんどありませんから 自社で生産調達するよりは、メガネメーカーと組んだ方が効率がいいのでしょう。 例えば、プラダのアイウェアはイタリア:プラダ社の許可に基づき イタリア:ルクソティカグループが企画・生産するライセンス商品です。 あるいは、ドルチェ&ガッバーナのセカンドラインであるD&Gは イタリアの「ドルチェ&ガッバーナ社」の許可に基づき イタリアの「ITホールディングス社」が企画・生産するライセンス商品群です。 つまり、日本のD&Gの直営店で売っている商品は、インポートのライセンス商品です。 (先日、ドルチェ&ガッバーナ社はITホールディング社との契約更新をやめ 来シーズンより自社生産に切り替えると発表しました。) 訳が分からなくなったら補足してください。