地方によって高校入試は、制度もかなりちがう部分がありますし、試験問題の傾向も異なります。
是非とも、地元の専門家(中学校の先生・中堅以上の塾)に同じ事を質問されることをお勧めいたします。
一般論としては、「複数受験機会」の1回めと2回めは受験種目がちがうと思います。
前期とか特色入試で落ちたから、後期・一般入試でおちるとは限りません。加えて、前半戦の方が倍率が2倍くらいあるのではないかと思うのですが、どうでしょうか。後半戦は全体としては入りやすいはずです。
気持ちを切り換えて、2週間は弱点強化、残り2週間は、基礎固めに重点を置いてラスト・スパートしましょう。
直前期は、勉強そのものより、体調の維持と、昼型生活に戻すことが重要です。
数学対策も、苦手分野がはっきりしていればそれを中心に、時間を決めて過去問をやってみてもいいと思います。
もし、どこが苦手かがはっきりしない場合は、計算問題100%をめざしてうすい問題集をくりかえし(あるいは次々に)取り組むと良いでしょう。
進学校受験とすると、図形・関数もある程度必要ですが、3年間苦手だったものを1ヶ月で全部取り戻そうとするのは欲張りというものです。
2週間でできることを自分なりに予想して、計画以上のことは未練を持たない割り切りも、この土壇場では必要になります。
「初心に帰る」ということが今、大切ではないでしょうか。何のために進学を、そして進学校を目指すのですか?
最初に考えたことを思い出してみてください。「どうしてもかなえたい夢」は思い出せましたか?
「ない」ということは少なく、そう思っていても、実は、忘れていたり、うまくイメージになって来ていないだけかもしれません。
夢がはっきりとしたイメージになって思い浮かぶ人は強いですよ。
「こんな大人になりたい」「あんな先輩のように○○したい」「こういう有名人の○○なところに強烈にあこがれる」
そういうことは何かありませんか?
挫折に負けそうな心を励ますのは、きっと、本物の夢の仕事なのだと思います。
それが見あたらずにさまよっているなら、ぎりぎりまで、思い出す努力を続けましょう。親友と語り合いましょう。図書館に通って、昔読んだ本を読み返しましょう。
未来は、あきらめが悪く、もがき続ける人たちの財産なのだと思うのです。