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株価を上げることの会社側の直接のメリットについて
現在株を猛勉強中の大学4回生です。よろしくお願いします。 ある会社をA社とします。 A社の株を買っている人はA社の株価があがることによってキャピタルゲインを得ることができますよね? しかし、A社側はもらったお金を事業に使えることがメリットと考えてよろしいですか? なぜこのような質問をしたかといいますと、資本金の増資というのがありますよね? 正しいかどうかわかりませんが、増資というのが株主の持ち株比率に影響を与えるとききました。 すると、資本金が事業に使えるお金?となります。 となると、株価と資本金の関係がよくわからないのです。 伝わりにくいかと思いますが、そのへんのことを教えていただきたいと思います。 つたない文ですいません。よろしくお願いします。
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#2です。 >株価が上がることが直接収入にならないのは理解できましたが、最近配当を多く出す傾向がありますよね? >これは、上記のメリットと比較した場合、それでもメリットがあるのでしょうか? 確かに多額の配当を出して株価を吊り上げる、というのは、デメリットがありますね。 ではなぜ今、配当を増やす企業が多いか、ということですが、そもそも日本の企業の配当性向は諸外国に比べ 少ない、と言われてきました。 ところが、最近になってスティールパートナーズなどの外資系ファンドや村上ファンドのように、一定の株を 保有し、経営に対し増配要求するなどモノを言う株主が増えてきました。これらに対する危機感から各企業 は、我も我もと積極的に増配し株価を上げる努力を余儀なくされた、ということのなのです。 裏返して言えば、配当余力があるのに配当を据え置き、低位株になってしまうと、モノをいう株主に狙われる という恐怖感があるのです。 こう言ってしまうと、会社が善でファンドが悪、という構図に見えますが、上場している会社はメリットを 享受しながら、株主を重視してこなかった(株価が下がっても責任を取らなかった)ツケが回っているので あり、個人的にはどっちもどっち、という感じです。
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- gonta-pq
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私も詳しくはないのですが。 基本的に資本金と株とは別のものです。 資本金は簡単な言い方をすると その会社が持ってる、現金の事です。 ですので、当然、株式を発行していない会社にも、資本金はあります。 株と資本金とが同じ様に思えているのでしょうが 例えば、極端な例で、株を発行し100%自社で所有している場合には、紙くずとあまり変わりません。 その株が、全部売れれば、それが資本金(現金)となります。 で、資本金と株が、同じようなイメージを持たれるところなんでしょうが・・ 増資は資本金を増やすことを意味します。 よって、利益が出た場合、その現金を、資本金に回し、増資することもあります。 必ずしも、新株を発行、売却して、お金を集まる方法だけではありません。 一部、まちがっているかも知れません wwご了承
お礼
極端な例でよくわかりました。 私が来春入社する会社は、社長一族で全て所有しており、上場もしてないため、紙と一緒なのでしょうね。 ありがとうございました。またよろしくお願いいたします。
書くのが遅くて下の皆様の回答とだぶりますがご容赦願います >しかし、A社側はもらったお金を事業に使えることがメリットと考えてよろしいですか? 株式は資金調達として行いますが、発行した株価はあくまで額面です。 50円の株式には、50円の額面の1割とかの配当がつくわけです。 一方、投資家は株を買っても、流通しないと資金を寝かすことになります。 そこで株式市場で転売しキャッシュに戻すという行為が必要になります。 本来、投資家が株を買うのは配当を得るのが目的ですが、流通段階で、価格が変動する ことで転売益も狙えるという話なのです。 >資本金が事業に使えるお金?となります。 資本金には自己資本と他人資本(発行済み株式など)があります。 会社が資本金だけで事業をやっていたらすぐに資金が不足します。 そのために間接金融といって金融機関から金を借りたり、社債など 発行して市場から直接資金調達をします。 >となると、株価と資本金の関係がよくわからないのです。 株価は、発行株式の時価です。資本金は、自己資本を除き、他人資本のうち 株式発行で調達した資金はすべて額面の株価ということになります。 株式上場というのは、会社の業績をベースに、自社に出資している株主の 持ち株を市場に公開して売り出すということです。 資本金が1億円の会社を5人が2千万円づつ出資していたら、一口5万円の 株式を4000株づつ出資していたことになります。 それが上場して20万円の価格がつけば、会社が儲かるのではなく株主が 儲かるということです。会社の資本金はあいかわらず1億円のままです。
