高校(定時制)中退経験者です。
ならびに、通信制高校と大学通信教育部卒業生です。
通信(単位)制の場合、卒業に必要な単位(74単位)を修得した時点で卒業出来る仕組みです。
各教科(単位)ごとで採点されるので、他教科が不合格であっても何ら影響はなく、不合格の教科は次年度以降にやり直せば良いのです。
全日制や定時制の場合、年間で全ての規定単位を修得する事が条件となっており、どれか1教科でも単位(出席日数)が足りないと進級(卒業)出来ませんが、通信(単位)制は在籍期間の累積単位数で決まります。
4年制であった場合、1年間の基本修得単位数は20単位弱となっていますが、別に1~2教科だけの修得でも構いません。
各教科、受講から2年以内に単位を修得する事が条件となっています。
2年以内に単位を修得出来なかった場合、それまでの提出レポート、出席スクーリング、中間試験の合格実績は全て無効となり、3年目以降に再受講という形で最初からやり直す事になります。
ですから、有効年度内に全ての単位を修得する自信がなければ、好調に進んでいる教科、得意な教科だけに絞るのが良いです。
修得単位は半永久的に活かされますので、仮に中退した場合であっても、他の高校へ編入したり、大検受験の際に受検科目(修得済教科)を免除してもらう事が出来ます。
通信制は継続が大変だと言われていますが、それは本人のやる気次第ですので、一概に決め付ける事は出来ません。
本人の自主性に委ねられているだけに、挫折に陥りやすいのは確かです。
全日制や定時制のように、単純に授業に出席していれば卒業が約束されるわけではなく、確実に結果を出さなければ卒業は出来ません。
やればやっただけ結果が出ますし、やらなければ結果は全く出ません。
レポートの提出期限も定められているわけではなく、スクーリングの出席日も自分で決められます。
自己申告・自己管理・自己責任を教育理念としていますので、特別な場合を除き、学校側から生徒へ指示や命令をする事はほとんどありません。
やる気がなければ無理にやる必要はない、やる気が起きたらやれば良いという考えです。
「来る者は拒まず 去るものは追わない」というのが通信制の特色です。
しかし、それが本来の勉強なのではないでしょうか。
同じ教室に閉じ込め、同じ価値観を押し込む全日制や定時制で行なうのは、所詮は紙の上の勉強でしかありません。
それに対して通信制の場合、自分で学習計画を立て、自ら能動的に学習をする事が求められています。
通信制は入口は広いですが、出口はとても狭いので、達成率はかなり低く、かなりの脱落者が出てしまいます。
それだけに、最後までやり遂げた意義はとても大きいです。
補足
心配してくれる友達も今の学校にいますし、4月から登校できるかな?という気持ちになる時もあるのですが。いろいろ言われたことなどを思い返すと気分が悪くなったり、ものすごく学校に行きたくないと思う時があったりと気分に波があるので自分でもよくわかりません。人間不信のようなものになって、友達から電話やメールもきていると思うのですが、怖くて携帯も電源を切って放置したままですし…。 単位を落としたのはまだはっきり決まっていませんが、危ないと聞いていたのは体育と数学です。もともと体が弱いので、体力もなく、体育の補習で単位がとれる自信がありません。仮進級で上がっても留年になったら元も子もないですよね。 転入の方が将来的にもいいんですかね?「退学」という文字に偏見を持つ方も多くいますし。 知り合いで、高認をとって大学受験を目指している方がいるのですが、その方が言うには「通信制から大学受験は難しいよ」とのことなんです。高認をとるならば確実に退学することにもなるし(転校などではなく)、高校は行っていないことになるので、それに少し抵抗があって。将来的なものにどれも不安があるんです。高認の「サポート」もあるらしいのですが。どちらの方が将来的にも有利ですか?転校や編入は将来的に不利になるのでしょうか?今の学校に行けるものなら行きたいですが、そういう学校は派手な子が多い気がしてとても不安です…。