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2001年宇宙の旅・・意味分かりますか?
こんばんは。2001年宇宙の旅を観ました。キューブリック作品ということで、難解な気はしましたが、結論として皆さんはどのような内容だったと思いますか?四角い物体は何を表しているのでしょうか?人類の輪廻のようなものを感じましたがどなたでも結構です。四角い物体だけではなく、映画全体として「こんな意味合いだったのでは?」と言うものをお教え下さい。よろしくお願いします。
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ご質問に対する直接的な回答でなく申し訳ありませんが 私もANo.4さんと同じ考えです。 余談ではありますが、あの作品の編集の初期段階では もっとストーリーが分かりやすい構成だったが 徐々に説明的なシーンを省いて抽象的に編集し直していったそうです。 「2001年宇宙の旅」の原題は「2001: A Space Odyssey」です。 Odysseyは日本語で<叙事詩>の意です。 作者の思いや感情を表す<抒情詩>なら 四角い物体(モノリス)にも作者の意図が込められている筈ですが 叙事詩は神話に代表される形式で 事件や出来事をありのままに表したものです。 作者はモノリスが出現したという出来事を描いただけで その意味を問うのは、神話において「神は何を表しているのか?」と 問うようなものです。 (キリスト教圏において)神は唯一絶対人格として、まず存在するのであって 我々はそれを信じるか信じないかだけで、質問や解釈は許されません。 もちろん「2001年」はフィクションです。 物語の解釈論も多々存在し、それを楽しむ人の価値観も分かります。 でも、私の考えとして「2001年」の物語の解釈に関心が向ってしまうと 叙事に対する感度を損なうと思います。 是非とも頭を真っ白にして、出来るだけ大きな画面で 映像と音に身体を委ねてみてください。 その方が、あの抽象的な構成の体感的な心地よさを楽しめると思います。
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- penguin929
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回答の代わりに公開当時のキューブリック監督のメッセージを覚え書きします。 「この映画を見て『理解した』という人がいたらその人は嘘つきだ。なぜなら私にも理解できていないのだから」 というものです。 この映画は「判る」映画じゃなく、「感じる」映画だと思います。 ずいぶん後に同じ原作者の続編「2010年」という作品で「2001年」にすごく陳腐な解釈をしていましたが、原作はともかくキューブリックの「2001年」とは無関係だと思ってください。全くの別物です。 「HAL9000」が欠陥品だったなんてお話、「馬鹿にするな!」です。
お礼
ありがとうございました。お礼の返事が遅くなり申し訳ありません。北野武監督も「俺の映画なんて誰が観たってわかりゃしないんだから」ってコメントありましたね。2010は友人にヤメといた方が・・って言われました(笑)。答えは求めていませんが、HALが欠陥品という解釈は僕の中にはありません。「感じる」・・。僕が一番苦手な分野かも??数回観てみます。
- ismael
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監督であるキューブリックが明確に意味を画面上に示していない以上この映画に意味を求めるのは果たして健康なことでしょうか? あなたが感じたことがこの映画の意味でしょう。 繰り返し観て感じが変われば意味も変わってくるでしょう。 作品に固定した意味を与えると映画体験が貧しくなると思います。 一つの解釈として下記サイトを紹介します。
お礼
ありがとうございました。お礼の返事が遅くなり申し訳ありません。「正解」を求めている・・・と言われればその通りかもしれません。こうして質問させて頂いているのですから・・・。数回観て自分なりの解釈を得ようとは思いますが、全く取り残されているのも何だかなぁって感じで・・。ご紹介頂いたサイトは、もう一回観てから参考にさせて頂きます。
>人類の輪廻のようなものを・・・ まさに正解だと思います。精子の形をしたディスカバリー号は着床をしに木星まで行ったのであり、宇宙船内の回転する重力発生装置内には棺おけのような冬眠装置があり、その中をランニングのため巡るというのは輪廻を連想させる外無いでしょう。 また「正解がない」というのも正解でキューブリックは「観た人が自由に考えれば良い」と言っていますので「冗長すぎて退屈」というのも正解であり、疑問をもたせ考えさせるのが作者の意図なのでしょう。 モノリスによって覚醒された人類の叡智、テクノロジーの極致であるHAL9000が、必然かあるいはコードを埋め込まれていたのか故郷(モノリスの集合体)へ帰ろうとしたロードムービーというように感じますし、HALが思考回路を切られるとき飛び出してくるメモリユニットの一つ一つがいわば知識のメモリであるモノリスを連想させます。 モノリスを何者が作ったかについてはキューブリックは言及せず、映画を見ても宇宙を人類だけが存在する空虚な場所と捉えているようです。この点ではアーサーCクラークが小説でクラークなりの回答を示していますのでご一読をお勧めします。
お礼
ありがとうございました。お礼の返事が遅くなり申し訳ありません。「正解」は無いと思いますが、何となく安心しました。結構映画は好きで観るのですが、時々不安になることがあって・・。あと2回くらいは観ようと思います。
- mmassaa
- ベストアンサー率33% (12/36)
僕も初めて観た時(中1くらいだったかな?)は、内容がサッパリ理解出来ず、ラスト近くで完全にオネム状態でした。 ただ、キューブリック作品というのは何故か引き込まれるものがあって、意味は分からないけど何度も観たくなる映画でした。 もう5~6回は観てると思いますが、そうして行き着いた僕の結論も、No1さんが書かれていることと大体同じです。 「モノリス」によって、道具を使うことを覚えた人類は、その後長い時間をかけて月に降り立つまでに進化した。 月面で人類を待っていた「モノリス」は、人類を更なる進化へと導くために木星まで旅をさせた。 ついに木星へとたどり着いた人類(ボーマン)は、現在の人類が想像もつかない存在へと進化を遂げた・・・。みたいな感じでしょうか。 ちなみに高校時代、この映画があまりにも理解不能であるために、続編という位置づけの「2010」という映画を観たのですが・・・・観なければ良かったと激しく後悔しました(笑
お礼
ありがとうございました。お礼の返事が遅くなり申し訳ありません。他の方もおっしゃるように「答え」はないと思いますが、やはり取り残された様なキモチになりまして・・。友人にも2010はヤメた方が・・って言われました(笑)
- wulong
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「モノリス」は人類以外が作った人類の進化を促す装置です。 映画の冒頭で類人猿から人への進化を行わせます。 そして、木星の軌道上でボーマン船長が人類から更に進化をするわけです。 原作も名作です。そちらも読まれるようお勧めします。 (厳密には原作ではないです。いろいろ細かな設定が違います。ディスかバリーの目的地も木星ではありません。) SF作品の金字塔です。ぜひ続編や小説も含めて楽しんでください。
お礼
ありがとうございました。お礼の返事が遅くなり申し訳ありません。映画って案外、予算とか監督の思い入れとか、原作と少しずつ違ってくる事多いようですからね・・。早速図書館に行ってきました。
お礼
ありがとうございました。お礼の返事が遅くなり申し訳ありません。ご回答頂いた内容に関しては十分理解致しました。どちらかと言うと私自身「抽象的」な物事が余り好きではない方なのかもしれません。ポテチなんか食べるのヤメて(笑)じっくり再度観ます。