米国在住経験あり & 大の旅行好きです。お金が返ってくるか
どうかの問題とは別に、急病や怪我でもない限り、米国で病院に
行くことはオススメできません。米国に住んでいれば、いわゆる
ホームドクター( かかりつけの医者 )がいるのでわりと気軽に
診てもらえるのですが、観光客が風邪をひいたくらいでは、まず
診察を受けるまでものすごく待たされます。
また、完全分業制の米国では、診察する医師、注射をする医師、
薬を決める医師が分かれていたりします。そのため日本人の感覚
では、ものすごいタラシ回しにあいます。なにしろ骨折でかつぎ
こまれたのに、治療を受けるまでに数時間待たされたなんていう
話もザラにあるほどです。
いっぽう、歯医者は保険の適用外なので、観光客が行くことは
まず考えられません。それに日本と同様に予約が必要になります。
ですので一般的な米国人でも、よほどのことがない限り売薬で
済ませてしまいます。米国は世界最大の薬市場ですが、それには
こんな理由もあるのです。よって、病院に行くことは避けたほうが
いいと思います。もちろん、どうしようもない急病などでしたら
即座に病院に行ってください。緊急性のある治療なら、たいていの
場合はほぼ全額戻ってくるようです。
見分けるポイントですが、入院か手術が必要と思われる状況、
あたりでしょうね。風邪で熱が39度出たくらいでは、これに
当てはまりません( そもそも日本国内でも、39度までは解熱剤を
飲む必要はないとされています )。なお、治療を受けた際には、
病院からあらゆる書類(レシート含む)をもらうことをお忘れなく。