海外での評価に対して、国内での評価は確かに今ひとつなのかもしれませんね。
でも新聞やTVではよく取り上げていますよね。それに映画評論家の故淀川さんや白井佳夫氏など玄人筋にはしっかり評価されています。
日本にも映画賞はたくさんありますが、新聞社によるものや映画業界人によるもの、映画雑誌によるものなど、海外の歴史ある「映画賞」と比べると、どこか趣向が違います。
N新聞の賞を獲っても、N新聞以外は大きく報道しませんし、業界人のものも雑誌のものも、それほど大きく取り上げられることもありません。
グローバル性がないというのか、かなり偏った感があるので、「まったく評価されていない」というように感じてしまうのではないでしょうか?
海外で受け入れられているのは、欧州の観客は宗教観とか、省略することによるイメージの喚起とか、日本人とは違った側面で、映画を受け入れているのだと思います。
日本では映画は世間一般にはただの娯楽ですが、欧州では普通に文化になっています。その辺りの違いもあるのだと思います。