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薬科学科と総合薬学科

今年から国立薬学部はいままでの総合薬学科から薬科学科と薬学科に分かれますよね。(私大も分かれるところもあるんでしょうが)薬科学科は薬剤師免許が取れないわけですから病院実習はなくなると思いますが、代わりに実験が増えたりするんでしょうか。それともいままで忙しかったのが普通の理系並になるだけなのであえて増やしたりはしないのでしょうか

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  • CYP2C9
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回答No.2

薬学教育に携わる者です。 来年度から薬学部は6年制の薬学科と4年制の薬科学科に分かれます。私大でも分けるところはあります。日本薬学会のHPにその経緯や教育の基となるカリキュラムについて載っています。 ここでは簡単に説明しますね。 まず、6年制についてですが、4年生までに基礎・専門・医療の授業と実習があります。その後、5~6年生に半年間の学外の実務実習(病院、薬局)があります。この学外実習を受けるには「共用試験」というものに合格しないといけません。「共用試験」とはすでに医学部では実施されていますが、知識の試験(CBT)、技能・態度の試験(OSCE)からなっています。 無事学外実習終了後、国家試験勉強という流れになります。現在の4年制と比べて大きな変化は共用試験と半年間の実務実習です。 次に4年制ですが、学外実習はおそらくありません。名目上、研究者の養成となっていますが実際に研究者になれるかは難しいところです。大学によってはMR、NR、毒物劇物取扱責任者、危険物取扱者等への養成を考えている所もあります。4年制で薬剤師国家試験の受験資格を得るためには、卒業後に修士課程に進み修了後、1年間、不足科目の履修、半年間の実務実習を行うことで得られます。つまり国家試験までに7年かかってしまいます。 4年制については将来的には廃止する方向になっていますが、実際のところは何ともいえない状況です。6年制の卒業生がでて、何年か様子を見て落ち着いたところで決まるのでしょう。 現在の4年制と比べて忙しくなるかは大学によって違うと思います。6年制にするのは4年制では詰め込みすぎだからもっとゆっくり教育をしようという大学と6年制になった事で高度な医療知識、はたまた栄養、福祉について幅広く教育しようという大学があります。薬学部が6年制になることで各大学はいかに自分の大学に特徴をつけるか議論を続けています。6年制の薬剤師のレベルは大学により色々な意味で大きな差が出ると思います。 また、来年度以降20校近くの薬学部が増えるという話もあり、大学同士の競争が激化するでしょう。

japonais21
質問者

お礼

回答ありがとうございます。参考になりました。

その他の回答 (1)

  • fujishiro
  • ベストアンサー率28% (162/574)
回答No.1

まぁ、カリキュラムが大学間でずいぶんと違うということは置いといて。 (例えば、病院実習がない、あるいは極端に短いところもありますから。) 四年制のほうは、単に研究室への所属が早まる・長くなるんじゃないかと愚考しますよ。 今までの戦力(笑)が単純計算で半分になるわけですから、それを時間的長さでカバーするんじゃないかと。 例えば、今まで私の大学では、研究室所属は四年からで、その四年生の間に、各一ヶ月ほどの病院・薬局実習があるわけですが、その実習がなくなったからと言って、研究室が休みになるわけじゃないですよね? つまり、研究室での実習が実質的に二ヶ月伸びる、というわけです。 そうすると、今までよりも忙しくなるということが考えられますね…。 所詮、実習は研究室での実験と比べれば遊びみたいなものでしょうし。 まぁ、二年生や三年生の時に実習が入ってるところは、あるいは実習が少なくなるかもしれませんけどね。

japonais21
質問者

お礼

回答ありがとうございます。やっぱり忙しくなるんですんね。

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