化学畳は段ボールを圧縮したインシュレーションボードや発泡スチロールをい草で包んでおり、ダニの繁殖場所がありません。
い草の下に潜ってもそれ以上は潜れず、室内の乾燥をまともに受けますし、エサを食べに、い草の表面に出れば、掃除機で除去されます。
しかし、潜る場所がないといっても、ダニが0匹になることはあり得ませんので、掃除は必要です。
畳のダニ対策としては、乾燥状態を維持する、例えば、畳の下に除湿剤を散布しておけばより効果的です。
また、ダニが畳の奥まで潜り込めないので燻煙式薬剤と針を畳に直接差し込む注入式薬剤も、通常の畳より効果が非常に高いのです(通常の畳は、内部までダニが潜ってしまう為、畳の内部に生息するダニまで駆除することは不可能)。
ただ、無理をして強力な殺虫剤を使用したり、大量に薬を用いると今度は人体への影響をおよぼしますので、あまりお勧めはできませんが。
殺虫剤使用の頻度を低め、掃除機をこまめにかけると随分と効果が高いと思います。
掃除機による、ダニの除去方法ですが、重曹を畳全体にばらまき、畳の目にそって丁寧に掃除機をかけます(1畳あたり30秒以上が目安です)。
その後、水をよくきった雑巾で表面をよくふき取ります。必ず、換気をし、表面をよく乾燥させてください。
重曹は薬局で売ってます。
更に、最近では灯油、高周波、マイクロ波を利用したダニ駆除方法もあります。
畳の専門業者では、灯油、高周波、マイクロ波を利用した加熱乾燥方法などを事前に行って出荷しているところもあります。
また、現在使用している畳でも高周波処理(大型の電子レンジと考えてください)も保健所などで行ってくれる自治体も一部あります(処理価格はまちまち)。
ただし、畳の種類によっては処理出来ないものもあるので、事前に確認したほうか良いでしょう。
この方法は内部にダニの死骸などが残りますが、ダニ刺されなどでお困りであれば有効な手段です。
また、畳の天日干しによるダニ駆除方法及びダニアレルゲン除去方法もご紹介しましょう。
畳の天日干しによってもダニを有効に退治することができます。
畳の天日干しはよく晴れた日に照り返しの強いコンクリートやタイルの上に寝かせて干し、畳の表裏を交互にして直接太陽光線を当てて加熱乾燥させます。十分に畳の面が乾燥したら、マスクなどをして表面を竹ざおやほうきでよく叩き、ホコリとともにダニを落とします。天日した後でもまだ畳の内部にダニや糞などが残っているので、常に掃除機をかけます(1畳あたり1分以上が目安です)。
その後、水をよくきった雑巾で表面をよくふき取ります。必ず、換気をし、表面をよく乾燥させてください。
但し、天日干しが最適だと考えられるのは、7月の梅雨明け1週間後くらいからで快晴で日差しが強く、湿度もすくない1~2mの風がある日が理想的です。
が、現在の生活環境では戸外で天日干しをすることが難しくなっています。その場合は、部屋の中で畳を持ち上げ、空き缶をかませて扇風機で風をあてる方法がよいでしょう。
その際はハウスダストが室内にこもるので、必ず窓を開けておこなってください。
昨今、ダニによるアトピーも非常に多く報告されています。
対策も上記のようにどんどん進んでおりますので、より良い方法をご選択され、子供さんが健康に育たれる環境を1日でも早く手に入れられることをお祈りいたします。
お礼
貴重なサイトをご紹介下さりありがとうございます。 今、会社のほうに電話してお見積もりしてもらってます。 値段的に合えば、この畳を使わせてもらいたいと思います。 アレルギーの先生からのご推薦もある畳のようで 会社の方のご説明では他にこのような畳は聞いたことがないと言われておりました。 ダニは1匹もみつからなかったという素晴らしい畳のようです。 本当にありがとうございました。