警察が正式な調査として行うのであれば問題ないです。
ただ、学校は警察沙汰になるのを嫌がる傾向があるので、
実際に警察に届け出ていないかもしれません。
その場合、学校には指紋採取する権限が法的にまったくありません。
法的には捜査できるのは、警察などの司法権限をもっている機関のみになります。
任意で同意があれば、学校側が行うことも可能でしょうが、思想上の問題などから拒否できることが本当にできるでしょうか?
別にやましいところがなくとも、そういった対応に納得できないので、拒否するとした場合に、周りの人はやましいことがあるものとしてみてしまいませんか?
それがいじめにつながらないといえますか?
そういった指紋を採取することで起こる様々な可能性を考慮すると、学校としても権限もないし、大義名分があるわけでもないのにおいそれとできないでしょう。
(やって問題が起きたら、まぁ普通は起きると思いますが、学校側の責任を社会的にも追及されるでしょう)
また個人から指紋を採取したとして、盗難の被害現場からも指紋を採取しなければなりません。
まずそれをどうするのかという問題があるでしょう。
共に採取できたとして、それらが一致する個人がいたとしても、証拠能力はないでしょう。
決定的な証拠としてはどうかなと。
犯人を捕まえるなど既に起きたことを解決したいのであれば、警察に被害届けなどを提出し、正式な捜査に任せる。
今後起きないようにしたいというのであれば、教室など盗難が多発している場所に監視カメラを設置する、施錠を義務付ける(教室から人がいなくなるときなど)といった予防措置を講じる。
といったあたりが得策かとおもいます。
お礼
ほのめかすだけでいいというのはとても参考になる考えですね。本当にありがとうございました。