ビタミン剤を長期に服用しても効果がなくならないように、栄養ドリンクに入っているビタミンB群やタウリン、カフェインなどの効果がなくなることもありません(人によっては分解酵素などが増えて効き目が弱まる可能性はあります)。
ただ、ポイントになるのはそれらの成分が高濃度で入っているということです。
こうした栄養素は体を動かすのには必須であり、きちんと摂ることで肝臓や腎臓などが積極的に働くようになります。
ですので、二日酔いや一時的な体調不良の改善、スポーツ後の疲労回復などには非常に効果的です。
とはいえ、連続して服用すれば体が休む暇がありません。
全力で走らされ、疲れて一休みしようとすると栄養剤というムチが打たれて、また走らされるわけですから、そうすると当然前より疲労した状態になります。
そうするとなまじなことでは体は動かなくなります。こうなるともっとたくさん飲む、あるいはもっと強いドリンクを飲まないと体が動かなくなるという悪循環に陥ります。
バランスのとれた通常の食事を摂った上で飲むならば、毎日でもさしたる問題はないのですが、食欲がない、あるいは空腹状態で栄養ドリンクを飲むことで満足して、まともに食事を摂らないケースも多々あります。
こうなると、成分が一気に吸収されて負担が増しますし、栄養ドリンクに含まれる糖分で空腹感が満たされてしまい、本来摂るべき栄養が不足したり、バランスが偏りますから疲労に追い討ちがかかります。
あくまで栄養補給の基本はバランスの取れた食事からにして、休日は栄養ドリンクを飲まないようにするなどの工夫が必要です。
もちろん元々の肝臓の状態やその人の体質によって、内蔵の機能が低下する人もいるし、しない人もいますから一概には言えませんが、できれば定期的な健康診断を受けて、内臓に異常がないかをチェックしたほうがいいでしょう。
なんでも摂りすぎは体に害を及ぼします。疲れてもいないのに飲む、あるいはその逆で疲労回復を栄養ドリンクにばかり頼る、といった使い方は避けるべきです。
逆に適量を守って使うなら良い影響を与えますから、ほどほどに使うようにアドバイスしてあげてください。
お礼
長文で詳しく、分かりやすく回答して頂き、本当にありがとうございました。 やはり何事も適量に限りますね。 友人のためにも、しっかり教えてやろうと思います!