電気店勤務です。今こんな状態のファンヒーターの修理が山のようで、夜間徹夜で修理しています。
交換するのは気化器、オイルフィルターが主。
それより時間がかかるのは本体下部のオイルタンクの洗浄と、
燃焼フィルターの掃除と送風ファンの掃除と
点火プラグ周辺のスス。
スス発生の原因は、停止してから、すぐコンセントを抜いてしまうこと。
電源を切ってから15分から30分はコンセントを抜かないでください。
まだ燃焼しているからです。ここでブチ。と切ると、大量のススが発生して臭くなります。そのうち、気化器の口が詰まってオレンジ色の炎になって、不良燃焼をおこします。
後ろのファンガードのホコリはこまめに掃除してください。
燃焼フィルターの空気取り入れ口をふさがないでください。
不良灯油は使わないでください。
変色していたり、水が混じったものは、気化器を駄目にします。
昨年残ったような、タンク内の古い灯油は惜しげもなく廃棄してください。
また、ファンヒーター作動時に整髪スプレーや脱臭スプレー、加湿器といった霧状のものを空気中に放出するものを使用すると、気化器とセンサーが壊れます。気化器周辺の変色状態で大体の使用状況は把握できます。スプレー使用厳禁、と本体表示されているのは、火気危険というより、本体が必ず故障するから使わないでね、という表示です。
気化器の部品単価は大体5000円前後ですが、全部分解して各部掃除をする関係上、修理金額は大体1万円です。
洗浄のために新品良質の灯油も結構必要なこともご承知おきください。
ご参考になれば幸いです。