家庭教師派遣会社勤務です。何気に私もそうでした。一般入試と社会人入試両方受けましたので、とりあえず社会人入試の試験面のことを書こうと思います。なかなかこういうことを教えてくれるとこってないですもんね。私も受験生時代に情報が少なくて苦しみましたから。
基本的に社会人入試を行っている大学は「英語・小論文・面接」というスタイルが一番多いと思いますので、「英語・小論文・面接」のことを書こうと思います。
【社会人入試の英語対策】
通常、社会人入試の英語は『辞書持込可』の大学が多いです。故に、一番の課題は「辞書を早く引けること」ですね。一語を調べるのに5秒以下に抑えることが出来れば、かなり時間の余裕が出来てきます。手で辞書を触って、パっと開いたら調べたい単語が出てくるような状態にすると最高です(受験生当時、私は3語に1語はそういう風に出来た)が、そこは熟練しないとなかなか出来ません。が、なるたけ心がけるようにしてみてください。但し、学習院の英文科や大阪外大などの英文科系は辞書持込不可なので気をつけてください。なもんで、18・19歳の受験生なら誰しもがやっている「2000語程度の英単・熟語集の暗記」は不要です。ゴマ書房から出ている「英単語800と熟語300」で十分ですよ。でも自信がないようでしたら、「高校受験用の英単・熟語集」をやれば事足りますから。
次に英語の試験面ですが、社会人入試の英語問題の基本は「全訳せよ!」です。ということは18・19歳が受ける大学入試とは異質な入試ですので、穴埋め問題もなければ、選択肢問題も、マークシート問題もありません。全て「ひたすら英語を日本語にする!」ことだけを要求されます。
じゃあ具体的にはどういう対策をしたらいいのかというと、「構文」っと呼ばれる問題集をやると良いです。ただ、あなた自身に文法知識がないようでしたら、薄手の高校生用の文法問題集、もっと自信がないようでしたら、中学一~三年生の全てがのっている薄手の英文法問題集をやって、ある程度文法のエッセンスをしっておくとより理解が早いですよ。とにもかくにも『構文対策』、これが重要になります。
「構文ってなに?」っと思う人もいるので、説明すると、あなたが英語を日本語に訳すイメージは「英文を読む→日本語に訳す」っという単純作業だと思っているかもしれませんが、構文を学ぶと、「英語を読む→英語流の文章の構造を把握する→日本語流の文章の構造に組み替える→単語の意味を考える→日本語に訳す」という作業になってきます。文の構造を知るのは、文法も知らないとダメですし、単語も知らないとダメです。そういう作業が重要になります。「この単語や文の節・句の品詞は?」っと心がけて読んでいくとそのうち見えるようになりますから。まずはそういう訓練が重要に成ります。
【小論文について】
これは正直予備校の単科ゼミの小論文をとるといいです。独学すると悪いクセがつきますので、人に習ってください。
【面接について】
例えば、あなたが法学部志望だと仮定します。社会人入試の面接は「○○になりたいから、大学に入りたい」がタブーです。これを言うと大学の先生的には「じゃあ専門学校でもいいじゃん」っと言って来ますから。だから、『こじつけでも何でもいいので現在働いている仕事と進みたい学部の専門科目を関連させて志望理由を言うこと』、これが正しい面接の受け応えです。
例えば、私の例では受験前の職業は「内装工事業」で、志望学部は「法学部」でした。大学の先生に面接で、「何故法学部なのか?」と聞かれたら、「内装工事の仕事をしていた、工事現場の住民と騒音のトラブルになったり、建蔽率のことで建築基準法を勉強してみたり、騒音公害の判例を調べている上で、法的なことがまるでわかっていない自分に気がつき、貴校に入って法律のことを一から学んで、卒業後にもう一度内装の仕事に戻った時に生かしたいと思います」と答えました。ぶっちゃけ、工事現場の騒音問題はうちら内装工が窓口になることではなく、ゼネコンの方々の仕事ですし、建蔽率に至っては設計の仕事で、正直何の関連性もない「口からでまかせのこじつけ」です(爆)現在の仕事を見ればわかると思いますが、内装の仕事にはその後戻っておりません(笑)
でもこうでもしないと「現職と学ぶ学問との整合性」が図れないんですよ。学校の先生の面接官は「(私の受験したとこだと)法律のプロ」かも知れませんが、建築のことはまるっきり素人なんで、面接は『常にこちらの土俵で進めて』いかないと、一歩法律の話になると、向こうはプロですから、矢次早に質問が来てあたふたします。
事実、一校私はそれで落ちた大学がありますから、つこんだ専門の話になると「相手の土俵」になりますから、そこだけ気をつけてください。ゆえにそれなりの「理論武装」はしておくとよろしいと思います。私もそのために建築基準法関連の本を受験の一週間ぐらい前から何冊か読みましたから。
【入学後のこと】
最初は「ジェネレーションギャップ」とか気になりますが、入った大学の先生のことや科目のことばかり話すので、あまり気になりません。勉強のことも同級生や仲良くなった人とみんなで助け合うから、あまり気にしなくていいです。○○先生の過去問とかが若い奴らから回って来ますから。出席も若い奴とつるむようになって、順番でみんなの出席カードをかを出し合えば、代返とかできますんで。
ただ、若い人とカラオケにいくこともあると思いますので、そういう場合は「リメークしたわりとあたらし目の歌(例:キューティーハニーの歌とか、BZのTOKIOとか)」とか「あなたでも誰でも知っているあたらし目の曲(例:SMAPとかあゆ)」とかを歌うようにすれば、十分盛り上がりますから、それで切り抜けてください。
でも最初はかなり年下の学生が自分にタメ口で話してくることにカチンと来るかもしれません。私は明治でサークルに入ろうとして、あるサークルの新入生歓迎コンパ(通称:新歓コンパ)に行きましたが、タメ口というか命令調でイッキを強要されてカチンと来て乱闘しました(汗)そういう場合でも常に「年下なんだから広い心で!」っと思うようにしてください。
お礼
ご丁寧にありがとうございます。 早速参考にさせていただきたいと思います。 ほんとにありがとうございます。