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モーツァルトのかつら
映画や絵画で、晩餐会や催し物、裁判のシーンでよく目にしますが、バロック、ロココの文化が栄えた時代の男性の白く長い髪はかつらですよね?(1)人毛でしょうか?(2)人毛でなければ、それに代わる何を使っていたのでしょうか?(3)もし人毛だったとしたら、どうやってあの様に色を薄くしていたのでしょうか?白が絵や映画の中だけだとしても、かなり明るい色にしていたのでしょう。何かで脱色をしていたのでしょうか? …母親にカツラではなくウィッグと言うんじゃないの?最近は、と話していて急に疑問になりました。親子ともども興味深い答えを楽しみにしております。よろしくお願いします。
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歴史を専門に勉強した者で、担当教授の専門が服飾史ではありましたが、さすがに「かつら」の話まではなかったと思いますし、自信もありませんが…。 最初は黒いかつらが流行していたようですが(イギリスのチャールズ2世やフランスのルイ14世の肖像画の髪型も、フルボトムド・ウィッグ=総かつらだとされています。あれらは濃い茶色だったような記憶が)、流行が上流階級から徐々に下の階層へ及んでいくと共に、上流階級が差別化意味で茶や金髪などのものを利用したと言われています。 明るい色のかつらの流行により、価格も明るいブロンドの人毛製が一番高価で、濃い髪色ほど安くなっていったようです。 歴史的に考えますと、素材としては、植物の繊維、馬や豚などの獣毛、麻や絹糸なども使われていますが、おそらく、人毛でなければ絹あたりではないでしょうか。 プラチナブロンドと言われる髪色は、殆ど銀に近いほど淡い色だったりしますし、実際にあの色の髪の方もいらっしゃいます。 また、あの時代は、かつらの上から「髪粉」がかけられていましたから、そのパウダーの色ではないかと思います。 髪粉は、当初加齢を誤魔化すためのもの(自分の髪が加齢により白髪になる前に、メリケン粉を灰色に着色したものを降りかけて白髪を誤魔化した)でしたが、それがお洒落の一つとなったようです。
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わたしも同じような疑問を持ちました。 先日、舞台衣装に関する講義でカツラの話が出てきた時です。 あの時代の白髪カツラ、「もしかして、白髪の老人の人毛を集めていたの??」とおもったので、講師に質問してみました。 曰く 「馬の尻尾」 との事です。 また、白粉をたっぷり振りかけているそうです。顔だけでなく、カツラにも。
お礼
なるほど。馬の尻尾ならば、長さもありますので、色々てを加える事も出来ますものね。白馬、ともなると美しい印象もありますね。 …となると今度は、白粉、は何で出来ていたのでしょうか…。今の様に化学合成物質があったですかねぇ。 ありがとうございました! ありがとうございます。家族にもまた知らせてみます。
お礼
そうなんですね!ありがとうございます。教えていただいた事は全て知らない事ばかりで、大変興味深く読ませていただきました。これから映画や何かを見る時も、それぞれの文化の意味を気にして楽しみたいと思います。早速家族にメールで知らせます!