漢方薬と風邪薬

質問

元旦から風邪をひいてしまいました。

葛根湯(カネボウ)と市販の風邪薬と一緒に飲むことは
だめなのでしょうか？

回答No.5

sionn123 · ベストアンサー

miffy38さん　こんばんは

　薬局を開局している薬剤師です。

　皆さんの言われている通り、一般のカゼ薬の中には葛根湯と西洋薬が一緒に配合されている物や葛根湯の主成分のマオウが配合されている物が有りますので、そう言う葛根湯とダブル成分が配合されている物は併用できません。

　葛根湯はカゼの初期に使うと言われている処方で、またインフルエンザ等でお腹の調子を崩して胃腸症状（下痢等）にも用いる場合がある漢方薬です。ただし葛根湯を胃腸症状に使う場合、判断が凄く難しく医師や私達薬剤師でも判断を見誤って胃腸症状を悪化させる場合があります。ちなみに私が葛根湯を服用すると、主成分のマオウが悪さをして便が柔らかく（場合によっては下痢症状に近く）なります。従って胃腸症状の有るカゼの場合は素人判断で服用するのは避けて下さい。

　一般に長期に服用しないと効果が出難い漢方薬と言われていますが、それは大間違いで３～４日葛根湯を服用して効果が出ない場合は、もう効果が出ないと判断します。ですから一般のカゼ薬と葛根湯を３～４日併用して効果が現われない場合は、まずは葛根湯が合って無いと判断して下さい。そして葛根湯の服用を中止して下さい。

　＃４さんは、葛根湯中のカンゾウのことも注意していますが、カンゾウは１日量として４ｇ以内なら気にしないで服用して結構です。カンゾウが１日量４ｇを越えるとムクミを起すと言われています。ですが１日量４ｇ以内なら安心して結構です。

　カゼそのものはカゼ薬が治すわけでは有りません。身体そのものが治すのです。ではカゼ薬の働きは、身体がカゼ症状を退散させる時の邪魔しているものを退かすだけです。ですからゆっくりの休養とたっぷりの栄養がカゼを治すのに必要になります。ですから何よりゆっくり休養して下さい。

　お大事に！！

回答No.4

wind_of_sea

ドラッグストア勤務です。

基本的に問題はないです。
が、これは当たり前ですが、ほかの方がおっしゃっている様に『葛根湯配合の風邪薬』とは飲まないようには気をつけましょう。

ただ、厳密に言えば葛根湯の処方(カッコン、マオウ、タイソウ、シャクヤク、カンゾウ、ケイヒ、ショウキョウの７つ）のうちのカンゾウとマオウという生薬はその生薬を構成する成分の中に洋薬とかぶるものがありますので、風邪薬のほうのパッケージを見て同じ成分がないか見たほうがいいですね。
（まぁ市販薬は基本的に殆どのものが安全に安全を重ねた処方の物が多いですから用法さえ間違えなければまず平気ですが。。）

で、その成分名ですが、

カンゾウ＝グリチルリチン酸

マオウ＝エフェドリン

です。
ちなみにカンゾウ(グリチルリチン酸）は炎症を抑える成分として、マオウ(エフェドリン）は気管支拡張剤として配合されている成分です。
カンゾウの方は多少の過剰摂取でもひどい副作用が出ることはあまりないとおもいますが、エフェドリンは脳中枢に働きかける成分で、劇薬指定されているものです。市販の風邪薬と葛根湯程度でしたら、これも重篤な副作用はあまりないとは思いますが、気をつけてもらったほうがより安全ですね。
ちなみに、グリチルリチン酸はおもにグリチルリチン酸２カリウム、エフェドリンはメチルエフェドリン、塩酸メチルエフェドリン、などの形で配合されています。マオウに含まれるエフェドリンとメチルエフェドリンは全く同じものではありませんが、それでもエフェドリンはエフェドリンですので。。

ちなみに葛根湯は体温を上げるとゆうよりも、解熱作用のほうが大きいですね。ただ、この場合、熱を下げる＝体を冷やす、ということでもないと思うんで。。
まぁゾクゾクしたときに有効なことからわかるように体はあったまるとおもいますが。。
ので、葛根湯の作用を打ち消すことにはなりません。

回答No.3

simakawa

せめて，成分にダブリが無いかを確認しましょう．
洋薬でも葛根湯の入っているものがあります．
いずれにしてもかぜに効くのではなく，かぜの症状の緩和である事を理解して飲みましょう．
普通，7日～10日は治るまで掛かります．

のどが痛い場合はせめてうがいと手洗いをまめにしましょう．

回答No.2

Pesuko

問題はないかもしれませんが
葛根湯＝体温を上げてウイルス退治
汎用風邪薬＝解熱剤が主要

なので、葛根湯の意味がなくなると思いますよ。

回答No.1

myeyesonly

こんにちは。
普通は平気ですが、売薬の風邪薬には、既に葛根湯と合剤になってる物もいくつかあります。
その点だけ注意すれば、それほどまずい組み合わせではないでしょう。