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雪山で遭難したとき人肌で~といいますが
このカテゴリーでよかったのかはちょっと解りませんがふと疑問になったので質問します。 雪山で遭難したとき人肌で~という話はさんざんマンガなどで使われるネタですがこれは事実なのでしょうか。 低体温症の遭難者を救助する目的で人肌で暖める、というのなら分かりますが、よくある雪山で遭難した二人が裸で抱き合った方が生存率が上がるというネタの真偽が知りたいです。 熱を奪われる表面積を減らすという意味でその状態の方が合理的なのは分かりますが一度脱衣するために奪われる熱や二人(以上)を完全に包む袋状のものがなければ、脱いだ服が防寒の役目を果たさなくなるだけで逆効果かと思うのです。 別段雪山いきませんし、どうでもいい質問なんですが説明できる方よろしくおねがいします。
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どうなんでしょうねぇ? 昔ならともかく、最近「実際にやっている」なんて事例はあまり聞いたことがないですが。 科学的なことは文部省の「高みへのステップ 登山と技術」という分厚いハウツー本に体系的に納められていますので、暇があったら読んで報告します。 以下は私が知る限りの知識ですが; 1)濡れた衣服を脱がすのは、合理的(濡れている限り気化熱で体温が奪われるため)。ただし、ずっと裸でいるわけはなく、乾いた衣類に着替えるべき。もっとも、着替えたばかりの衣類は温まっていない(繊維内の空気が外気温と同じ)であるため、しばらくは寒い。 2)低体温症では、体幹から暖めるのが基本(四肢から暖めると、冷えた血液が内臓に入ってショックをおこす。四肢のマッサージも厳禁) 3)凍傷の応急処置としては40度程度(結構この温度も厳密だそうで)のお湯に幹部を浸すことは知られている。 ということで、現実的には1)のように速攻で下着まで着替えさせて、服が温まるまで服を着たまま(あるいは腹だけ衣類を剥いて)同行者が抱き合うあるいは同じシュラフに入って’衣類を’暖めるというのは、有り得そうですね。 裸で抱き合うというのは、着替えまで全てずぶ濡れになるような旧世代の装備の時代の事例ではないでしょうか? 当然二人を包む布一枚くらいないと、肌が合っていない背中は寒い一方でしょう。 蛇足ながら以前真夏の沢登りで、私の同行者は滝つぼで泳いでいるうち低体温症になり、おぼれかけました。そのときは日向に引き上げて衣類を全部着替えさせて寝袋にいれて暖めました。それでも回復するのに子一時間ほどの日向ぼっこが必要でした。 ・
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- santana-3
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質問者さんの言う通りです。漫画のネタでガセですね。(まったくのガセとは言えないですが) 「人肌で暖める」はあくまで暖める人が平常状態の場合で近くに暖房設備が無い場合です。 二人で遭難して「暖める」なんてことは困難ですから、服を脱いだら凍死してしまいます。 しかし濡れた衣服は裸以上に熱を奪いますから、まず濡れた衣服を脱ぐ~乾いた服を着る~寝袋があれば中に入る(この時二人で入れれば温まりやすい) これは冬山に限らず、夏山でも雨に濡れると疲労凍死の危険性があります。 とにかく乾いた衣服(肌着が重要)に着替えて体温を奪われない事が第一で、人肌は暖房が無い場合の最終手段です。
お礼
回答ありがとうございます。 やっぱりガセでしょうか。 片方が平常状態で~や濡れた~といった知識はあったのですが、ネタになるような「複数の(平常状態の)遭難者が裸で抱き合った方が生存率が上がる」というテクニックの有無が知りたかったのです。ガセぽいですね(笑)
お礼
回答ありがとうございます。 昔でも実際にやっていた、またはそういうテクニックがあるというのなら信憑性もあったのですが・・・ 色々ためになる知識もありがとうございます。 同行者様も無事でなによりです。