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武器を持って戦う女性
マンガ、アニメ、小説。いつから女性が戦う場に借り出されるようになったのでしょう。その原点が知りたいです。北欧神話のヴァルキリーが最初かな、と思ってみたのですが…。また、女性が武力を持つようになった理由というのも興味深い。戦場に借り出されるのは身体能力の強い男性ばかりだったのに。創作の中で女性を強者として崇めたい、という意思はどこから働いたのでしょうか(女の子が武器を持って敵を倒しまくる!というコンセプトで作品を作っているのって、ほとんどが男性な気がするんですが)。その辺も踏まえて意見を聞いてみたいです。
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- kaminarisan
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戦場に出て戦う女性がまず存在し、それが神話という創作物になっていったのです。 「原点」を知りたいというのなら現実の歴史も調べていくべきだと思いますが? その創作物(神話)がなぜ書かれたのかという理由を知らずに「原点」を探ろうなんて無意味。 現代の漫画やアニメや小説において戦場で女性が活躍するのは「そのほうが作品が売れるから」でしょう。 別に「女性を強者として崇めたい」からなどではないと思いますよ。
- babel33
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既にでていますが、神話の女神、特に戦いの神の神格を持っていると勇ましいですね。最も古い型となるとこれでしょうか。 日本のアマテラスも荒ぶる弟のスサノオを出迎える際、勇ましく武装するシーンがあります(戦いはしないのですが) で、あとはギリシャ神話のアテナなど。ギガントマキアー(巨人戦争)ではなんとギガースの上に火山を投げつけて倒すという、まさに神業。 北欧神話のヴァルキュリーは直接戦ったりしませんが、時代の下った物語「ニーベルンゲンの歌」のブリュンヒルドは男顔負けの豪腕で英雄ジークフリートでも腕力で「負けるかも…」と思わせる女傑です。怪力です。 ケルトの物語で英雄クフーリンに技を授けるのは女魔法戦士ともいうべきスカサハも女傑といえるでしょう。 インドの女神で荒らしく見えるのは破壊の神シヴァの一側面を妻の女神が体現するからといえるでしょう。カーリー、ドゥルガなど。 中世ヨーロッパのシャルルマーニュ伝説には美しき女騎士プラダマンテがでてきます。巴御前のようですね。 中国の封神演義にでてくる竜吉公主も戦う美女。仙女ですが宝貝という武具?一種のマジックアイテムを使い戦いに参加します。 同じく中国、水滸伝には一丈青 扈三娘(いちじょうせい こさんじょう)という女傑もでてきます。 やはり物語には「華」が必要なのでしょう。男にまけない強い美女。 その活躍には男も女も胸がすく思いがするのでしょうw 参考サイト http://www.jiten.info/
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- poccuru5
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ヒンドゥー教にも戦う女神がいますね。カーリーとか、ドゥルガーといった女神です。ただ、もともと戦場で戦い男を鼓舞する偶像的な女神というよりは、しばしば発揮される女性の残酷さによるのではないかという気がします。 たとえばギリシア神話は、酒神ディオニュソスの狂気にとりつかれて不信心者を引き裂いたり、食い殺したりする女たちや、自分の弟を切り裂いた魔女メディアなどです。ヒンドゥーではハーリティー(鬼子母神)がいますね。日本神話のイザナミも人々を殺すと宣言しています。 ヴァルキリーの上司ともいうべき独眼神オーディンはヴァルハラで死後の世界の1分野を司り、ディオニュソスのように放浪して狂気と戦争を振りまく神ですが、上記のような残酷な女性たちのいくつかは明らかに冥界と関係づけられています。 たとえば鬼子母神が手に持っているザクロの実がその証拠ですが、ザクロの赤い実は血液の象徴であり、したがって血液を飲むことを愛好する象徴でもあります。ザクロを食べたことで知られるのは冥府の女王ペルセポネー(コレー)ですが、この女神は残酷な女神と考えられており、その母である大地と豊穣の女神デメテルの性格を暗示させます。これは大地の女神が冥府と関係があり、きわめて残酷な性格を隠し持っている証拠といえます。ちなみに女神アテナもザクロを手に持っていることで知られる女神の1つです。 赤い色が血液と関係あると考えられたなら、当然ディオニュソスのワインも血液との関連が考えられます。まさしくそのとおりでワインは《大地の血》と呼ばれ、ディオニュソスはしばしば女性の信者の集団を持ちます。さらに敵の血液をさもワインであるかのように飲み干す女神の存在も注意されます。ワインの原産地エジプトでは戦いの女神セクメット(だったと思う)が、ヒンドゥーではドゥルガーが知られています。 ワインは液体なのに燃えます。そこで水と火という相反するものが混合したものといえますが、水の性質が女性的であるのは言うまでもないですが、しかし火も同時に女性的であり、世界の神話では女性の体内から火が誕生したと語るものが多々あります。相反するものが1つになっていることをさし、同時に混沌の象徴といえます。 女神ドゥルガーは血液の飲みすぎで酔っ払って、ダンスを始め、その舞踏の足踏みで世界が壊れそうになったのでシヴァがクッションとして横たわらなければならなかったといいます。シヴァの世界を混沌に帰す性格と同じ話が見えますが、これは本来女性的な観念だったものがシヴァに受け継がれたものであることをうかがわせます。 ワインについての参考文献 : マルセル・ドゥティエンヌ『ディオニュソス』法政大学出版局。
- daidou
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こんにちは 武器を持って戦う女性の原型… おそらく現在に相通ずるものを備えているのは ギリシャ神話の戦女神アテナ ローマ神話のミネルヴァ そして質問者さんの揚げられているエッダのヴァルキューレなどでしょう。 いずれも「勝利の女神」としての性格を備えているようです。 (ヴァルキューレはチョット違いますけど) 日本でも巴御前など、実際に武具を手に戦場に赴いた実在の女性の記録が残っておりますが、 もっともインパクトが強かったのは「オレリアンの乙女」こと「ジャンヌ・ダルク」ではなかったでしょうか? 彼女もまた「女性の戦士」であって「勝利の女神」であり「神の加護を受けた受けた者」であったわけです。 「剣を持ちて戦場に立てる、凛々しき乙女」なんて男性の妄想のような存在が歴史上実在していたのは大きな要因だと思います。 そして「女性」=「勝利の女神」という心理は確実に働いていたと思います。 思ったままを書き散らしてしまいましたが、ご参考になれば・・・ (掘り下げると、結構奥が深そうなテーマですね)
- 6dou_rinne
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ギリシャ時代にアマゾンの女兵士というのがありました 弓を引くのに邪魔にならないようにと片方の乳房を切り取ったという伝説があります。
お礼
アマゾネスって奴でしょうか。 片方の乳房云々はどこかで聞いたことがありますね…。
お礼
ありがとうございます。 全ての宗教、あるいは神話に母性原理は欠かすことが出来ないっていうのは聞いたことがありますが、男は自分達を導いてくれる(包み込んでくれる)大きな力を女性に求めたんでしょうか。だとしたら『剣を携えた女が男よりも強くて、敵を倒しまくる』っていう原型はそういった神話上の存在とは少し違う気もしますね。形としてはヴァルキリーが近いかもしれませんけど。