お礼
ご回答ありがとうございます。 疑問を解決できました。 株価が上がることが直接収入にならないのは理解できました。 ありがとうございました。またよろしくおねがいたします。
- nikuudon
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A社が株式を10000株発行しており、発行の単価が1株1万円としますと、総額で1億円になります。 そうすると、A社の資本(資本金+資本準備金)は、1億円ということになります(発行価格)。 これはA社に入ってくるお金ですので、A社が使うことが出来るお金です。 このA社の株が値上がりし、1株20000円までに上昇したとします(流通価格)。 この差額は、会社に入ってくるお金ではなく、株主の資産価値が上がるだけですので、この値上がり自体 は、会社にとって資金的な直接影響はありません。 ただ、株が値上がりすることによって、以下のメリットがあります。 (1)株が値上がり→株主が喜ぶ→現経営を支持する→経営が安定する (2)株が値上がり→時価総額が上昇する→敵対的株主に狙われにくくなる (3)株が値上がり→一般的評価が上がる→商取引や人材登用など色んな面で有利になる (4)株が値上がり→増資をする際の単価が上がる→同じ株数を増資しても、集まる資金が増える または、少ない株数で資金を集めることが出来るので、株主比率に与える影響が少なくて済む
お礼
ご回答ありがとうございます。 疑問を解決できました。 村上ファンドが、配当を増やして株価をあげろといっていることは、会社にとってメリットなのか?とかを考えて疑問に感じましたが、nikuudonさんの分かりやすい説明によって、株価が上昇することによるメリットを理解できました。 株価が上がることが直接収入にならないのは理解できましたが、最近配当を多く出す傾向がありますよね? これは、上記のメリットと比較した場合、それでもメリットがあるのでしょうか?
- kochory
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一つ勘違いをされているようですが、ふつう誰かがA社の株を買う場合、 その人はA社から直接買うのではなく、もともとA社の株を持っていた他の人から買うのです。 ですからA社にはその売買による利益は入りません。 A社が直接株を売るのは、自分で自分の会社の株を持っていた場合に それを売るときか、もしくは、増資によって株券を増やすときに限られます。 ただ、後者の場合「売る」というのは語弊があるかもしれません。 正確には、A社に資本を提供した証書として株券を渡すということです。 会社が株によって得るお金というのは、(自社株を買わないのであれば) このように最初に株券を発行したときに得られる資本だけです。 その後株価が上昇しても、会社には直接のメリットはありません。 間接的には、株価を高めることによって株の買占めによる 会社の乗っ取りを防げるということ、また、株価はその会社の 人気のバロメータですから、株価が上げることによってその会社の ステータスを高めることができるというのがメリットでしょうか。 信用を高めることで融資も受けやすくなるし、増資もしやすくなります。
お礼
ご回答ありがとうございます。 疑問を解決できました。
お礼
再度ご回答ありがとうございます。配当を上げることと、株の買う側の関係がよくわかりました。 逆に言えば、低位株は、ファンドなどの前にしこんでおけば、上がる確率は高くなってきているともとれそうですね。勉強になります。 最近は企業の変化が起こっているので、私もついていかなくてはと思ってがんばってます。 nikuudonさんに弟子入りしたいくらいです。 また履歴から拝見いたしましたところ、銀行マンなのですね。 大変だと思いますが、仕事がんばってください。