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里見八犬伝
昨日テレビでやっているのを見て原作を読みたくなりました。 岩波文庫の全十巻が原作とは思いますが、原文なのでとりあえず現代語訳を読もうと思っています。 現代語訳もいくつか種類があってどれを読もうか悩んでいます。何かおすすめや違いなどアドバイスがあれば教えてください。 以前同じような質問もありましたが欲しい答えがなかったので質問しました。 よろしくおねがいします。
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質問者が選んだベストアンサー
私は次の2作品あたりが良いと思います。 (1)『現代語訳 里見八犬伝 上・下』河出文庫 白井喬二訳 分厚い(各巻600ページ以上)文庫本ですが、文字が大きく見た目ほど長く感じません。現代語訳の中では、結構人気のある作品です。文章は原作(古文)を現代語に「直訳」した感じで、 なんとなく古めかしい気がしますが、それが逆に時代背景を反映したようでイイ、と感じるかもしれません。 (2)『現代語で読む歴史文学 南総里見八犬伝 上・下』勉誠出版 鈴木邑訳 (1)に比べると、とても読みやすい文章になっています。長さ的(各巻400ページ弱)にもこのくらいが疲れなくていいのではないでしょうか。内容もかなり原作に近い構成になっているよう です。 私自身は原作の現代語完訳本を読みたいと思っているのですが、現時点では原作に忠実な現代語訳作品はないようです。 したがって現在発刊されている里見八犬伝の現代語訳版はいずれも「ダイジェスト版」(もしくは「一部オリジナル版」)ということになります。ですからどの作品が良いかは訳者の文章表現などに対する個人の好みの問題、ということになるのではないでしょうか。この辺は他の方の意見を参考にしていただくか、書店や図書館などで複数の作品を少し読んでみたらいかがでしょうか。 また、参考URLはゆーかさんという方が管理人の「南総里見八犬伝のホームページ 伏姫屋敷」の現代語訳作品の紹介ページです。参考になれば。
お礼
回答ありがとうございました。紹介してもらったホームページも参照して回答者さんもお勧めしている文庫本を読んでみようとおもいます。 ありがとうございました。