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エネループの使用中の電池の減り方は?
- 充電池(ニッケル水素電池)を普段から使用していますが、ちょっとでも放っておくと、すぐ自然放電してしまうのがネックでした。
- サンヨーのエネループを購入することで、自然放電の問題を解決できると言われています。
- エネループの実使用中の電圧減少特性について詳しく知りたいと思っています。
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昨年11月にサンヨーから発売された新製品ですね。 わたしは使ったことがないので、情報に基づく意見しか書けませんが・・・ メーカーサイトによると、この電池の特長は、 1.充放電回数が多い(約1000回、これは今までの電池の約2倍) 2.保存中の自己放電が少ない 3.メモリー効果が少ない(つぎ足し充電OK) に要約されるようで、これは事実でしょう。 しかし、放電中の電圧が高く維持されることは、記載されてはいません。 http://www.sanyo.co.jp/eneloop/what/what.html 実測データがありました。 http://www.oct.zaq.ne.jp/i-garage/dimage/newbat.htm#ENELP これは種々のNi-MH電池を、「定抵抗1Ω」で放電したデータを記載しています。 1Ωですから最初は、1.2A流れます。単3型電池にとってはかなりキビシイ条件です。 ただ、あえて意見を言うなら、充電池の性能調査は、本当は「定電流」で行うべきです。 「定抵抗」では、他電池との比較はできても、絶対値が求まりません・・・が他に 実測データは見付からないので、これで評価することにしましょう。 最初から6番目の「充電後1週間経過」のグラフを見てください。 1.2V以上の期間が極めて長いことが表示されています。 これに対してマクセルは、最初から1.2Vを切っています。 このデータは、あまりにも開きが大きいです。 panaのHHR210Aのデータからは、1.2V以上の期間が半分くらいあります。 (図8の1ltの方・・・1ltは2.1A放電であるから、上記テストより厳しい条件) http://industrial.panasonic.com/www-data/pdf/ACG4000/ACG4000PJ2.pdf 私見ですが、どうもこのデータは、あまりにも開きが大きく、メーカーの提灯持ちのような感じで、 うさん臭い気がします。(^_^;) 今迄、1A放電でこれほど長く1.2V以上が維持されるデータを見たことがありません。 だからこそ、「新世代の電池」と言われる所以なのかもしれませんが、それならそうと、 そのことがメーカーサイトの宣伝に記載されていてもよいのではないでしょうか? ま、しかし、それほど高いものでもありませんので、(通販では@300で購入できる ところもあるようです)、一度購入されて、ご自分で体験してみてはいかがでしょうか? 最後になりましたが、使っているうちに音が割れるのは、1.1Vくらいで増幅器の特性が 飽和するためです。 充電式電池の終止電圧は一般に1.0Vとされていますから、本当はここまで性状に動作するように 設計されていなければならないのですがどうやらそうなっていないように思われます。 本当は、この方に(アンプの方に)問題があるのですが、いまさらこれを言っても仕方ないので、 これを言うのはやめておきましょう。 また、ご質問中段のご質問ですが、マンガンもアルカリも放電電圧はダラダラと下がって行きます。 (リチウムも・・・) ニッカド、Ni-Hは放電終止付近まで1.2V付近を維持するのが、これら電池の特徴です。 (上記資料参照)
お礼
非常に詳細なご回答、どうもありがとうございました。紹介して下さったページの内容には、大学時代の実験授業を思い出してしまいました(笑) まあでも、おっしゃる通り実際に使ってみるのが一番いいですよね。用途が一番多いと思われる、単3電池のセットをとりあえず手配しました。これでまずは自分のフィーリングに合うか、試してみたいと思います。 あと、スピーカー等についても、詳しい言及、ありがとうございました。引き合いに出したスピーカーは、ネットオークションで衝動買いした安物なので、おっしゃられるような話のはるか手前のレベルといった方が正しいと思います(^_^; どちらにしても、ここまで詳細な答えが返ってくるとは思いませんでした。本当にありがとうございましたm(__)m