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耐震偽装問題と現在の建築検査制度

耐震偽装が問題問題となってますが、現在の建築の中間検査は建物が10階建であっても20階建てであっても階数に関係なく、中間検査として義務付けられている工程は、「基礎の配筋検査」、「2階床・梁の配筋検査」のせいぜい2回です。建物種別あるいは地域によっては、中間検査そのものが行われていない行政庁もあります。配筋検査1回若しくは2回では、配筋工事全体のせいぜい1割程度しか検査されません。したがって大半を占める検査対象範囲外で不正が行われても、一切発覚しません。そういった背景の中で、噂されている検査機関に対して、検査の段階でも不正を見逃していたと責めるのは行き過ぎでは? また大規模な建物になると、柱・梁の中に鉄筋が30本以上入ってます。その鉄筋を1,2本省いただけでも強度が3~5割落ちることがあります。図面及び現場で1,2本の鉄筋の不足を、見ただけでわかる人なんていないと思いますが、皆さんはどうお考えですか。(これは検査機関を正当化するものでは、決してございません。)

みんなの回答

  • ys528
  • ベストアンサー率52% (58/111)
回答No.3

建築構造屋です 通常、建物の品質管理には施工者が行なう「管理」と設計者又は監理者が行なう「監理」があり、この2つに加え役所などの第3者が行なう「検査」があります。 「管理」は施工者が日々の作業ごとに設計図とおりに作業が行なわれているかをチェックするもので、何をどうチェックしたか書類を残さなければなりません。 「監理」は設計者または監理者が一定期間毎(週一とか)に行なうもので、実際の配筋状況のチェックの他に、現場の「管理」がしっかり行なわれているか書類を検査するなどします。この場合も書類を検査したことを書類に残さなければなりません。 役所の検査は、当該工事において「監理」や「管理」が適切に行なわれているかを検査するのがメインで、管理していることを示す書類が不足していたり、監理者が管理書類をチェックしていなかったりなどがあると、最悪の場合、工事が止まったり、完了検査済書がおりなくて、建物を施主に引き渡せなくなることがあります。 つまり、役所の検査は、監理者や管理者がちゃんと監理や管理を行なっているかどうかを検査するのが主眼ですので、1、2回の検査でも十分なのです。 また、図面をみて分かるかどうか、ですが、30本ある鉄筋を1,2本間引いたところでコスト的にはほとんどメリットがありません。 今回のケースでは地震力を半減させているので、おそらく鉄筋量が2~3割落ちていると思われます。 この場合、慣れた人が図面をみればおかしい事に気づきますが、一番顕著に表れるのは、鉄筋の歩掛りです。 鉄筋歩掛りとは、建物に使用する鉄筋の全総重量を、延べ床面積で割ったもので、中高層RC造住宅の場合は概ね80kg/m2前後になるはずです。この値が2~3割変わるということはまずありえません。 なので、今回の場合では、少なくとも施工者はヤバイ建物であるということは気づいていたはずです。工事金額を出す時に歩掛りを算出しますので。まともな業者ならば工事を断るなどしているはずです。

  • nrb
  • ベストアンサー率31% (2227/7020)
回答No.2

昨日TVで図面見せてましたが ・やけにはコンリートの中の鉄筋が少ないです  私がパット見ても以上に少ない  他の建物なんかもっと量が多い    (内外2重になって無い)   パット見れば変だな・・・って 建築士なら判る様なレベルです 検査機関に対して、検査の段階でも不正を見逃していたと責めるのは行き過ぎでは?  では無く 法律に定められた行為をやって無いので問題なんです  ・省略できるのは国土交通省のソフト用いて設計して証明書が交付されている時だけ  でも良く考えて下さい    今回発覚したのは  だれか判る人はいたからです  (その人がパット見ておかしそうだから、チェックしたら発見したのです)  ここの検査機関は審査が早いことで有名だそうです  検査機関もちゃんと検査しないで  犯罪者だと思いますよ       

noname#40123
noname#40123
回答No.1

単純に計算図面を騙して、それで通して、それを見抜けなかったという検査会社の問題がありますけれど。 最初の頃のニュースの説明では、図面の番号の部分をよく見るとわかったそうです。 簡単に言うと、行程を複雑にしすぎて、単純な部分でごまかしが出来たと言うことなのでしょうね。 検査会社というのは、その実行した検査に対して必要十分な責任を負うべきでしょう。 それでなければ、検査する意味がないですから。 また、怖い言葉ですが「馴れ」というのも出たと思いますよ。 僕は以前の会社でとある製品の検査業務の部署にいたのでわかりますが、どうしても手抜きをしたくはなります。 また、上の方からそのようにするように言われたこともあります。 検査会社を責める云々というよりも、なぜ書類審査に掛からずに書類が通って建設されたと言うことを考えるべきでしょう。 その会社の検査業務は正しくされていたのか、疑問です。